経産省前脱原発テント座り込み日誌8月14日版

経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年8月14日は、座り込み5,087日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
(注)2025年8月からは、土・日・休日の座り込みを、休みにしました。

広島・長崎・福島を忘れず、核兵器を廃絶し核発電をやめよう 8月8日(金)(Km)
17時に脱原発、再稼動反対、運転延長反対、ガザ虐殺やめろ、殺すな…コールで経産省抗議行動開始。
Is弁護士(テント弁護団):座り込み闘争の大事な時期。重慶爆撃裁判・731部隊の細菌戦被害者の人たちとが沖縄の市民運動と連帯、彫刻家金城実さんの作品も。核武装や原発新増設に反対していこう。毎日の座込みと毎週の抗議行動と一緒に頑張っていこう。
Ho:来週金曜日が敗戦記念日。核兵器・核使用をやめよう。憲法九条を何とか守ろう。排外主義をやめよう。原発を止めよう。
Ouさん:一雨降った。原爆忌で青田恵子さんの詩「おおよその幸せ」を詠む。<ミミズが土から這い出て来たよ、踏みつぶすかい、ミミズは土を耕してくれたんだよ、役割があったんだよ、人間はミミズに感謝しなくちゃ、感謝の気持ちは、人間をおおよそ幸せにしてくれるから。おおよそ、人間が幸せになることを考えていけば、おおよその物事が解決していくんだよ、…、例えば黒い雨裁判、線引きをして一定の人だけ認定する、…、すべての人を認定した方がよい。戦争で人間はおおよそ幸せになれない、けどウラン弾をたくさん作って撃ち込んで、大儲けしたヒトはおおよそ幸せと思ったかもしれない、でもそういう人はすでに人間じゃない、ミミズはそう呟いて、涙を流しながら、土を耕していたよ。>
被ばくして補償されない人が未だに居る。2世3世心配を抱えながら暮らしていらっしゃる。
Yoさん:ネタニヤフがガザを軍事攻撃して占領することを決めた。絶滅収容所をガザに造るのか。日本兵の加害、ベトナム戦争の殺戮、戦争のひどさを若い人に伝えたい。戦争を語りつがないといけない。広島県知事が「核武装をすることは抑止力にはならない」と良い話。
Km:ガザ問題では、国会「超党派人道外交議員連盟」で緊急集会があり、余りにひどいガザの状況報告がNGOからあったが、残念ながら、外務省担当の回答からは切迫感が感じられなかった。平和憲法があるのに。
Skさん:私たちはこの経産省に向かって原発を早くなくそうと14年間ずっと訴え続けています。原発を止めた裁判長井戸謙一さんと樋口英明さんの話を聞いた。原発を止めた裁判長は7人居るそう。住宅メーカーが4000ガルに耐えられる住まいを建てているのに、原発の基準地震動はせいぜい1000ガル。原発を止め、二度と被ばくの無い、そして核兵器を持って加害国にならないことが、この8月に生きている私たちの責任。
Km:樋口英明さんが、玄海原発のドローンに言及して、「原発は国防問題」と捉えるべと話された。
Osさん:毎日座り込みしている皆様、お疲れさまです。9日に開催される演劇「ほうせん花Ⅳ記憶と継承」を紹介。日頃、地味な活動を一生懸命やることがいざという時に力になる。がんばりましょう。
Myさん:原爆を二つ作る為に4兆5千億円かかるそうです。貯蔵庫も格納庫も必要です。私たちが今やるべきことは戦争の準備ではありません、戦争を回避するための努力です。「座り込め、ここへ」と「水に流すな」を歌う。
Hoさん:原発は原子爆弾につながる。プルトニウムを保存していくことが問題。
Km:原爆が戦争を終わらせた訳ではない。米軍は8月14日の大阪空爆など無駄に人殺しをした。
Ksさん:辺野古の工事が遅れていて日曜・休日まで工事。9月7日に「違法な工事を止めるため辺野古に行こう」集会を開催する。
Km:雑誌「季節」の夏・秋号が発行された。テントが開催した山本義隆さんの講演「核発電の根本問題核ナショナリズムがもたらしたもの」が収載されている。
コール<脱原発、再稼動反対、命を守れ、地球を守れ、NONUKES、NOWAR,NOBASE,…>

