経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2025年10月9日は、座り込み5,143日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
(注) 2025年8月から、土・日・休日の座り込みを、休みにしました。
◎柏崎刈羽6号機の再稼働反対、電力消費地首都圏に原発電気は要らない 10月5日 (金) (Km)
Szさんの「原発では明日がない」、「原子力発電NO」の歌で経産省抗議行動を開始。
Kmから、小田実没後18年シンポジウム「人間の国」はどこに?戦後80年目の現実を紹介、「ふるさとと子どもたちを守りたい」柏崎刈羽再稼働反対チラシ(小木曽茂子、高木章次作)を配布、<県知事に柏崎刈羽再稼動反対の声を届ける新潟県「地元同意」しないで!行動>呼びかけ、柏崎刈羽原発の人身事故多発(原子力規制庁報告)、地元の「百害あって一利なしだっちゃ」の報道を紹介し、<柏崎刈羽再稼働反対、東電に原発動かす資格なし、命を守れ、…>コール。さらに、前日の「ZOOMで語ろう、脱原発」で白石草さんから原発事故が起きても被ばく影響は大丈夫との科学的に間違った方向に政府が導いている話。パックンのトランプアメリカ政府批判、外務省交渉でも明らかになったガザ虐殺の中でアメリカとイスラエルにおもねる日本政府を批判。
Heさんが自民党総裁選を批判、生活保護を守れ総決起集会を紹介し、国民年金の運用を批判。
Skさんが、更田豊志のインタビューから、デブリの取り出し騒ぎすぎ、2号機にはデブリ880トン、事故を起こした東電が柏崎刈羽原発を動かすことに国民一人一人が反対の声を強めよう、日本原電への抗議行動で闘う意志を示す鴨下さん夫妻、動燃の西村裁判の傍聴報告、正しいと思う未来を残すために共に力を尽くしたい。
Ubさんが、9月11日集会で小木曽茂子さんのスピーチの一部(後述)を紹介し、電力消費地である首都圏に住む私たちが原発の電気は要らないと声を上げて柏崎刈羽原発の再稼働を止めよう。
Ouさんが、青山晴江著「詩文集 絶望の八円」を紹介、悲しい地球・貧困や差別、チェルノブイリ事故、福島事故などと話して集会参加者個別に案内。新宿西口地下広場、テント泊り込みを思い起こす。
Myさんが、35年前の東西ドイツ統一を思い起こし原発ゼロを実現したドイツに比して日本が情けないと嘆き、「座り込め、ここへ」と「水に流すな」を歌う。
Yoさんが、柏崎刈羽について世論調査で、再稼働反対の意見の方が多かった、電気が大切だけれど地域で作っていくような発想の転換を、地産地消を。
Hoさんが、総裁選候補が誰も原発のことを話さない、国民党も維新の党も原発推進? 粘り強く彼らにブレーキをかけよう。
最後に<脱原発、再稼働反対、核ごみ増やすな、NoNukes、NoWar、NoBase、…>で終了。
9.11小木曽茂子さん東電本店前スピーチから(Ub)
「新潟県は今崖っぷちに立たされています。私が今一番思っていることは新潟県には柏崎刈羽原発があって、たくさんの東電の社員の方もいらっしゃいます。彼らも私たちの隣人であり仲間であります。原発事故が起きたならば最も危険にさらされるのは東電に働く社員の皆様であり下請けの皆様であり5キロ圏内の住民です。私たちは東電の皆さんを助けるためにもこの原発再稼働に反対していると思っています。福島の事故があった時私は山の中のある町におりましたけれども、そこで原発の話をするとお年寄りが泣いて私に訴えました。『うちの息子は東電に行っているけれども福島事故の住民へのお詫びの行脚に駆り出されて、毎日ように血を吐いている。そんな東電社員をお前は糾弾するのか』と言われました。原発関係の社員だけではなく東電の社員の皆様みんなが、原発が事故を起こしたら大変な思いをされる、家族も大変な思いをされる、そのことは自明の理です。私たちは東電の皆様と共に柏崎刈羽原発の再稼働を止めたいと心から願っています。隣人たちが被ばくし痛めつけられる姿を見ることはできません。どうぞ東電の皆さん、私たちと一緒に闘いましょう。東電に原発をやめさせてください。」
