明日‼ 「柏崎刈羽原発動かすな」官邸前行動にご参加を/10.24報告

おはようございます。

「柏崎刈羽原発動かすな」官邸前行動第1回は10月24日に行いました(報告別添)。

第2回は明日、10月31日(金)18:15~19:15に行います。

皆さんの参加をお待ちします。

漆原牧久

   *   *   *

14年前に福島第一原発事故を起こした東京電力が柏崎刈羽原発の再稼働を目論んでいます。14万人を超える県民投票の請願は4月の県議会で否決されてしまいました。6月27日には原子力防災会議で実効性のない避難計画が承認され、今「地元同意」が柏崎刈羽原発再稼動の焦点となっています。

一方福島では、原発事故は収束せず原子力緊急事態宣言下にあり、廃炉も先が全く見えず放射能汚染水を太平洋に流し続けています。事故を起こした東電に原発を動かす資格などありません。

それにもかかわらず、東電は新潟県に1千億円の資金拠出を持ちかけるなどの策を弄して、何が何でも再稼働させようとしています。

しかし私たちに原発電気はいりません。柏崎刈羽原発で発電される電気は新潟ではなく首都圏で消費されるのです。電力消費地である首都圏で「原発電気はいらない!」の声を高め、新潟の方々と連帯して柏崎刈羽原発の再稼働を止めましょう。 

「柏崎刈羽原発動かすな」首相官邸前抗議行動

日時:10月24日 (金) 18:15~19:15

   10月31日 (金) 18:15~19:15

   11月7日   (金) 18:15~19:15

   11月14日(金)18:15~19:15

   11月21日(金)18:30~19:45

  ※この日は「原発いらない金曜行動」に合流

   11月28日(金)18:15~19:15

場所:首相官邸前

呼びかけ:漆原牧久

Tel:080-5646-0794

10月24日「柏崎刈羽原発動かすな」官邸前行動実施報告

2025.10.25 漆原牧久

小雨が降り始める中、3人で集会をスタートした。はじめに漆原から呼びかけ人としてのスピーチを行い9月11日の東電前集会での小木曽茂子さんの発言を伝え、私たちに原発電気はいらない、と官邸に向けて訴えた。経産省前での集会を終えた方々を含め三々五々人が集まり、参加者は10人程になった。守屋真実さんがギター弾き語りで「ああ福島」「水に流すな」を歌い、フクシマをくり返すなと訴えた。その後数人の方がマイクリレーを行い、福島事故の後始末が何もできていない中、柏崎刈羽原発の再稼働が進められている不当性を口々に語った。

この日、菱山南帆子さんたちの呼びかけによる「高市政権に抵抗する女たち」の集会が19:20からに予定されていたため、集会の終盤には官邸前の人数は50~60人に増えていた。

最後に漆原から、「今日は雨も降っており寒いが、この寒さは柏崎刈羽原発の再稼働に直面し不安と恐怖にさらされている新潟県の人々の苦境に比べたらものの数ではない、今後も行動を続けよう」と訴え、以下のシュプレヒコールで集会を締めくくった。

〈シュプレヒコール〉

柏崎刈羽原発 動かすな     東電に 資格はない

地震・津波に 耐えられない   老朽化で ボロボロだ

事故が起きたら 避難はできない 首都圏の電気は 足りている

私たちに 原発電気はいらない  核ゴミの 行き場はない

フクシマを くり返すな     柏崎刈羽原発 動かすな

再稼働 反対          柏崎刈羽原発 再稼働反対

反対 反対 反対!

 偶然ではあったが、女性グループの集会参加者と「柏崎刈羽原発動かすな」の訴えを共有できたのは大きな成果だった。集会散会後、漆原は引き続き官邸前に残り、「高市政権に抵抗する女たち」集会で連帯のあいさつをさせていただいた。

【次回以降の予定】

「柏崎刈羽原発動かすな」官邸前行動は、今後以下の予定で引き続き実施します。みなさんの積極的な参加を呼びかけます。

10月31日 (金) 18:15~19:15

 11月7日   (金) 18:15~19:15

 11月14日(金)18:15~19:15

 11月21日(金)18:30~19:45

  ※この日は「原発いらない金曜行動」に合流

 11月28日(金)18:15~19:15

【「高市政権に抵抗する女たち」集会での連帯のあいさつ】

私は今日6時15分からここで柏崎刈羽原発再稼働反対を訴える行動をしていました。

今経産省と東京電力は新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働に躍起です。新聞には、16日に東電の社長が新潟県議会に乗り込み、1、2号機の廃炉を検討すること、東電が新潟県に対し1千億円の資金を拠出する方針を伝えたと報じられています。これについてある新聞は、野党議員が「県民のほおを札束でたたくようなものだ」と言ったと伝えていますが。全くその通りだと言わなければなりません。

原発推進の政策を続けることは大変罪深いことです。事故が起きれば住民や関係者は塗炭の苦しみを味わいます。仮に事故が起こらなくても、原発は通常運転を続けるだけで、処理困難な使用済み核燃料を生み出します。柏崎刈羽原発の使用済み核燃料の一部が昨年9月に青森県むつ市の中間貯蔵施設に搬出されましたが、その先の処分方法は闇の中です。六ケ所再処理工場は未完成であり、核のごみの最終処分地は決まっていません。こんな状況の中で原発の稼働を続け、さらに再稼働、新増設まで進めようとすることには全く政策的合理性がありません。

柏崎刈羽原発の電気は、立地新潟県ではなくここ首都圏で使われます。事故を起こした福島原発もそうでした。日本中のすべての原発は過疎地に作られ、リスクを地方に押し付けて大都市圏に電気を供給する中で、一部の者が利益をむさぼるという構造がそこにあります。その意味で原発は、日本社会の差別と抑圧の構造そのものです。それは、みなさんが取り組まれている女性差別の構造と基本的に同じものだと私は思います。

高市首相は、私たち脱原発を目指す市民にとっても第一の敵です。高市氏は総裁選の中でも原発推進に前のめりの発言をしており、彼女が首相に留まり続ければ最悪の原発推進策がとられることは必至です。

私は、政府が原発推進政策をやめるまで、ここ官邸前で「原発はいらない」と声を上げ続けるつもりです。日本社会の差別と抑圧の構造を突き崩すために、共にがんばりましょう。

録画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=eUgdxAqd2Fg