8月12日 (火)  (石上)
13時45分に着く。Ogさん、Edさん、Yaさん、座り込み中。Yaさんより「先回テント運営会議の議事録が着いていない」と指摘あり。この座り込み日誌も着かない可能性あり。Officeが私のメイルをスパムと判断したとのことで、先日は特に藤原さん宛て直接に送って着き、他の方々にはその後、試みて、着いたようだったのですが、結局、駄目だったようです。後で試みます。
14時過ぎ、相方のAsさん到着。14時30分ごろ、Ogさん、Edさん、Yaさん帰路に。その後は何の変化なく過ぎ、16時に退却。
 前の土曜日9日、三上智恵さんの講演「力を合わせ戦争をとめよう」(いたばし九条の会)を聞きに行った。「戦雲」を中心に話を聞いた。ここ近年の沖縄での自衛隊の拡大は現実であり、目を見張るほどにひどい。「戦争をする国つくり」の実態。辺野古新基地建設反対にかかわらず、進む大浦湾埋め立て。原発反対だけでなく、こちらも大事。

8月13日(水) (高木)
曇った日で、太陽がカンカン照りではなかった。風もあったので、うだるようではなかったが、湿度は高かった。財務省の前に報道陣がいた。なにかあるようだった。(その後の報道では、自殺した赤木さんの妻が求めた森友関係の関連分所の開示請求の、第3回目の開示がされる日だったようだ。1万8000ページ分開示)。
当番のIさんは凍らせたペットボトルをたくさん持ってきてくれた。それを飲んだり、首にあてたりした。Iさんと参政党の話をする。
お盆の休暇に入ったせいか、人通りはいつもより少ない感じだ。事務所で会議があったAさんとBさんが寄ってくれた。吉田弁護士が通りすがりに挨拶してくれた。
今日は20日間逮捕・勾留されていた野宿者さんが釈放されて(検察庁から?)テントの前を通かかり、結局、テントのところで、カップラーメンを食べたり缶ビールを飲んだりして雑談していった。野宿者の支援組織の「のじれん」を知っているかなどと聞いてきた。撤収するのを手伝ってくれた。彼をその場に残し、われわれは撤収した。

8月14日(木) (M.U)
Inさん、Yoさんと3人で設営。12:00 先々週に続きMiさんが参加。快晴だが、適度な風があり、割合、過ごしやすい。頭上を見上げると青空に2本飛行機雲が線を描いている。私が、みなさんを16日の「脱原発カフェ」にお誘いすると、InさんとYoさんが参加いただけることになった。私は日曜日に観た映画『未来への警鐘 原発を問う』の感想を話した。この映画は『プラトーン』などを撮ったオリバー・ストーン監督によるドキュメンタリーだ。映画はスリーマイル原発事故で多くのアメリカ人が動揺し、反原発運動が盛り上がる様子を映し出す。しかし、それを上回る危機が起きた、それが地球温暖化だという。氷河崩落の映像、洪水、山火事の場面を映し、地球温暖化がいかに深刻かを示す。そして、その地球温暖化を解決する切り札が、CO2を出さない原発だという。気候変動による気象災害は日に日に深刻化し、このままでは人類の存続が危うい。だから、今こそ原発推進を!それこそが人類が生き残る道だと訴える。この映画は製作者の意図とは裏腹に、CO2気候変動説が原発推進のためのプロパガンダだという本質を明らかにしている。さほど話題になっていないが、私はぜひ多くの人が観て、論議の素材にすべき映画だと思った。Yoさんは「じゃあ観てみよう」と言う。女性陣3人は、Yoさんが持参した楽譜を見ながら、夏にちなんだ歌の合唱を始めた。14:05 Taさん到着。15:00過ぎ、私たちに会釈をしながら通り過ぎた女性が、少し行ってから引き返して来て、カンパを入れてくださった。時間になりTaさんと2人で撤収し、5087日目の抗議を終えた。

=====投稿======
東電柏崎刈羽再稼動反対行動案内
    2025年8月15日 
再稼働阻止全国ネットワーク 木村雅英

 福島第一原発事故を起こした東京電力が柏崎刈羽原発の再稼動を目論み、いよいよ「地元合意」が注目されています。福島第一原発事故が全く収束せず、廃炉の目途も立たず、放射能汚染水の海洋放出中で、今も原子力緊急事態宣言下にあるにもかかわらず、賠償命令を受けて国から10兆円にも及ぶ支援を受けている東京電力が、新潟沖地震などで被災し能登半島地震の警告を受けている柏崎刈羽原発(核発電)の再稼動は絶対に許せません。
私たち再稼働阻止全国ネットワークは、以下の行動を実施中または実施予定です。
特に、3.11後14年半後の9月11日には、経産省前テントひろばと連携して、経産省前抗議集会、東京電力本店前抗議集会を開催します。
3.11事故をご記憶の皆さんのご協力を是非お願いします。

