東京アート・ミュージアムは、高山夏希による個展「まだかたちのない景相体」を開催いたします。高山は、これまで、アクリル
絵具を流れる粒子のように物質的な状態として扱い、積層して彫刻刀やカッターの刃などを用いて削り出すなど、平面を主な媒体
とした作品を発表してきました。その触覚的/彫刻的ともいえる手法を用い、時代の中で薄れつつある事物への実感の再考から、
人・動物・モノ・環境などが一体性を持った世界観を提示してきました。今展では、平面作品や彫刻作品を含むインスタレーション
によって、里山のような機能や目的にしばられない<居場所>としてひろがる展示空間をつくります。安藤忠雄による建築空間の
なかで、視覚的な鑑賞経験のみならず、そこに居つづけることを全身で感じ取ることができる展覧会を目指します。周囲の多様な
ものごとと再接続することの意義を問いかける高山夏希の作品をこの機会にご高覧いただけたら幸いです。
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会 期:2025年10月4日(土) ー12月14日(日)
開館時間:11時~18時30分(入館18時まで)
開 館 日:木・金・土・日曜日
休 館 日:月・火・水曜日
入 場 料:一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会 場:東京アートミュージアム
主 催:東京アートミュージアム
企 画:一般財団法人プラザ財団
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略歴:
高山夏希 / Natsuki Takayama
1990 年 東京生まれ
2016 年 東京造形大学大学院 造形研究科 美術専攻領域 修了
個展
2023年に「推力の鳴く弧の此方」(WALL_shinjuku(ルミネ新宿)/東京)、「⻘い火」(EUKARYOTE/東京)、「海の雀たち、霞を染める」
(藤崎百貨店/仙台)、「堆く、石走りて」(rin art association/群馬)、「気色の目- E y e s o f K E S H I K I 」(奈義町現代美術館/岡山)、
2022年に「b l a c k v i e w」( I D É E T O K Y O / 東京)、「空を泳ぐ鳥は火を灯す」( NADiff a/p/a/r/t /東京)、
2019年にDESIGNART TOKYO 2019「Mnēmosynē」( Brooks Brothers 青山本店/東京) など
グループ展
2024年に「MEET YOUR ART FESTIVAL 2024「NEW ERA」」(T-LOTUS M/東京)、2021年に「WHAT CAFE x DELTA exhibition ‘EXPANSION’ 」
( WHAT CAFE /東京)、房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス2 0 2 0 +「 c o n j u n c t i o n -名詞から接続詞へ-」(白鳥保育所/千葉)、
「偶然の地層の上で」howra(淺井裕介+高山夏希) (EUKARYOTE /東京)、2020年に「VOCA展 2020 現代美術の野望 -新しい平面の作家たち-」
(上野の森美術館/東京)、2019 年「群馬青年ビエンナーレ 2019」 (群馬県立近代美術館/群馬)など


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