「撤去すべきはテントではなく、原発だ!」の世論を強めよう!!」などー地震と原発事故情報 その315

        4つの情報をお知らせします(1月29日)

  1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
  残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、
  全原発停止へあと一歩

★1.テントを守る大量のビラを撒こう。
   「撤去すべきはテントではなく、原発だ!」の世論を強めよう!!
                     さよなら原発みなと 栄木忠良
★2.1月26日 IAEAの再稼働「やらせ」来日にNO!緊急アクション
                   (福島事故緊急会議MLより転載)
★3.<テント日誌 1/28(土)>
     熱気冷めやらず、テントに沢山の人が来訪
       ―― 経産省前テントひろば 140日目 ――
★4.新聞・雑誌より、1つ
 ◇現段階では強制排除ではなく、あくまで自主的な撤去を求めたい
                         - 経産省
                   (東京新聞1月28日付より抜粋)

★1.テントを守る大量のビラを撒こう。
   「撤去すべきはテントではなく、原発だ!」の世論を強めよう!!

                     さよなら原発みなと 栄木忠良

○27日のテント撤去命令に対する緊急大抗議集会には700名を超す人々が
テント前の道路を埋め尽くし、私たちの熱気に圧倒されたのか経産省は全く姿
を現しませんでした。
 テント撤去命令に対する大量の電話・ファクス・メールでの抗議は相当効果
を発揮していますが、ビラ撒きはまだ不十分です。「撤去すべきはテントでは
なく、原発だ!」の世論を強めるための大量のビラを駅頭などで撒きましょ
う。写真やイラストが入った読みやすくて、福島や海外と連帯した、また著名
人の応援メッセージもあるビラが必要です。

○ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、パリ在住のアーチスト・ジャーナリ
ストで「グランドの塩物語」(岩波新書)などの著作がある、コリン・コバヤ
シさんが、テント村の危機にさいして、コリンヌ・ルパージュ元仏環境相から
のメッセージを撮影した動画があります。

☆☆☆☆☆
コリン@パリです。
                         (転載/拡散大歓迎)
 経産省前テント村の危機の報に接して、コリンヌ・ルパージュ元仏環境相が
緊急メッセージを今日録画させてくれました。日本語字幕をつけました。テン
ト村関係のできるだけ多くの方々が見てくださるように、拡散してください。

http://www.youtube.com/watch?v=9vCMMSQmy5M&feature=youtu.be

★2.1月26日 IAEAの再稼働「やらせ」来日にNO!緊急アクション
                   (福島事故緊急会議MLより転載)
https://chikyuza.net/archives/18978に掲載されているものと同内容ですので、省略します―「ちきゅう座」編集部)

★3.<テント日誌 1/28(土)>
     熱気冷めやらず、テントに沢山の人が来訪
       ―― 経産省前テントひろば 140日目 ――

 1月28日(土)晴れ時々曇り 

 日比谷公園を散歩しながら、溶け行かぬ雪が残っているのに驚く。残寒と向春の行きつ戻りつ、高年齢者には、最も危険な時候。27日、午後2時あたりから深夜にかけて、のべ1000人になんなんとする来訪者があり、結果、テントへの弾圧指令はこともなく、よどみに浮かぶうたかたの紙っぺらの文言として流れ去ったかのごとく。
 その夜のテント防衛・おつとめも10人をこえる志願者があったという。ほんとうの闘い、本当の主体性を問われるのは、この今だという感を深くする。