◎10月6日 (月) (保)
事務所に着く前にMiさんから電話。何かと思ったら「昨夜に起きた田園都市線の電車の接触―脱線事故で、今も電車が動いていないので、きょうは休ませていただきます」との事。こればかりはどうしようもないので「きょうはゆっくりしてください」と返事した。
きょうは、いつもより少し早めに家を出たのだが、乗り換え駅で電車を間違えてしまったので、事務所に着いたのが、いつもより10分遅くなってしまった。テントニュースをチェックしていたら、最新号が入っていない事に気づき、セットしていたら、早番のKuさんが来られたので、早々と片付けてグッズを一緒に台車に積み込んだ。まだ時間には早いので、一休み。きょうMiさんが来られないことを伝える。そして経産省前へ。
陽射しがあったので、帽子を被っていても汗ばむほどだった。セッティングを終えたのは、ちょうど12時。陽射しが雲に遮られて、風も強く吹いていたので、座り込みとしては楽であった。
CDラジカセが福島から戻っていなかったので、きょうも音楽は無し。おにぎりを頬張りながら、のんびりと過ごす。
午後1時に「きょうは来られない」と言っていたMiさんが、地下鉄から上がってこられたので、ビックリ。「きょうは月1回来られるⅠさんとどうしても聞きたいことがあるのを思い出して、バスと電車を乗り継いで来た」とのこと。御苦労様でした。
午後1時半前に遅番のOgさんが来られた。2時過ぎに外国人5人が来られた。バナーを眺めていたが、その中の2人が私とMiさんの写真を撮りたいと言うのでオーケーした。日本人らしい人がいたので、テントニュースを渡して、説明した。外国人だったが、福島原発事故のことは知っていたので、写真を撮りたいと思ったようだった。何とかお互いに話が通じたので嬉しかった。次回から、いつも英語版を手元に置いておこうと思った。
午後2時に隔週に来られる元国労のSiさんが来られた。Miさんが会うのを心待ちにしていたⅠさんが、いつもの時間になってもなかなか到着しないので、Miさんはイライラ。もう帰ろうかと思っていた所にようやく到着。時刻は3時半。遅れた理由を聞いたら「電車を乗り過ごした為」との事。片付けの時間まで話しをされて帰って行かれました。
◎10月6日 (月) (O・O)
ゴジラの貧乏揺すり
◯ガザ2年目
パレスチナを国家承認する国が増えてきた。だが、希望を持つには程遠い。
イスラエルと武器の輸出入をしている国は、国家承認の前にそれをやめるべきだ。そもそもイスラエルに石油を供給しているのは誰か?
日本は承認しないだけでなく軍事用ドロ-ンの入札にイスラエルを候補に加えている。それは侵略に加担する行為にほかならない。
緊急なのは軍事攻撃の即時停止、イスラエルによるガザ封鎖の早急な解除と撤退、そしてガザ人道財団の撤収だ。それら無くしての国家承認は欺瞞、あるいは願掛けに過ぎない。
◯鹿蹴りの思惑
「 日本初の女性首相」などと猫騙し的なフレ-ズが踊っているようだが、初物をありがたがる趣味はない。「全員に馬車馬のように働いてもらう」と言うが、国民と外国人労働者こそが対象だろうか?
