「労働」に関する映画の上映活動をしているNPO法人働く文化ネットは、第106回労働映画鑑賞会で『人生、いろどり』(2012年)を上映する予定だったが、都合により、以下の作品に変更する。
◆開催日: 6月12日(木)18:00~(17:45開場)
◆会場:連合会館2階 203会議室(東京都千代田区神田駿河台3丁目、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B3出口徒歩0分)
◆テーマ: 物流末端ラストマイルの過酷な現実
◆上映作品:『家族を想うとき』(2019年、イギリス・フランス・ベルギー合作映画、100分)
◆作品紹介:
「わたしは、ダニエル・ブレイク」のケン・ローチ監督が引退宣言を撤回し、時代の波に翻弄される家族の絆を描いた人間ドラマ。マイホームを建てるため父はフランチャイズの宅配ドライバーになるが、過酷な労働条件に振り回され、家族との時間を奪われていく。労働時間を定めずに締結される労働契約、いわゆるゼロ時間契約について取り上げている。第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。イギリス・ニューカッスルに住むリッキー(クリス・ヒッチェン)とアビー(デビー・ハニーウッド)夫妻の一家。マイホーム購入の夢を叶えるためにリッキーはフランチャイズの宅配ドライバーとして独立し、アビーはパートタイムで介護福祉士の仕事をしている。個人事業主とは名ばかりで、理不尽なシステムによる過酷な労働条件に振り回されながらも働き続けるリッキー。一方アビーも時間外まで一日中働いている。家族のために身を粉にして働くリッキーを、アビーや子供たちは少しでも支えようとし、互いを思いやり懸命に生きる家族4人。しかし仕事により家族との時間が奪われていき、高校生の長男セブ(リス・ストーン)と小学生の娘ライザ・ジェーン(ケイティ・プロクター)は寂しさを募らせていった。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれる……
◆参加費: 無料(事前申込み不要。だれでも参加できます)
◆問い合わせ:03-3251-2022
(岩)