 そして、東部富士五湖を震源地とするM5.4の地震が発生した。気象庁は、NHKなどへの取材・報道に対し、かなり遅く反応したらしい。「東海地震や富士山の火山活動との関連は無い」(と思いたい?)という発表は、浜岡原発、東海第2などへの影響は、あったということか調べたい。
 大阪万博での人工太陽としての「核開発宣言」は、もはや、風前のともしびであり、現在稼働中の原発は、54基中、3基となった。残雪と廃炉の違いは、廃炉過程それ自体が、一大ベンチャー事業であって、この事業を請け負うのは、推進してきたジョイント・ベンチャーであることは疑いえない。脱原発を廃炉事業として請け負うのが、加害者組織であることの矛盾は解決されない。敗戦国は戦勝国によって裁かれる東京裁判。こうしたファシズム構造を打破すべき段階であることを「脱」という蝶番から、どう回天・進展させるか、こうした3・11以降の種々のレヴェルでの未来へのエスカレーションから取り残された声なき声・被害者の状況を忘れてはならない。
 本質は、被爆(曝)問題。経済復興とか、日本の再軍備化、海外のウラン・シンジケートなどへシフト変換することは、平たく言えば、ひき逃げ犯の放置に等しく、強者の長もの(究極兵器)にまかれて、自己喪失している武器産業の丁稚こそ、日本のゾンビ化のエージェントとせざるをえない。こうした論点の現実可能性は、憲法へ帰ることであって、福島特需を朝鮮特需のようにみなすことは許されない。ひき逃げされた人々を救済することが第一命題なのだ。
                               (Q記)

 今日のテントは昨日の熱気が冷めやらぬ中、80名程の人がテントを訪れる。中には昨日来れなかったから・・・という人もいる。沖縄・山口・広島・愛媛・京都・滋賀・愛知・茨城等、遠方からの人も多い。海外からの人も。親子連れ、学生さん等、若い人が目立つ。経産省のテント撤去命令と大抗議集会は、メディアも大きく取り上げ、テントの存在を一層クローズアップし、広めたと言える。
 暗くなってからは、埼玉や北区で地域での反原発運動で頑張っている人達が来て、ちょっとしたと地域交流会の様相に。これもテントの新しい可能性だ。
                           ( Y・T )

 海外からの便りが届いている。紹介しておきたい。

 AVAAZ の英語版の署名を米国で拡散しています。郡山出身で、3月に帰国の際は、ぜひ寄らせて頂こうと思っています。政府や大企業が力まかせで老朽化した原発の運転を延長させようというやり方は、ここでも同じ。市民が戦わざるを得ません。
 最前線で、いのちをかけてがんばっている皆さんに心の底から感謝致します。デモには参加できませんが、この強い思いが届きますように。
                      (女性 ヴァーモント在住)

※Avaaz チームを通しての枝野大臣への抗議メールは26日の12時間で1万5千通。現在は3万6千通が送られ、5万通を目標にしているそうです。

★4.新聞・雑誌より、1つ

 ◇現段階では強制排除ではなく、あくまで自主的な撤去を求めたい
                         - 経産省

                   (東京新聞1月28日付より抜粋)

 東京新聞1月28日朝刊29面こちら特報部にテントに関して「注意すべき記事」が載っているので紹介します。全文の3分の1の抜粋です。見出しは『経産省テントが期限・拡残集会に700人 撤去すべきは原発」の3本見出しの記事です。

 脱原発を訴える経済産業省前のテントに同省が「撤去期限」を通告した問題で、期限を迎えた27日、同省には通告に抗議する電話やメールが殺到した。
テント前で開かれた抗議集会には700人以上が集まり、福島県からも女性たちが駆けつけた。抗議の声が終日響いた。
 福島県郡山市から駆けつけた元保育士、黒田節子さん(六一)は「この場所を維持してくれた人たちがいたから思いも伝えることができた」と、反原発団体が設けたテントに対する経産省の撤去要請に憤った。
 「(撤去要請の根拠となった)二十秒で消えた小さなぼやは言い掛かり。原発の危険とは比較にならない。(中略)
 抗議のネット署名も始まり、主催者によると、撤去期限の午後五時過ぎには二万九千人を超えた。(中略)
 「(福島県)浪江から来ました」という宣伝カーも現れ、「浪江はチャルブイリになってしまいました。頑張ってください」とエールを送る一幕も。経産省は「現段階では強制排除ではなく、あくまで自主的な撤去を求めたい」としている。

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[編集部より]
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