そこで、サナエの備えが必要になるが、鎌田慧さんの本音のコラムが備忘録としてもお薦めだ。東京新聞10月7日(火)朝刊
◎10月7日(火) (旭凡太郎)
曇り、暑くも寒くもなく座り込みには適していた。座り込みは当直のI氏、O氏等を含めて5,6人。
私が到着する直前、自転車のグループが立ち寄ったとのことだった。「ピースサイクル」と称する平和運動グループで「チラシ」も出していた。テント・座り込みは、様々なグループが移動・運動しながら、立ち寄る場になっている。
この経産省前のように、座り込み、抗議する集団が常駐している場があるということは、様々な運動体にとって心強いということに違いない。今後、脱原発運動は大きな運動となり、経産省前は「抗議」「運動」の大きな輪がつくられていくにちがいない。
その時「経産省前テント」「座り込み」は不動の「反原発」「反経産省」「反国家権力」の一大拠点としての役割を要求されるだろう。
もちろん「反原発」「反政府」の初期から権力に対して、たじろぐことなく霞が関の一角を占拠し、一時期三つのテント(第一「経産省前テント」、第二「福島の女たち」、第三「全国」)を建てた。「経産省前テント」「座り込み」はその中心的役割を担い続けるだろう。
今でこそ、それは大きな部隊でもなく、経産省前座り込みがせいぜいだが、経産省包囲を実現した「経産省前テント」「座り込み」は充分経産省・原子力発電と対抗し、これを打破する潜在力を国民とともに有している。
最後まで頑張ろう。
◎10月8日(水) (高木)
天気予報では、今日は東日本では涼しくなるということだったが、暑かった。通りがかりの老婦人が軽く会釈をしてくれた。藤原さんのメーリングリストに入っている人が通りがかりに声をかけてくれた。10月26日(日)のテントカフェで藤原さんが「柏崎刈羽の再稼動」についてレクチャーすることは知っておられた。
外務省前で「ガザ解放に日本政府は力を尽くせ」と抗議している女性が寄ってくれる 。「昨日今日とすすむガザ停戦が実現すればいいが、トランプ主導なのでどうなるか」と言っていた。東京新聞の1面には、日本は攻撃用ドローンを310機購入するため32億円を概算要求に盛り込んだが、イスラエル製を買うようだと出ていた。
いつも金曜日のテント抗議集会に参加してくれるYさんが通りがかりに寄ってくれて、高市がいかに危険かということを話して行かれた。どの新聞もテレビも、高市が古い自民党の復活を期待されて出てきたことを指摘している。萩生田が党の要職につき、統一教会も喜んでいるに違いない。保っちゃんともその話になる。
ヨーカンさんが規制委員会抗議から回ってきてくれて、やはり高市について話して行く。話しているとき、通りがかりの女性が笑って、軽く会釈をしてくれた。木村さんも規制委員会抗議から回ってきてくれた。木村さんはアメリカ大使館のところで、手持ちの小さいメガフォンを使って「ガザ虐殺を止めろ、アメリカは戦争で儲けるな、辺野古基地建設反対、普天間閉鎖」とひとりシュプレヒコールやったら、すぐに警官が寄ってきて規制されて、2回しかコールができず、8人もの警官でその場から排除されたと言っていた。木村さんは議員会館で集会があると言って、行かれた。
通りがかりの若い女性がバナーなどを写真に撮ったので、話しかけたら、アメリカに10年住んでいた中国人だそうだ。日本語もできて、原発反対だと言われた。英語のチラシを渡した。当番のAnさんは英語と中国語もできるのでAnさんに話してもらえばよかった。当番のWさんから田舎に帰ったお土産のゆべしをいただく。
◎10月9日(木) (M.U)
Inさん、Yoさんと3人で設営。直後にHoさんが参加。涼しくなり過ごしやすいが、風が少し強い。私がiPadで反原発ソングを流すと、Yoさんが「原発さえなければ」の曲に合わせて踊り始めた。私は金髪の若い外国人女性が信号待ちをしているのを見つけたので、英文リーフレットを渡すと笑顔で受け取って行ってくれた。Yoさんは、その後「マラソンの練習をする」と言って私が持参した「原発いらない」のプラカードを持って経産省1周ランニングに出かけた。Yoさんは26日に品川区である「共生共走リレーマラソン」に出るのでそれに備えているのだという。14:15 Suさん到着、続いてOkさん参加。Okさんは映画『レッドパージ』を観て来たと言い、重い内容だったと感想を語った。14:35 Taさん到着。Taさんは「この間、足腰を痛め、長時間座り続けるのが困難になってきた」という。私は「それならここにいる間は、これを持って立っているといいですよ」と先程Yoさんが持って走っていた「原発はいらない」のプラカードを渡し、スタンディングを勧めた。 初老の外国人ペアが通りかかったので、英文リーフレットを渡すと受け取ってくれ、「ノーニュークス ナイス!」と言って笑顔で立ち去った。時間になりSuさん、Taさんと3人で撤収し、5143日目の抗議を終えた。
