モイシェ・ポストン著『時間・労働・支配──マルクス理論の新地平』(白井聡/野尻英一監訳・筑摩書房・8月刊行)の出版を記念して、ポストン教授の来日シンポジウムが東京と京都で開催されます。
「マルクスの思い描いた
人類の未来とは、
どんなものだろうか。
そして未来は、
21世紀の私たちにとって、
今でも
意味のある
ものなのだろうか」
〈東京〉 8月5日(日) 13:00~ 於:早稲田大学 27号館 小野記念講堂(早稲田キャンパス)
パネリスト:大澤真幸、的場昭弘、白井聡 司会:斉藤純一
〈京都〉 8月8日(水) 14:00~ 於:京都大学 人間・環境学研究科棟 地下大講義室(吉田南キャンパス)
パネリスト:植村邦彦、大黒弘慈、田畑稔、ヴィレン・ムーティ 司会:梅森直之
*入場はいずれも無料
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モイシェ・ポストン (Moishe Postone)
1942年生まれ。シカゴ大学トーマス・E・ドネリー講座教授(近現代史)。大学院ドイツ研究コース、およびカレッジ(学部)の 社会科学部門で教鞭を執る。ラディカルな〈社会理論〉を発信し、米国およびヨーロッパ各国で注目を集める。生化学修士号、歴史学修士号をシカゴ大学にて取得。Ph.D(政治学・社会学)をドイツのフランクフルト大学にて取得(1983年)。本書『時間・労働・支配』はドイツ語、フランス語、スペイン語にも訳されている。本書の他に、マルクス、批判理論、反ユダヤ主義や急進的政治思想についての著述が多数ある。
編著書に、 Bourdieu: Critical Perspectives (University of Chicago Press 1993) , Catastrophe and Meaning: The Holocaust and the Twentieth Century (University of Chicago Press 2003) , Perspectives On The Global Crisis (Duke University Press 2012) などがある。