たんぽぽ舎です。【TMM:No2733】
2016年3月16日(水)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.日常の積み重ねが重要なことを実感
町民も役場の職員も徐々に変わってきている
年頭のアメーバデモ(おおい・高浜・舞鶴)以来の活動を報告
高瀬元通 (反戦老人クラブ滋賀)
★2.3.11「八王子・金八デモ」は156回目、参加者100名を超える
原発をとめる声を地域から上げよう
高浜原発再稼働を止めた司法を支える市民運動
“継続は力”を絶やすことはできない
吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
★3.東電さん、日本語を使いましょうよ
3月11日東電前合同抗議行動に参加して
内藤みちる(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.5日に地球をかすめる小惑星 露に落下した2013年の隕石より巨大!!
警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその141
島村英紀(地震学者)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆4/16「さようなら原発・市川市民のつどい2016」
映画「チェルノブイリ28年目の子どもたち」-低線量被曝の現場から
講師:白石 草(はじめ)監督(一橋大学院准教授)
★6.新聞より2つ
◆押し出し 鎌田 慧
(3月15日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
◆SPEEDI「信頼性ない」 規制委 避難に活用 弊害指摘
(3月16日東京新聞夕刊2面より抜粋)
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・脱原発川柳【あれから5年 東電の罪 安倍の罪】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※3/19第3回福島連続講座にご参加を!
「福島の今-5年目の真実」
汚染水対策進まず、収束はほど遠い。規制委の責任を問う
お 話:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)
日 時:3月19日(土)18時より20時30分
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
資料代:800円
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※3/18(金)首相官邸前抗議-第188回
3月9日、高浜原発3、4号機、大津地裁により「安全性が確実に疎明されていない原発の再稼働は認められない」と仮処分、稼働停止!!!
にも関わらず無責任に「責任」、「安全」と繰り返し原発を不可欠とする安倍政権に猛抗議を!
日 時:3月18日(金)18:30から20:00
主 催:首都圏反原発連合 当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
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┗■1.日常の積み重ねが重要なことを実感
| 町民も役場の職員も徐々に変わってきている
| 年頭のアメーバデモ(おおい・高浜・舞鶴)以来の活動を報告
└──── 高瀬元通 (反戦老人クラブ滋賀)
◎ 1月5~6日を始まりに、おおい・高浜・舞鶴で16日間のアメーバデモをやりました。
アメーバデモとは、隙間を埋めるように浸透する如く、地域の隅々まで、旗・太鼓・ハンドマイクなどを活用しつつ、各戸にビラを配布する作業です。
東京からも、千葉からも、四国からも、種子島を含む鹿児島からも、そして関西一円から。
◎ 市民、町民の声・反応のいくつか。
・車に乗った中年女性がすれ違いながら手を振ってくれる。
・声を聞きつけて大雨なのに家から出てきてビラを受け取ってくれる。
・商店のドアを開け「反対だけど声に出せない・何もできないのが情けない、代わりにやってくれてありがとう。」
・最もうれしかったのはおとついの夜でした。昼間舞鶴の街中で配ったビラを見て、年配の男性から「100枚ぐらい配るから持ってきてください。」という電話をいただきました。宿にいたみんな大喜び。
◎ 頂点になる時点の行動だけでは実効性が乏しい。日常の積み重ねが重要なことを実感しています。町民も役場の職員も徐々に変わってきているし、私たちも学び、変化しています。
100年余り前魯迅が書いています。
「革命とは、権力を奪取することより、活動を通じて自らが変わること。」
上の理屈は選挙にも通じます。選挙運動だけで当選するわけではありません。日常の活動の積み上げがあって初めて成立するはずです。村型選挙やどぶ板選挙を批判しても始まりません。それに対抗する新しい形の活動を造る必要があります。
ここでも魯迅を引用します。
「主体性を欠いた統一戦線は妥協を生むだけである。」
ずっとずっと地道な活動を続けます。僕にとっては日常活動の一部になりました。