=====添付資料======
・原発週報2025.10.1-10.7 編集:漆原牧久
・テントニュース321号
=====今後の集会・行動等==========
◆10月15日(水)原子力規制委員会前 12:00~13:00
◆10月17日(金)経産省前抗議集会 17:00~18:00
◆10月17日(金)原発いらない金曜行動 首相官邸前 18:30~19:45
◆10月19日(日)総がかり行動 国会議員会館前 14:00~15:00
◆10月26日(日)脱原発カフェ テント事務所 16:00〜18:00
◆12月30日(火)~1月1日(木)「学び、遊び、つながる 請戸川河口テントひろば」主催バスツアー実施 申込は杉山さんまで
========【書籍紹介1】========
◎渕上太郎遺稿集 発売中
経産省前テントひろばで販売しています。
書名:「脱原発 経産省前テント ここに在り!」
発売元:情況出版 価格:1500円のところを500円
【報道共同通信】新潟県議会の議会運営委員会は3日、同県に立地する東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、原子力規制庁や資源エネルギー庁、
東電などの関係者を16日の連合委員会に参考人として招致すると決めた。連合委は県議全員参加で実施。参考人が同原発の現状を説明する。
【行動案内】あなたも是非
東電柏崎刈羽再稼動阻止 新潟県「地元同意」しないで!行動
2025年10月9日 再稼働阻止全国ネットワーク事務局 木村雅英
1 背景
14年前に福島第一原発事故を起こした東京電力が柏崎刈羽原発6号炉・7号炉の再稼動を目論み、6月27日には原子力防災会議で「実効性無き避難計画」が承認され、
いよいよ「地元理解」が柏崎刈羽再稼動の焦点となっています。
そうはいっても福島では、福島第一原発事故は収束せず原子力緊急事態宣言下にあり廃炉も先が全く見えず放射能汚染水を太平洋に流し続けています。
事故を起こした東電が原発を動かす資格があるのか? 2024年元旦の能登半島地震の新知見への対応は曖昧なままではないか?
14万人を超える県民投票の請願を県議会が否決したのは民主主義の否定ではないか? 特定重大事故等対処施設(特重)の建設の目途が立っていないのではないか?
急遽6号機の再稼働に切り替えられ原子炉のトラブルが続き危険ではないか? などなど、柏崎刈羽原発再稼動には沢山の問題があります。
3.11事故後14年あまり。多くの皆さんが東電柏崎刈羽再稼動に反対する声を新潟県知事に届け、「地元同意」を断念させ、東京電力の柏崎刈羽原発の再稼動を阻止しましょう。
全国の皆さんから、新潟県知事に柏崎刈羽再稼動反対の声を届けることを提案します。
さらに、10月16日(木)に経産省・原子力規制庁などが県議会で原発再稼働に向けた説明を予定しています。憲法で保障された「第八章 地方自治」に反する行為だと思います。
県議会にも私たちの声を届けましょう、末尾に県議会の連絡先も添えました。
2 目的
焦点の「地元同意」が注目されている今、全国から東電柏崎刈羽再稼動反対の声を新潟県知事(と県議会)に届け、柏崎刈羽の再稼働阻止を目論む。
3 行動概要
「地元同意」の検討中に、全国から新潟県知事に東電柏崎刈羽再稼動反対の声を届ける。
特に、これまでに多くの個人・団体が経産省・原子力規制委員会・東京電力ほかに東電柏崎刈羽再稼動反対の声を届けている。それらを新潟県に送信・送付し、
新潟県知事に「地元同意」しないことを訴える。
4 具体的行動
〇行動名 東電柏崎刈羽再稼動阻止 新潟県「地元同意」しないで!行動
〇時期 2025年7月~11月末まで7
〇県知事あて
東京電力による柏崎刈羽原発の再稼動反対の声を新潟県知事に届ける
【宛先】新潟県庁 知事政策局 秘書課 総務係
花角新潟県知事 及び 県民の皆さま
【送付・送信先】
〇郵送 〒950-8570 新潟市中央区新光町4番地1
〇FAX Fax:025-280-5074
〇メール 問合せ窓 口
〇電話(県代表) 025-285-5511 以上
〇県議会あて
議会事務局 議事調査課
広報係
〒 950-8570 新潟市中央区新光町4番地1
Tel:025-280-5527 Fax:025-285-0773
メールでの問い合わせ 議会事務局 議事調査課
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