NNAFJおしらせ

著者: 佐藤大介 : ーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局
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「世界銀行・アジア開発銀行(ADB)の核融資にNO   ― これまでの原発融資禁止方針を変えないで」
署名しよう → http://chng.it/kWnJpNgm6K 「世銀・ADBが原発支援を解禁!?  国際署名にご協力を! (満田夏花)
(ノーニュークス・アジアフォーラム通信196号より)https://nonukesasiaforum.org/japan/archives/3370  
世界銀行やアジア開発銀行(ADB)は、発展途上国の経済成長を促すために、インフラ建設などに対して技術支援や融資などを行っている開発金融機関です。日本は、両機関に対して多額のお金を出資しています(世銀に対してはアメリカについで2位、ADBについては1位)。
いままで、世銀もADBも原発への支援は行ってきませんでした。その理由としては、「核拡散、廃棄物、安全に関連するリスク」「専門性がない」「コストが高すぎる」などとしてきました。これらの理由は今も変わっていません。
 
ADBは、現在行われているエネルギー政策の見直しに、原発への支援を含める方針を示しています。しかし、NGOなどから反対表明が相次いだことなどから、10月の理事会で決定される予定であったのが、11月末以降に延期されています。これは市民社会の国際的な連携の成果といってよいかもしれません。世銀グループやADBがアジアやアフリカなどの発展途上国に対して、原発導入のための技術支援や融資を行うことは、途上国の人たちに、核のごみや事故のリスクのみならず、将来にわたる経済的な負担や巨額の債務を負わせ、原発の利権を持ち込むことにより、持続可能な発展の機会を奪うことになるでしょう。 世界各国の64のNGOとともに、世界銀行およびアジア開発銀行(ADB)に対して、原発の融資や支援の解禁方針の撤回を求める国際署名を呼びかけています。「核のグローバル化」を防ぐために、ぜひオンライン署名にご協力ください! (抜粋) —————————————— 
 ■  ノーニュークス・アジアフォーラム通信196号
(25年10月20日発行、B5-28p)もくじ 
 ・ 【脱原発の台湾から来日】 さようなら原発全国集会での発言 (崔愫欣)
 ・ アジア初の非核国家へ(大阪・東京での講演より抜粋)  (崔愫欣・林正原)
https://nonukesasiaforum.org/japan/archives/3376 
・ 映画 こんにちは貢寮(こんりゃお)日本語字幕版 Youtube公開 (とーち)https://nonukesasiaforum.org/japan/archives/3376              
・ 韓国ハンビッ原発1号機 永久停止宣言文 (ハンビッ原発対応湖南圏共同行動ほか)
 ・ 老朽核発電所の寿命延長は気候不正義だ ― コリ2号機寿命延長審査を中止せよ (927気候正義行進組織委員会) 
・ フィリピン原子力新法と欠陥世論調査による政府の拙速を警告する(非核バターン運動)
 ・ 世銀・ADBが原発支援を解禁!?  国際署名にご協力を! (満田夏花)
https://nonukesasiaforum.org/japan/archives/3370 ・ 柏崎刈羽原発の再稼働を許さない (菅波完)
 ・ 再稼動の是非は私たち県民が決めたい (小木曽茂子) ・ 経産省前テントひろば14周年集会での発言 (武藤類子) ・ 核廃棄物中間貯蔵施設建設計画、上関町と周辺自治体の状況 (中川隆志)
 ・ 核ゴミ処分場と泊原発再稼働に反対する (井上敦子) ・ JCO臨界事故から26年 (大泉実成) 
・ 意見陳述「命と人権を守る立場に立った、正当な判決を!」 
   (311子ども甲状腺がん裁判・原告8さん) ノーニュークス・アジアフォーラム通信は、年6回発行。購読料:年2000円。
見本誌を無料で送ります。連絡ください → sdaisuke@rice.ocn.ne.jp ーー 以下は前回のおしら
せ ーー YouTube動画、3つです
■ ドキュメンタリー映画 こんにちは貢寮(こんりゃお) 日本語字幕版 2004年2月
  https://youtu.be/Nc09zv-j29s  
日本から輸出される原発を止める住民の闘いを、6年かけてドキュメンタリー映画にした崔愫欣(ツイ・スーシン)。 2005年以降、日本各地で上映会が行われ、国境を越えて多くの共感が寄せられた。 ゴールかとも思えたその映画は、しかし台湾の脱原発へ向けた彼女にとってのスタートだった。 奇しくも脱原発を達成した報告のため来日した崔愫欣に快諾を得て、そのドキュメンタリー映画「こんにちは貢寮」の日本語字幕版をYouTubeで公開する運びとなった。 来日報告会の録画と合わせてぜひご覧ください。
 ・2005-2011年の上映会用プロモーションページ    https://nonukesasiaforum.org/gongliao/  参加者の感想や、その後の林順源さんの写真などを紹介しています。==================================
■ 脱原発の台湾から来日!講演会開催 2025/09/22 録画映像
  https://youtu.be/r3gq5xRy60E
 
緑色公民行動連盟の崔愫欣(ツイ・スーシン)さんと林正原(リン・ジォンユェン)さんが、9月21日大阪、22日東京で、講演を行い、23日は、さようなら原発全国集会(代々木公園、4500人)でアピールしました。
衆議院第一議員会館での講演会の映像(提供:FoE Japan)です。 ==================================        
左から、劉霊均さん(通訳)、崔愫欣さん、林正原さん
 ▼ さようなら原発9.23全国集会(代々木公園、4500人)
https://www.youtube.com/watch?v=ABVdVG-4pRQ
57:22~  崔愫欣さんの発言
 みなさん、こんにちは。私は台湾緑色公民行動聯盟の事務局長、崔愫欣(ツイ・スーシン)と申します。台湾における反原発運動の現状についてご報告いたします。今年の5月17日、最後の原子炉が正式に稼働停止し、台湾は「原発ゼロ」の時代に突入しました。
 台湾には3か所、計6基の原発がありました。第四原発は市民の反対運動で、建設を遅らせ、稼働を阻止しました。2011年の福島第一原発事故は台湾に強い影響を与えました。反原発運動が拡大し、2013年には22万人デモを行ないました。2014年、台北駅前の道路を5万人が(15時間)占拠しました。翌朝、警察に排除されましたが、政府は第四原発の建設中止を宣言しました。
 2016年に政権交代し、民進党政権は脱原発政策を進めました。しかし野党など原発擁護派は、脱原発に抵抗してきました。直近では8月23日に行われた第三原発再稼働の国民投票でしたが、投票率が足りず、再稼働は否決されました。しばらくは、原発ゼロが続きます。
 老朽化した原発を再稼働してはなりません。原発擁護派の活動が続くので、私たちは引き続きたたかっていきます。最後に、長年にわたって反原発の活動を行ってこられた日本の皆様に感謝申し上げます。アジアの原発ゼロに向かって、いっしょに、がんばりましょう❗️
  
佐藤大介 ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局
 https://www.nonukesasiaforum.org/japan/ https://www.facebook.com/nnafjapan https://www.youtube.com/@NoNukesAsiaForum 
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座  https://chikyuza.net/
〔opinion14494:251030〕