昨今、日本と近隣諸国との間で領土問題や歴史認識問題が熱を帯びる状況にあります。こうした状況の根底には、日本がこれまで敗戦の事実から目をそらして対米従属を際限なく続け、さらに、対米従属の深みにはまり続けることで敗戦の事実から目をそらし続けることができるという構造があります。こうした「戦後」の日本を取り巻く状況を白井聡氏は「永続革命」と呼びます。白井氏からは近著『永続敗戦論─戦後日本の核心』(太田出版、2013年)にもとづき、現代の日本において歴史認識や歴史的感覚を問い直し、刷新することにはどのような意義があるのかをお話しいただき、東アジアにおける「永続革命論」の持つ意味についても討議を行います。
●講師 : 白井聡氏(文化学園大学)
●日時 : 7月19日(金)18:15~19:75
●会場 : 早稲田大学26号館(大隈タワー)地下1F・多目的講義室
●申し込み等 :入場無料 (当日直接会場にお越し下さい)
●問い合わせ :早稲田大学アジア研究機構事務所
TEL: 03-3202-2537(内線79-2261)
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