2012年6月12日(火) 地震と原発事故情報【TMM:No1483】
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 ★1.絶対許さない★再稼働決定、6・14官邸前アクションにご参加下さい!
                     (再稼働反対!全国アクション)
 ★2.6月21日(木) 学習会【隠された福島事故を暴露する】
     徹底分析・福島原発事故<その2>『3号機と4号機の爆発の怪』
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◇≪6・15沖縄意見広告報告集会・関東集会≫午後6時~、御茶ノ水
★4「女川の教訓は」 海抜8メートル、津波に弱い地形、主要道は海沿い
   壊滅のオフサイトセンター・ルポ    (6月12日 東京新聞より)
 ★5.<テント日誌6/8(金)
    ―経産省前テントひろば272日目 稼働原発ゼロ34日目>
     野田首相の再稼働宣言記者会見弾劾!!
     官邸前4000名の人波 怒りのコールを聴け!( Y・T )
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 ◇6月15日(金)19時~20時 東電本店前へ集合!!
  『再稼働前提の事業計画に物申す~東電株主総会 前段6.15アクション
  ~もう福島にも新潟にも原発はいらない~ (東電前アクション)
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 ┗■1.★★絶対許さない★★再稼働決定
  │  6・14官邸前アクションにご参加ください!!
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 福井県原子力安全専門委員会による傍聴者を締め出しての「再稼働容認」
  報告書の了承を受けて、大飯原発3、4号機の再稼働決定の閣僚会合が、
  早ければ14日(木)にも強行されようとしています。大飯原発直下の
  破砕帯が活断層と連動して動き、ずれにより原子炉損傷に至る恐れがある
  との指摘が専門家から出されたにも関わらず、専門委員会も保安院も
  再調査を否定しました。
 私たちは、新たな「安全神話」づくりを拒否します。
  「国民生活」ではなく「原子力ムラ」を守るための再稼働などあり得ません。
  重要な安全対策を先送りし、住民を危険にさらす決定は絶対に許されません。
  福井や福島の人々とともに生きるために、市民の力で再稼働を止めるために、
  官邸前で抗議の声を上げます。ご参加ください。
 日時 6月14日(木) 午後6時~8時
  場所 首相官邸前(国会記者会館前)※国会議事堂前駅すぐ(永田町駅5分)
 発言:原発いらない福島の女たち、国会議員、参加者の皆さんなど
  呼びかけ:再稼働反対!全国アクション(連絡先:090-6185-4407 杉原)
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  【速報!】
  6月23日(土)に 大飯原発の再稼働決定を撤回しろ!新宿デモ(仮)
  集合:柏木公園(新宿駅西口5分)を予定
  午後2時~集会、午後3時デモ出発(新宿駅東口アルタ前解散を予定)
 とりあえずの呼びかけ:再稼働反対!全国アクション
  (連絡先:090-6185-4407)
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 ┗■2.6月21日(木) 学習会【隠された福島事故を暴露する】
  │   徹底分析・福島原発事故<その2>『3号機と4号機の爆発の怪』
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 講師 槌田 敦さん
  日時 6月21日(木) 18:30開場、19:00開始
  場所 たんぽぽ舎(5階) 参加費800円  主催 たんぽぽ舎
 3号機:水素爆発では黒煙にならない。中性子も観測された。つまり核爆発。
      なぜ隠すのか。低濃縮ウランの核爆発は軍事転用へ。テロの心配。
      アインシュタイン原爆も仁科原爆も、水を用いる低濃縮ウラン原爆
      だった。ことによると、北朝鮮の核実験は、アインシュタイン・
      仁科原爆の可能性。 もはや、平和利用は不可能となった。
 4号機:水蒸気の噴出は6月下旬まで、3カ月以上も続く。
      そのエネルギー源は原子炉内の核分裂反応。
      隣接する使用済み燃料から燃料運びだしを急ぐ東電。
      その目的は、隣の原子炉内に運び込んだ核燃料の引き揚げ。
      「原子炉は空っぽ」とのうそつき東電の犯罪に騙されるな。
(この講座は、5月18日開催の学習会「隠された福島事故を暴露する」の第2弾です)
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 ┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇≪6・15沖縄意見広告報告集会・関東集会≫
  日時:6月15日(金)午後6時~
  会場:御茶ノ水 総評会館2F大ホール(御茶ノ水駅より徒歩5分)
  発言:山内徳信(参議院議員)、伊波洋一(元宜野湾市長)
     安次冨浩(ヘリ基地反対協議会共同代表)
  報告:再稼働ゆるさず廃炉へ!
