孫崎享氏のTwitterより“エジプト、東京新聞、日米関係史の中の野党、政治家前原、TPP、米軍無法”など

    

■2011年11月26日(土)

新展開か
・エジプト:最高評議会はガンズーリ氏(元首相、77才)に首相就任を要請。タハリール広場には数万人規模の市民集結。首相に反対。軍政の退陣要求。米国、ホワイトハウスが軍政より民生への権力移譲を要請。米国はエジピトに年間13億ドルの支援。軍に影響力。米国の動き、民衆運動の拡大で新展開か。
(11月26日 posted at 09:43:45)

ブルータス、お前もか
・TPP:東京新聞、TPPに懐疑的だったのでないか。「お前もか」にならないで欲しい。26日社説「TPP交渉 早く対米布陣を整えよ」。ASEANや中国、TPPに入る可能性小。それを「米国にTPPを足掛かりに、APEC、中国を同じ土俵に引き入れる壮大な戦略がある」と読者を誘導。
(11月26日 posted at 10:09:07)

楯突く勢力
・歴史:日米関係史を検証してみよう。1985年以降、米国内に日本脅威論。セオドア・ホワイトは、日本は「アメリカ産業の解体」を狙って「史上もっともはなばなしい貿易攻勢」をかけており、日本の蔵相は通商攻勢という誘導ミサイルの発射台を通産省に提供していると非難。この時に円高、米国際購入などの強い圧力。この時期83―86年蔵相、1987年―89年首相は竹下登。米国学者シャラーは次の評価。“竹下登は、冷戦の間ずっと”自民党は、社会党の批判を招くおそれがあることを理由にして、国際的な役割を果たすようにというアメリカの不愉快な要求を避けてきた“と述べている。その意味においては、竹下が”狡猾な外交術“とよんだ、ライバル政党間での”一種の任務分担ができていた“のである。」シャラーの前提で米にとって望ましいシナリオ(1)竹下退陣(マスコミ利用で低人気創出)、(2)対米輸出が出来ない仕組み。つねに円高誘導。日銀、大蔵の中に円高を誘導をする仕組みを作れば日本輸出できない。1990年半ば頃から対米輸出全く伸びず。(3)野党に政権握らせば、米国の政策に楯突く勢力は消滅する。その役割を村山政権(94-96.日米安全保障関係の緊密化増進)と現民主党政権が担う(党への工作。マスコミ利用)。
(11月26日 posted at 10:39:08)

どこの国の政治家?
・前原氏:この政治家は米国の利益になるように動くのが自分の使命と思っている。どこの国の政治家だろう。26日日経「民主前原氏、政府保有米国債売るべきでない」で理由は「売るとドルの信頼に響き、さらに円高の可能性」。「ドルの信頼性維持」が何より重要。
(11月26日 posted at 13:41:58)
   

■2011年11月25日(金)

交渉対象
・25日読売社説批判TPP:「例外品目をあらかじめ明示するのが得策とは言えまい」何故?。交渉では冒頭何を譲れないかを述べるのは当然。オバマ「高いレベルで参加」を要請。高いレベルとは米国要求飲めということ。全てを交渉対象にし、結局、全てを全面飲む、それ以外に野田政権の方針あるか
(11月25日 posted at 09:16:38)

広場占拠継続
・エジプト:(木)、タハリール広場、水曜の衝突から沈静(警察・軍の攻撃なし)。抗議グループは広場占拠を継続。軍、28日の選挙実施と政権掌握の継続(来年夏までに実施の大統領選挙まで)を声明で明確化。抗議側、軍最高評議会タンタウィ議長の辞任要求
(11月25日 posted at 09:43:50)

「どんどこプロジェクト」
・岩上:23日今夜は久しぶりに孫崎さんお宅にお邪魔して、お話を伺ってきた。原発、TPP、そして日米の隷従関係。この最新インタビューは、「どんどこプロジェクト」の一環、作成中のDVD「Deep Night in 大阪 孫崎享×岩上安身」の付録として所収されます。ぜひ、ご覧ください。
(11月25日 posted at 09:48:34)

ゴルバチョフ
・ロシア:23日wp「ゴルバチョフ、ベルリンでロシアの疑似民主主義体制を批判し支持いつまでも続かないと警告。プーチン大統領選(来年3月)再出馬表明から『ゴ』のプーチン批判増す。プーチンは選挙で計12年大統領継続可能。プーチン再選ほぼ確定。『ゴ』は海外で高い評価、ロシア内評価は低い」
(11月25日 posted at 10:08:53)

除染作業
・原発:「自衛隊、12月から除染作業 福島原発20キロ圏内」(朝日)には反対。緊急の危険に自衛隊をあたらせるのは理解。「除染」目的は違う。地域を居住・活動の対象にしたいのなら地方公共団体、被害を与えた東電、監督官庁の経産省主体でやればよい。「危険なら何でも自衛隊にさせろ」には反対
(11月25日 posted at 10:28:12)
   

■2011年11月24日(木)

おててつないで
・TPP:みんなで渡れば怖くない。自民と民主、おててつないで、TPP推進。社民、共産選挙民吸収出来ず。公明もこっそり握手かな。日本には大多数の国民全体の利益を考える(とみられる)政党はないと言うこと。属米と財界へのすりより。どこでどうなったのか。
(11月24日 posted at 00:03:53)

訪米って凄い
・属米日本面目躍如:23日朝日「民主党の輿石幹事長訪米へ」。訪米って凄いことなんだ政治家にとっては。大統領や米国要人と握手すると百ドル紙幣でも手に入るのかな。
(11月24日 posted at 00:20:41)

対エジプト方針
・エジプト・米国の動向:国務省プレスブリーフ(1)米国、軍の最高評議会等と密な接触、(2)二八日の下院選挙、夏までの大統領選挙、新内閣の指名の三つのタンタウィ議長方針を支持、ただし新方針の最終評価はエジプト国民。(3)信頼出来る選挙で新体制を作るべし。米国選挙監視など支援申し出。
(11月24日 posted at 08:15:58)

法の効力
・米軍犯罪;(軍人でない人間ー軍属の06年~10年間の公務中の事件62件は軍法会議ゼロで、「処分なし」が約4割の27件)。沖縄タイムス:軍事域外管轄法は、軍法会議被対象軍属を米国の裁判所で裁くための対応措置だったが、日本の事件には適用されず、法の効力の形骸化。結果裁判なしの事態。
(11月24日 posted at 08:31:56)
   

孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1720:111127〕