経産省前脱原発テント座り込み日誌9月4日版

いよいよ今週木曜に大集会です。
◇9・11脱原発・経産省前大集会~東電柏崎刈羽再稼動阻止~
日時:9月11日(木)14時~16時
場所:経産省本館前

・主催:経産省前テントひろば    
テント開設14周年の日に福島・新潟・東京周辺から多数の方々が結集して脱原発を訴え、特に柏崎刈羽核発電装置の再稼働を許さない、事故を起こした東京電力に原発を動かす資格は無い、と訴える。
・発言予定
 鎌田慧さん、古賀茂明さん
 武藤類子さん、小木曾茂子さん
 山崎久隆さん、国会議員
 音楽演奏:朴保さん、守屋真実さん
 テント弁護団、座込み者
  ほか
◇9・11再稼動阻・東電本店前抗議行動~東電柏崎刈羽再稼動阻止~
日時:9月11日(木)17時~18時半
場所:東京電力本店前

・主催:再稼働阻止全国ネットワーク    
経産省前の抗議行動に続き、事故を起こした東京電力本店に集まり、抗議・申入書を提出し、柏崎刈羽原発の再稼働断念を訴える。
・発言予定
 落合恵子さん、国会議員
 武藤類子さん、小木曾茂子さん
 山崎久隆さん、宮口高枝さん
 音楽演奏:朴保さん
  ほか
奮ってご参加願います。

沢山の脱原発美術品横断幕の前で、東電の柏崎刈羽再稼動反対 8月29日(金)(Km)
 アイスキャンデーなどをほおばりながらの座込み。海外からの来訪者は好意的。藤原さんたちが沢山の横断幕をセットした美術館ばりの経産省本館前で、17時前からSzさんの「原子力じゃ明日が無い」と「原子力発電はいらない」の歌で抗議行動開始。

Km:猛暑ゆえにフランスで河川を温めすぎと原発を止めている。原発は安定電源ではない。川内1,2号機では川内川(一級河川)の流量を7度も温めて放流、核分裂エネルギーの2/3で海を温めている。
東電柏崎刈羽で院内ヒアリング集会や東電共の会などいくつもの動き:
・東電は地震本部から能登半島地震の佐渡・柏崎付近の調査結果が出るまで稼働してはいけない、
・またまた東電が核物質防護違反で再稼動なんてとんでもない、
・イチエフ事故を起こした東電に特重設備無しの再稼動は認められない、
・被災原発柏崎刈羽で制御棒駆動装置に致命的トラブル、
・実効性無き避難計画。
コールのあと、テント杉山さんからの経産省申入れ報告(要求事項):
・「ALPS処理水」の影響を持続的にかつ報告の出来る「利害関係者」を含まない、学者、研究者、市民・国民で構成する「第三者委員会」を立ち上げて、調査、研究、公表を行う事。
・出来れば、東京電力第一原子力発電所港湾内で確保されている魚を 2 〜 3匹提供していただくこと。
・ALPS処理以前の冷却水をバケツ一に杯程度を調査資料として提供していただくこと。
・実際に海上放出されている「ALPS処理水」をバケツに一杯程度を調査資料として提供していただくこと。
火炎瓶鉄さん:東京電力のオウンゴールを攻めて脱原発を。3月11日を忘れるな。能登半島地震が起こった1月1日も忘れてはいけないと話し、コール<地震列島に原発いらない、フクイチ事故を忘れるな、経産省は恥を知れ、脱原発、核廃絶>。
Myさん:「座込め、ここへ」を歌い、ヨーロッパでの原発出力制御、島根でのクラゲ給水ポンプ詰まりなど原発が地球環境を壊していると訴え「水に流すな」を歌う。
Yoさん:マンハッタン計画オッペンハイマーの報道を紹介。トルーマンが史上最強の兵器がある限り戦争はもう起きないと信じて原爆を持ちつづけている、などから核廃絶を訴えた。
Ksさん:沖縄の市長選結果を踏まえ、オスプレイとハイマース配備計画に怒り、「どうなってるの?辺野古の<現場>辺野古に行こう9.7集会(14時~、文教区民)」を紹介。
Wgさん:大間原発裁判報告(9月2日、衆議院第2議員会館、内藤新吾さん他)の案内。
最後に、柏崎刈羽再稼動反対、武器を売るな、武器を買うな、戦争反対、NONUKES、NOWAR、NOBASEのコール。

