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オンライン被ばく学習会
津田敏秀さん連続講座 その2
100mSv「しきい値」の創造
2月6日(木) 午後7時~10時
講演:津田敏秀さん(岡山大学名誉教授)
参加費無料
主催:放射線被ばくを学習する会
共催:富山大学科学コミュニケーション研究室
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申込み:https://forms.gle/ybGKw1pf1vJjuMnU6
前回の学習会で、10ミリシーベルト(mSv)台の被ばくにより、胎児のがん、白血病が増えることについて、遅くとも1970年代には研究者も社会も合意に達していたこと、世界各国の放射線防護の基本であるLNT(直線しきい値なし)の解説がありました。”これ以下の線量では悪影響は出ない“ という「しきい値」を好む国際原子力業界にとっては、不都合なことでした。また業界が重視していて「100mSv以下の被ばくでは統計的に有意ながんの増加はない」とされていた広島・長崎の被ばく者調査(LSS)でもがんの増加が引き続き起こり続けていました。
津田敏秀さん連続講座第2回では、「しきい値・100mSv」がどのようにして創造されてきたかを説明していただきます。被ばく影響研究の中心とされてきたLSS(原爆被爆者の健康調査)研究から、いかにして「しきい値」の創造がなされたのか。まるで手品のようです。原爆被ばく者のデータを使って被ばく量の増加につながる「しきい値」を創造し、日本学術会議会長は福島原発事故の直後「10 万人規模の疫学調査(LSSのこと)によっては確認できない程小さなもの」と、創造の結果を示しました。皮肉で残酷さすら感じる発言でした。
オンライン被ばく学習会にぜひご参加ください。
申込み:https://forms.gle/ybGKw1pf1vJjuMnU6
放射線被ばくを学習する会