テント日誌12月23日(祝)
経産省前テントひろば1201日商業用原発停止464日
経産省前テントは裁判の結審もあり、厳しい局面にあります。これは来年の三月ごろに具体化されることが予測させる再稼働の動きとも関連してします。こうした中で原発再稼働の目される地域ではいろいろの闘いが展開されています。川内原発に対する川内テントはその一つですが、同時に「川内の家」「伊方の家」、あるいは「若狭の家」など活動もあります。「川内の家」と「伊方の家」からのアピール文が届いているので紹介します。年末年始の企画を成功させ、アピールに応えましよう (M)
・・・・・・
経産省前テントひろばの仲間たちへ
2014.12.19 「川内の家」岩下雅裕
経産省前テントひろばの仲間たち、経産省・東京地裁抗議行動に参加された皆さん、お元気ですか? 川内原発の現地から連帯の挨拶を送ります。
12月3日のテント裁判の際は外で待機していました。傍聴から帰ってきた人達から「結審」という言葉を聞き、唖然としました。亀屋幸子さんをトップバッターに、当事者参加を求めた43人の陳述がはじまったばかりだというのに、突然の「結審」とは――。まったく許しがたい暴挙です。
テントひろばは、単に「峠の茶屋」だったのではありません。立ち寄る人はもちろんですが、全国で反原発運動を粘り強く進めている人達、そして原発現地の住民や運動団体にとっても大切なものでした。「原子力ムラ」の枢軸たる経産省前に陣取り、テントという姿形あるモノで、反原発運動とそのつながりを可視化していたからです。
そうであるからこそ逆に、政府・電力会社の原発再稼動の動きにより、ビビッドに影響をうけざるを得ません。今回の東京地裁の「結審」の攻撃は、薩摩川内市と鹿児島県の、再稼動「同意」をうけたものと受け止めるべきでしょう。その意味では、鹿児島県―薩摩川内市での闘いの至らなさを心底、残念に思います。
しかし鹿児島県―薩摩川内市の市民や労働者は負けてはいません。実際、川内原発の再稼働は、年度内はおぼつきません。「まだまだ、これから」と態勢を立て直し、現実に再稼働を現地・現場で阻止する闘いの段階を拓こうとしています。1月25日には鹿児島市・天文館公園で全国闘争をもち、「こうやって再稼働を止めたい」と皆さんに提案する予定です。主敵は九電――。88年の四国電力本社に向けた行動や、12年の沖縄・普天間基地の封鎖闘争は、私たちの良き前例です。
また薩摩川内市では、「『52円の住民投票』の仲間たち」が12月11日から3日連続の講演会を各地域で持ち、「底辺」から新しい層の新しい行動を掘り起こそうとしています。なぜなら、新しい層の新しい行動こそが新局面を拓くからです。この行動には、原発下の砂浜に建つ「久見崎テント」の仲間も協力してくれました。
経産省前テントひろばも、鹿児島県―薩摩川内市の闘いも、「まだまだ、これから」です。全ての原発を止め、無くし、原発が作りだす差別や植民地主義的な地域支配を根絶するまで、ともに頑張りましょう。原発現地は、テントひろばと共にあります。
・・・・・・
福島に想いを馳せ、再稼働の嵐にテントとともに立ちはだかる!
