「令和の農民一揆」
友人、知人のみなさん
山形の百姓・菅野芳秀です。
みなさまに知っておいていただきたいこと、できればご協力いただきたいことがあります。
この国の食と農の現状は深刻です。
自国の政府によって、日本農業が潰されようとしている。
特に稲作農業が壊滅状態に追い込まれています。
それを受けて「令和の農民一揆」を準備しています。
国会では日本の最低賃金を1,050円にするかしないかをめぐって議論が行われたが、稲作の時給は2年続けて10円。
8時間働いても80円にしかならない(農水省)。
全国のコメ作りがそんな状態なのに、稲作農家の最低賃金について国会で議論されたという話は聞いたことがない。
水田農家は「国民」ではないらしい。
趣味でコメを作れ!不満ならばやめてしまえ!ということだろう。
洪水のように離農者が増えている。その列に途切れがない。
おそらく我々は未曽有の食料不足からくる、いのちの危機を前にしているのではないか。
そこで・・・全国各地の有志が集まり、「令和の農民一揆」を企て、農民だけでなく、消費者市民を含め、食と農といのちを守り、食料自給率を高め、農政の質的大転換を迫る運動を創り出して行こうとなった。
決行日は3月下旬。
第一波の決起の場所は×××
旧社会党系の全日農、共産党系の農民連や、生協、消費者団体、市民など、保守系政党、団体を含め、政党政派を超えた農と食の大連携を創り出したい。そしてこの「令和の百姓一揆」を発火点として、全国各地での連続したシンポジュームを重ねながら、 大きな農政の転換を実現しようとする。
農と食の問題はいのちの問題。これは政治的対決軸では解決しない。
私はこの16日に上京してある団体の関係者と会う事になっていて、具体的な「一揆」への参加を呼びかけ、布陣作りに入る。
市民も農民もそして勤労者も、切なく、苦しい。今は、日本農業の存亡の危機。これが最後の機会になるかもしれない。
言い忘れたが、事のいきさつ上、「令和の百姓一揆」の代表者になってしまった。
これからの経過を折に触れお知らせしたい。
期日は追ってお知らせする。
友人、知人諸氏には、引き続き、お力をお貸しいただきたい。
菅野芳秀 <narube-tane@silk.ocn.ne.jp>
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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