9月1日 (月) (保)
 きょうは今から102年前、関東大震災が起きた日だ。ちょうど昼時で、かまどを使って煮炊きをしていたので、大火事になり10万人が犠牲になった。人々の言い知れぬ不安に付け込んで、警察が先導して「朝鮮人、中国人が井戸に毒を投げ込んだ」と全国に触れ回り、それを信じた自警団によって共産主義者・労働組合も含めて大勢が殺された。その数、数千人といわれている。後でそれがデマだったと判り、自警団に参加した人たちは、自分たちが殺人犯として逮捕されることを恐れて、黙って今日に至った。しかし、そのことが徐々に明らかにされて、いくつかが映画になって、我々が知ることができたのは記憶に新しい。
 きのう、8/31、明治大学で行われた追悼集会の様子がネットで流されているので、見てほしい。
 きょうも暑かった。いつものように、途中でかき氷を買って早めに事務所に着いた。午前11時までには時間があるのでマイペースで台車に載せるグッズをチェックして少しづつ積み込んだ。終えたのが11時過ぎ。そこに早番のKuさんが来られた。10分ほど休んで出発する。途中の大樹の下で待っていたMiさんと一緒に経産省前に行く。風があったが、太陽光線が強くて、すぐに汗だく。
 皆さん、手慣れたもので私がのぼり旗を組み立てている間に他の2人はバナー3枚のセッティングをほぼ終えていた。時計を見たら11時45分。
 早速、反原発ソングを掛けて人々にアピール。暑いからか通り掛かる人は少なめ。
 汗かきの私は、急いでパラソルを組み立てて、その下に避難。氷水をコップに2杯飲んで、ひと息ついた。
 防災訓練が行われているゆえか、ヘリコプターが西・国会方面~東・日比谷公園方面を幾度も飛んでいて、うるさかった。
 文科省方面では旧統一協会が大音量で録音テープを回して、この春に東京地裁で言い渡された「宗教法人の資格なし」判決に抗議していた。但し被害者への補償には口をつぐんだまま。20分ほどして外務省方面に去って行った。
 遅番のOgさんが早くも12時40分に到着された。午後2時前には前回から隔週で来てくれると言っていた元国労のSiさんも来られた。午後3時前には第1月曜日だけ来られるⅠwさんが来られた。早速、話題は参政党の話。東欧の研究者らしく、参政党のナチス化に敏感に反応していた。「日本ファーストは理解できるが、日本人ファーストはダメだ」と頻りに強調していた。
 私は、よその国の人が日本に来ざるを得ない理由(迫害されているとか、母国が帝国主義によって住めなくされている)を考えなければと思う。先の参議院選で参政党の排外主義主張に保守票を奪われまいと石破政権まで排外主義を打ち出したのには驚いた。参政党の噓を一つ一つ暴露していかねばと思う。
 時間になったので皆で片付けて撤収した。

9月1日 (月)   (O・O)
◯MAGA
それは「禍」と訳すべきか。まさに禍々しい事態が続いている。まるで全世界を巻き込む米国主導の無理心中みたいだ。
◯幾度もリセットされてきた教訓
権力者は平和の名において安全保障を口実に軍備を増強する。その時に戦争は既に始まっている。しかも始めてしまった戦争の終わらせ方を考えてもいない。放火ありて消火なし。まして民間人の安全など、もとより保障の限りではない。
◯ファ-スト
つまりは人間を勝手な等級でわけるということ。それに賛同し、自分はわける側にいると誤解している人たちも分けられる側にいる。早く気づいてほしいと思う。