2014.12.19「伊方の家」八木健彦
東京地裁のだまし討ち的「結審」策動に抗議し、再稼働の嵐に抗してテントを守るための本集会に対して、四国の佐田岬半島の付け根、伊方原発から10kmの地点にある「伊方の家」から連帯のアピールを送ります。
私たちは一瞬たりとも忘れはしない。経産省への怒りに燃えながらテントを設立したあの時のことを。そして福島の女たちが大挙して座り込み、命の叫びを上げ、沢山の人たちが心から連帯を表したことを。そして経産省や右翼集団の幾多の嫌がらせや攻撃を受けながらそれを跳ね返し、全国・全世界の人々と心の交流を続けて、ここに巨大な意志空間を築いてきたことを。
テントは福島の現実を人々に伝え、福島の怒りを霞ヶ関に打ち付けるべく存在してきた。そしてテントは全国の人々の脱原発への希望を掲げ、全国の原発現地とともに再稼働に立ちはだかるべく存在してきた。テントの存在意義は大きくなりこそすれ、なくなりはしない。とくに人々の命がかくも軽んじられ、人々の意思と思いがかくも無視され踏みにじられている中では。
川内原発の再稼働への策動が数々の問題を残したまま最終段階へと突き進もうとしている中で、規制委は高浜原発再稼働の事実上の合格を出した。そして、それは次には伊方原発の合格へと進もうとしている。まるでベルトコンベアに乗せられて処理されていくが如くに、次々と再稼働への合格が出されていく。人々の命も、子供たちの未来も、大地も海もふるさとも、そして人々の意思も希みも、安倍政権と原子力ムラのベルトコンベアによって処理され、踏みにじられていこうとしている。
私たちはなんとしてもそれをくい止めたい。私たちは今日も八幡浜で声を上げる。私たちはこのふるさととともに生きていく権利を主張し、美しい瀬戸内海や宇和海を守り、みかん畑に覆われた南予の山々を守り、それとともにある人々のコミュニティを守り、子供たちの未来を守っていくために。そしてそうした私たちの意思と希みが尊重され、その意志に従って決定されていくことのできるように。
闘いはまさに今、ここから、です。福島が決して退くことのできない状態の中で苦しみながら闘い続けているように、私たちも必死に、不退転の意志で闘い続けよう。
1、年末年始企画(総責任:乱鬼龍)
12・28(日) テントを守れ川柳句会(14時―) 席題2題 乱鬼龍選
12・29(月) 企画募集中
12.30(火) 脱原発ナイトシアター(CD選:藤原&乱鬼龍)忘年会(一品持ち寄り) テント内・19時より
12・31(水) 21時―『世界から原発をなくそう!反原発紅白歌合戦、エピソードⅣ“民主主義の逆襲”』(経産省前、関電前、川内原発前テントを繋いで)
◆カウントダウン
01・01(木) こら!(筑紫)哲也!何ばしちょっとか?!『異論!反論!Objection!(0時30分―)
01・02(金) 経産省包囲走!テント新春マラソン(10時30― 12時30まで)終了後に表彰。甘酒も用意します。参加者・スタッフ募集中(連絡先:090‐7217‐4812)
01・02(金) 新春テント講談会 出演:香織倶楽部 (13時―16時) 後に番組
01・03(土) 第72回「after311―霞が関の中心から愛を叫ぶ!!!」(14時― )トーキング・ワールド・ウォーⅢブルース お正月スペシャル11 特別出演 野瀬正彦さん(チェリスト・元プファルツ州立歌劇場主席チェリストとして活躍)。
01・04(日) 新春川柳句会 席題2題 乱鬼龍選(14時― )
01・05)月)
新春もちつき・官庁ご挨拶廻り(10時―12時)
再稼働許さん!経産省前集会(12時―12時半)
だまし討ち結審許さん!地裁前集会(12時40分―13時10分
テント新春記者会見(13時半―14時半)
2、2月屋内大集会(責任:高瀬)
(趣旨)福島・再稼働を闘う人々の総結集! 再稼働阻止!テント裁判結審許すな!大集会 参加目標 500名
集会名称(仮) テント撤去・再稼働を許さない大集会
日時・場所 2月7日(土)18時開場 18時半開会 日本教育会館
内容 テントに心を寄せる各界・各層・分野からの発言を頂き、撤去を許さない大正論を形成し闘う意志統一行う。テント闘争を支える専門家(小児科医、高松医師の講演<福島小児線ガンは異常多発>ミニ講演
主催 経産省前テントひろば及びテント応援団共催
◆ 緊急カンパのお願い
郵便振替口座 00160-3-267170
他銀行からの振込み 郵貯銀行 00八普通5289163
口座名は共に 経産省前テントひろば