     鎌田 慧(さようなら原発1000万人署名運動)
     椎名千恵子(原発いらない福島の女たち)
     淵上太郎(経産省前テントひろば) ほか
  資料代:800円(経済的事情のある方は無料)
  主催:沖縄・意見広告運動
     ※問い合わせ:電話 03(6382)6537、FAX 03(6382)6538
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 ┗■4.「女川の教訓は」大飯、不安要素さらに多く
  │  海抜8メートル、津波に弱い地形、主要道は海沿い
  │  壊滅のオフサイトセンター・ルポ
  └────(6月12日 東京新聞より)
関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働に向けた政府の最終決定が秒読み段階に入ってきた。だが、たった一年前のことを忘れていないか。大津波に襲われた東北電力女川原発(宮城県)は危ういところで事故を逃れたが、事故時に対策拠点となる重要な施設オフサイトセンター(OFC)は壊滅。女川の地から、もっと津波に弱いOFCしかない大飯原発のことを考えた。(福田真吾)(中略)
 女川町の心配はまだある。原発のある半島は山ばかりで主要な道は海沿いにあり、津波に襲われれば陸の孤島となることだ。住民の避難はもちろん、原発への要員派遣も難しそうだ。町の幹部は「防災道路の補強が急務。ちゃんと逃げられる手段を確保しない限り、女川原発の再稼働はあり得ない」と厳しい表情で語った。
  政府が再稼働しようとする大飯原発のOFCは海まで百メートル、海抜はわずか二メートル。代替施設の高浜原発のOFCも海まで五百メートル、海抜四メートルしかない。
  津波で壊滅した女川のOFCよりずっと津波に弱い。これで、どうやって住民を守る対策拠点となるのか。また、津波と原発事故の複合災害は「想定していなかった」とでも言うのであろうか。
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 ┗■5.<テント日誌6/8(金)
  │  ―経産省前テントひろば272日目 稼働原発ゼロ34日目>
  │   野田首相の再稼働宣言記者会見弾劾!!
  │   官邸前4000名の人波 怒りのコールを聴け!
  └────( Y・T )
6月8日(金) 曇り
  今日午後6時から野田首相の大飯原発再稼働問題での記者会見があるとニュースが報じている。福井の西川知事の要求に応えてのものだという。
  6時からは恒例の官邸前行動が予定されている。この記者会見の瞬間にには是非とも官邸前に立って対峙したいものだと心がはやり、5時半に官邸前に着く。既に数百人が集まっていた。
  午後6時、人の波はもう1000名を超えているだろうか。記者会見のラジオの実況中継が設置されたスピーカーから流れてくる。みんな気持ちを張り詰めて聴き入っているのか静寂が覆う。そのうち堪えきれずに抗議の声が上がり、最後にまとめとして「国民生活を守るため、再稼働すべきというのが私の判断だ」と述べたとき、一斉に再稼働反対!のコールが湧き上がり、怒濤のように数十分続いた。人の波はアクションの終了時まで増え続け、最後尾は高速道路のある六本木通りの間際にまでなり、4000名ほどに達していた。
 「国民生活を守る。それが判断の基軸だ」と野田が切り出した時、私の頭の中では自然に「だから再稼働はやめ、原発はやめる。」というフレーズが続いていた。あの福島原発の大事故を経験し、今尚続く夥しい放射能被災を経験して、原発は命と生活を危険にさらし、ズタズタに切り裂き、幾世代にもわたって累を及ぼすものと思い知らされ、人々は変わったのだ。原発災害になんの責任も感じない野田は3・11に何を学んだのか。