1 新潟県「地元同意」しないで!行動(2025年7月~9月)
7月6日に知事室宛提出を開始、皆さんも是非
〇行動名 東電柏崎刈羽再稼動阻止 新潟県「地元同意」しないで!行動
〇時期 2025年7月上旬~8月末まで
〇行動よびかけ 東京電力による柏崎刈羽原発の再稼動反対の声を新潟県知事に届ける 【宛先】新潟県庁 知事政策局 秘書課 総務係 花角新潟県知事 及び 県民の皆さま 【送付・送信先】 〇郵送 〒950-8570 新潟市中央区新光町4番地1 〇FAX Fax:025-280-5074 〇メール 問合せ窓口 https://www.pref.niigata.lg.jp/form/detail.php?sec_sec1=2&check 〇電話(参考) Tel:025-280-5006 代表 025-285-5511 〇問合せ info@saikadososhinet.sakura.ne.jp または kimuclamasa@yahoo.co.j(木村)

2 8.25【院内ヒアリング集会】東電柏崎刈羽原発の再稼動を問う
【院内ヒアリング集会】東電柏崎刈羽原発の再稼動を問う
・日時 2025年8月25日(月)午後(13時~17時)
・会場 参議院議員会館B107会議室
・進行案 1 事前学習会 (13時~14時)
経過、質問書説明
  2 ヒアリング (14時~16時)
 ヒアリング1 東京電力の経理的基礎と原発事業継続能力について
 ヒアリング2 長期評価に関する原発のリスク評価と再稼働判断の妥当性
 ヒアリング3 そのほかの地震評価の妥当性について
 ヒアリング4 再稼働と原子力災害時対応能力との関係
 ヒアリング5 東海第二原発への資金支援と政策的整合性
3 事後確認    (16時~16時半)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
紹介:福島みずほ議員事務所

3 9.11東電柏崎刈羽再稼動阻止行動

(1)9.11脱原発・経産省前大集会~東電柏崎刈羽再稼動阻止
・日時:9月11日(木)14時~16時
・場所:経産省本館前
・主催:経産省前テントひろば  テント開設14周年の日に福島・新潟・東京周辺から多数の方々が結集して脱原発を訴え、特に柏崎刈羽核発電装置の再稼働を許さない、事故を起こした東京電力に原発を動かす資格は無い、と訴える。
発言予定(依頼中、詳細未定)
    鎌田慧さん、古賀茂明さん
    武藤類子さん、小木曾茂子さん
    国会議員、山崎久隆さん
    音楽演奏:朴保さん
    テント弁護団、座込み者ほか
(2)9.11 東電本店前抗議行動~東電柏崎刈羽再稼動阻止~
・日時: 9月11日 (木) 17時~ 18時半
・場所:東京電力本店前
・主催:再稼働阻止全国ネットワーク
事故を起こした東京電力本店に集まり、抗議・申入れ書提出を行い、柏崎刈羽原発の再稼働断念を訴える。
発言予定(依頼中、詳細未定)
落合恵子さん、武藤類子さん、
小木曾茂子さん
音楽演奏:朴保さん
以上

=====添付資料======
・原発週報2025.8.6-8.12.docx 編集:漆原牧久
・脱原発カフェ案内.docx
・ニュース号外:911脱原発経産省前大集会

=====今後の集会・行動等==========
◆ 8月17日(日)青空川柳句会       12;00~
◆ 8月20日(水)原子力規制委員会前   12:00~13:00
8月22日(金)東海第2再稼動阻止裁判 東京高裁 14:00-  

◆ 8月22日(金)経産省前抗議集会    17:00~18:00
主催:経産省前テントひろば 経産省正門前
◎ 経産省前の座り込み行動は、月~木:12時~16時、金:13時~17時。
土・日・休日は、座り込みを休みます。ただし、青空川柳句会は、毎月1回、日曜日に実施します。
≪経産省前テントひろば≫ ℡ 070-6473-1947 〒105-0003 港区西新橋 1-21-8 新虎ビル  ◆ 8月22日(金)JKS47士月例祈禱会  14:30〜15:40
◆ 8月23日(土)東海第2再稼動阻止行動バスツアーJR平井駅北口集合  8:45
◆ 8月24日(日)東海第2再稼動阻止行動、新宿南口   17:30~18:30 

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye6003:250816〕