9月2日(火) (旭凡太郎)
晴、経産省前は日照りとはならなかったが、暑さは相変わらずだった。座り込みは6〜7人だったが、途中から二人になり、折りたたみも二人でやった。
 2011年3月11日の原発事故の衝撃は大きかった。事故を受けて、それまでの生活スタイルをやめ、「反原発運動」に入っていかなければ・・と覚悟した。できたばかりの「九条改憲阻止の会」を脱原発に向けて活動しようという動きが胎動し(渕上氏はその一人)、霞が関デモの途中で経産省包囲〜テント設置へと推し進め、デモ途中で経産省前にテントを設営した。
 それから14年、一日も休まず、(テント撤去後は座り込みに移ったが)続けてきた。これはやはり「霞が関占拠」の一角だし、全国の国民に知られており、大きな影響力をもつと考えられる。脱原発までに何が起こるかわからないが、我々は最後までやらねばならない。

9月3日(水)
おじさんが、「今日は証人尋問者が予定より少なくなって早く終った」といって、テントニュースなどを取りに来てくれた。
今日の「東京新聞」に東海第二原発のある茨城県東海村の村長選挙が9月2日から始まったという記事が出ていた。9月7日が投開票。現村長の山田修さんは、原発反対で、ずっとやってきた村上達也村長を引きついて「原発反対」で村長になったのに、今度は「原発賛成」になつたそうだ。大名章文さんは「原発反対」。大名さんに勝ってほしい。

9月4日(木) (M.U)
事務所に着くと雨が降り出したが、荷物を運び出す時点では小降りになり、Inさん、Yoさんと3人でセッティングしている間はやんでいた。セッティングを終えたあと、また降り出し、ひとしきり降り続いたが、大降りにはならず、しばらくしてやんだので助かった。私は、先月観たオリバー・ストーン監督の『未来への警鐘 原発を問う』という映画の感想をお2人に話した。パンフレットには監督の言葉として、こうある。「気候変動は、私たちにグローバルな共同体として、エネルギーを生み出す方法を新たに見直すことを強く迫っています。大衆文化において長く、危険なものと見なされてきた原子力は、実際には化石燃料よりも何百倍も安全であり、事故も極めて稀です。…私たちは転換すべきです―それも、早急に。」気候変動対策のために今こそ原発推進をと訴えるこの映画を観て、私はCO2気候変動説の欺瞞性を痛感し、原発への怒りを改めて奮い立たされた。都心では上映は終わってしまったようだが、ぜひ多くの人が観て、同じ感動を味わってほしいものだと思う。14:15 Okさん、Taさんが参加。Okさんは体調を崩されていたこともあり経産省前でお会いするのは久しぶりだが、回復されて元気なお顔を見れて何よりだ。14:20にはSuさんも到着したのでバトンタッチし、私は帰路に就いた。

=====添付資料======
・原発週報2025.8.27-9.2. 編集:漆原牧久
・250828経済産業省宛(杉山)

=====今後の集会・行動等==========
9月10日(水)原子力規制委員会前 12:00~13:00 
9月11日(木)脱原発・経産省前大集会 14:00~16:00 ・再稼動阻止・東電本店前抗議行動17:00~18:30
9月12日(金)経産省前抗議集会   17:00~18:00
9月17日(水)原子力規制委員会前  12:00~13:00 
9月19日(金)経産省前抗議集会    17:00~18:00 
9月19日(金)国会議事堂正門前 総がかり行動  18:30~19:45
9月21日(日)第2回『脱原発カフェ』 16:00~18:00 
9月23日(火・休)代々木公園B地区 さようなら原発全国集会 11:00~15:00

経産省前の座り込み行動は、月~木:12時~16時、金:13時~17時。
土・日・休日は、座り込みを休みます。ただし、青空川柳句会は、毎月1回、日曜日に実施します。
≪経産省前テントひろば≫ ℡ 070-6473-1947 〒105-0003 港区西新橋 1-21-8 新虎ビル 

========【書籍紹介1】========
◎渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばで販売しています。
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円のところを500円

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye6014:250907〕