  そもそも野田は「国民の命と生活」を守ってはいない。被曝にさらされている福島の子ども達の避難・疎開・保養に一顧だにしていない。避難を余儀なくされている幾万の人々の苦しみに手をさしのべようともしない。東電の賠償責任を厳しく実施させようともしていない。双葉町の井戸川町長は国は自分たちを見捨てている、棄民している、と怒りを語っている。野田の「国民の命と生活」から福島は切り捨てられているのか!それは結局人々全体の命と生活を切り捨てることなのだ。
 野田は大飯原発では福島原発事故を繰り返さない安全性が確保されていると述べた。これに対して新潟県の泉田知事は次のように批判している。
  『 現在、福島原発事故はいまだ収束しておらず、事故の検証も進行中であり、換言すれば、意思決定過程や組織のあり方なども含めた事故原因の特定も行われていません。事故原因が特定されなければ、対策を講じることができないことは自明の理であり、専門家である原子力安全委員会も班目委員長が安全を確認していないことを明言しています。
  このような状況下で専門家でもない総理が安全性を確認できるはずもありません。
  実際、「福島を襲ったような地震や津波が起きても事故を起こさない。」と限定付きでの「安全宣言」であり、福島を襲ったものとは異なる直下型の地震等の場合は再び「想定外」という言い訳が通る説明になっています。
  「電源が失われるような事態が起きても炉心損傷に至らないことが確認されている。」との発言についても、現実には、「電源が失われなくても、炉心冷却に失敗すれば、大惨事になる」ということが福島の教訓であることを無視した説明です。
  さらに、政府の安全性の基準は暫定的なものであるとまで説明し、責任回避が可能な内容となっています。
  この他にも指摘しなければならない事項が含まれていますが、新たな安全規制機関も未設置であり、万が一の事態が生じた場合の対策も固まっていない中で、「安全を確認した」と表明することは、新たな「安全神話」を創造することとなり、極めて無責任であります。
  米国NRCでは、爆発や火災によってプラントの重要な部分が失われるようなシビアアクシデントに備えて対応(B.5.b)を準備しています。
  国民生活を人質にして、安全を軽視した宣言となっていることは極めて遺憾であります。』
  付け加えれば、大飯原発では免震重要棟やベント設備などの事故時の設備が未整備であり、それだけ福島原発より危ない。また避難計画も未整備である。さらに、大飯原発敷地内に走る軟弱な断層(破砕帯)が動いて地表がずれる危険性、活断層の可能性も指摘されている。
 野田は記者会見で「夏場の電力不足、計画停電、電気料金高騰、産業空洞化」を言い立て、もう化けの皮がとっくに剥がされている常套文句の脅迫を並べ立てた。電力不足を大々的に見積もった需給検証委員会ですら、融通と節電で「原発ゼロで夏を乗り切れる」と結論づけている。
  むしろ、朝日新聞の次の指摘を掲げておこう。『野田政権が原発再稼働を急ぐのはなぜか。「電力不足」をさかんに強調しているが、原発ゼロが続いて電力会社が経営難になるのをおそれているからだ。政権や電力業界(ーさらにはメガバンクだ)の「損得勘定」が再稼働の背景にある』 結局野田のいう「国民生活」とは電力会社やそれに融資しているメガバンクの損得勘定であり、原発マネーの利権に群がる集団の甘い汁に他ならない。そのために幾世代にわたる人々の命を引きかえにしようというのか。
私たちはもう決して後戻りはしない。ひるむことなくあくまで再稼働をやめさせ、原発の全廃、廃炉に向かって更に闘いを強めていく。それが野田の宣言に対する私たちの回答だ。官邸前の4000人の人波といつまでも響き渡った怒りのコールは、その表現であった。( Y・T )
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