◎反戦老人クラブ滋賀の闘争宣言
あなたの手は武器をとってはいけません
あなたの手は人を殺してはいけません 殺されてもいけません
私たち反戦老人クラブ滋賀は、戦争する国への転換のたくらみを打ち砕く
私たち反戦老人クラブ滋賀は、福島切り捨て・原発再稼働に対決する
私たち反戦老人クラブ滋賀は、日本政府の弾圧に屈しない
私たち反戦老人クラブ滋賀は、反戦・反差別・反貧困の戦いに、軽やかに街に出る
スクラムを組んで、楽しく夢を持って闘うことを宣言する
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┗■2.3.11「八王子・金八デモ」は156回目、参加者100名を超える
| 原発をとめる声を地域から上げよう
| 高浜原発再稼働を止めた司法を支える市民運動
| “継続は力”を絶やすことはできない
└──── 吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
◎ 八王子、私たちの金曜日行動「八王子・金八デモ」、3月11日で156回を迎え、100名を超える人が集まりました。
国会前の福島第一原発爆発事故抗議行動に合わせて、「脱原発をあきらめない」一人ひとりの市民の反原発アクションです。
子供と一緒に参加したお母さん、初めて参加した人、様々な立場で参加し、原発廃止、再稼働反対の声を上げました。「原発いらない」「原発廃止」「原発のないくらしを八王子から」の旗と「原発なくたって」「we shall over come」を歌いながら、JR八王子駅近辺の中心街を1時間歩きました。繁華街には飲食店が多く、ラーメン店も多い町です。花の金曜日は、人の流れは絶えることなく活気があります。店内で食べながらデモに手を振ってくれる人、信号待ちしながら応援してくれる人、ビルの窓から手をたたいてくれる人、いろいろな人に見守られながらの金八デモです。
◎ 毎週金曜日156回の継続は、八王子・金曜日の夕ぐれ、町の風景となっている市民運動です。原発事故から5年経ち、東電、経産省、環境省の無責任さ、原発被災者を置き去りにした施策が顕著になっています。東京電力は新潟で、福島第一原発爆発事故は過去のことのように、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6.7号機を、2013年9月27日に再稼働申請をしています。東京電力は、新潟県で原発事故以前のように電気料金をふんだんに使って、新潟地方紙で大々的に原発安全神話を宣伝しています。東電福島第一原発事故の悲惨さを決して風化してはいけない。旧東電経営陣、勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄、三人の強制起訴は市民運動の力であることは間違いないのです。
◎ 3.11金八デモで新しいコールが目立った「高浜原発とまったよ」。滋賀県住民29人の訴えを認めた大津地裁は、3月9日、関西電力高浜原発3.4号機2機の運転を即時差し止める仮処分を決定した。昨年4月14日福井地裁は、運転禁止を命じる仮処分を決定。それぞれ、底辺には市民運動の力が、静かに脈々と続いたことである。
「福島では事故から5年たつ今も10万人近くが避難を続け、再稼働への不安は根強い。4月の電力自由化を前にコストの安い既存原発の再稼働を急ぐ電力会社や、国は繰り返された司法警告を真摯に受け止めるべきだ(朝日3/10)」。
◎ 福島第一原発の過酷事故を省みない原子力規制委員会の田中俊一氏は、命を尊ばない、言葉をもてあそび・はぐらかす顕著な人である。
現代の極悪人と言われるオウム麻原彰晃と同類といわれても仕方ない。原発がなくなるまでには、まだまだ長い年月が掛かりそうだが、司法を支える市民運動の声“継続は力”を絶やすことはできない。
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┗■3.東電さん、日本語を使いましょうよ
| 3月11日東電前合同抗議行動に参加して
└──── 内藤みちる(たんぽぽ舎ボランティア)
うう寒い、東電前到着、たくさんの人の中に混じっていく。
東電さん、被害者への心からの謝罪と償いはどうしたのですか。生活をめちゃめちゃにされたのですよ。死んでいったたくさんの動物たちも哀れですよね。汚されてしまったたくさんの植物、土、豊かな自然・・・ そう、3月11日は人の心、命、自然、大地、空、海を破壊してしまった東電を許さない日。
確か「東電事故調査委員会」というのがありましたね。あれは何の意味があったのですか。事故についてわからなければまだ続けて調べるのが当たり前です。
5年間の東電の対応を見ていると、「東電語」ともいうべき言語があるようです。
例えて言うと「今日はいい天気ですね。」「これはテレビですよ。」こんな感じ。話がかみ合わない。
そういえば「無主物」という「東電語」もありましたね。
東電さん、日本語を使いましょうよ。
日本語を知らないなら、教えてさしあげますよ。
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┗■4.5日に地球をかすめる小惑星 露に落下した2013年の隕石より巨大!!
| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその141
└──── 島村英紀(地震学者)
◎ ほとんどの人は知らないが、3月5日は、小惑星が地球を「かすめる」日だ。
この小惑星「2013 TX68」は2013年に見つかって、地球に向かって飛んでいるのが分かっていた。ただし、太陽の方向から飛んできていたので、わずか3日間だけの観測のあと、太陽のまぶしい光の中に入って、見えなくなってしまっている。
そのため、観測データが十分ではない。軌道にはあいまいさがあり、小惑星の大きさも知られていない。しかし2013年にロシア西南部の町チェリャビンスクに落ちた隕石よりも大きい小惑星であることは確かだ。チェリャビンスクに落ちた隕石は、その衝撃波で東京都の面積の7倍もの範囲で4000棟以上の建物を破壊し、1500人もの重軽傷者を生んだ。
「2013 TX68」は地球にぶつからないことは分かっている。だが、どのくらい近づくのかは分からない。近ければ地球から1万7000キロ、遠ければ1400万キロだ。
1万7000キロといえば、地球の直径の1・3倍ほどにすぎない。放送衛星や気象衛星など、地球に対して静止している静止軌道を回っている人工衛星は高度約3万6000キロに位置している。1万7000キロはその半分以下なのだ。
他方、1400万キロならば、月までの距離の35倍もある。地球からははるかに遠い。
この小惑星は、ずっと太陽の光の中を通ってきているので、いまだに見えていない。しかし3月5日の大接近以後は太陽から外れ、逆に太陽に照らされて、よく見えるはずだ。そして、正確な大きさや、形も分かる。自転の速さも明らかになり、岩なのか、金属なのか、氷なのかといった物質の見当もつくかも知れない。
軌道も正確に調べられる。次にこの小惑星が地球に接近するのは2017年9月28日だと分かっているが、そのときに地球にぶつかるのか、ぶつからないで通り過ぎるだけなのかも判明するはずだ。
◎ ここ数年、米国アリゾナ州で「カタリナ・スカイサーベイ」という名の「地球近傍天体」サーベイ(観測計画)が行われている。
「2013 TX68」を発見したのはこの観測計画だ。地球に近づいている天体を調べる計画で、アリゾナ大学の月惑星研究所が行っている。近くの「レモン山サーベイ」やオーストラリアの「サイディング・スプリングサーベイ」と提携している。
この観測の能力は高い。たとえば2006年に発見されたほうき星(彗星)の大部分をこの3つのサーベイが占めた。
◎ しかし「2013 TX68」クラスの小惑星、つまり直径数十メートル以上の天体は、地球の近傍に100万個もあると考えられている。だが、そのうち発見されているのは1万個ほどにしかすぎないのだ。
私たちは、将来の大地震や火山噴火だけではない、地球に落ちてくる小惑星という未知の危険も知らないまま、毎日をすごしているというべきなのだろう。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より3月4日の記事)
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆4/16「さようなら原発・市川市民のつどい2016」
映画「チェルノブイリ28年目の子どもたち」-低線量被曝の現場から
講 演:チェルノブイリから30年、福島から5年~放射能汚染による健康被害は?
講 師:白石 草(はじめ)監督(一橋大学院准教授)
報 告:ホットスポット地区甲状腺がん発症報告他
と き:4月16日(土)13時半
ところ:千葉県市川市生涯学習センターグリーンスタジオ
主 催:「さようなら原発・市川市民の集い2016」実行委員会
連絡先:市川市八幡2-7-20-702 TEL 047-302-0014
参加費:500円
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┗■6.新聞より2つ
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◆押し出し 鎌田 慧
3月12日。福島原発爆発事故5周年「県民大集会」が、福島県郡山市の陸上競技場でひらかれた。毎年この時期、福島集会に参加すると、寒さのなかを放射能雲に追われ、逃げ惑っていた人たちの、いのちが凍るほどの恐怖をすこしながら体感できる。
5年たって田畑は雑木林と化し、イノシシの大群が闊歩(かっぽ)する。いくつかの地域を転々、いまだ故郷に帰還できない感情を、「浮遊感」と表現した被災者の声が心に残った。古里が地図から拭い去られてしまう、との訴えも切実だった。「公害の原点」足尾鉱毒事件の農民とおなじ棄民である。
わたしは、この郡山集会の壇上から「さようなら原発署名運動」は13日、東京の政府東電へ抗議にむかう「押し出し」を実施すると報告した。
120年前、明治30年代初頭、鉱毒に苦しむ群馬、栃木の渡良瀬川農民が、政府にむかった「大挙上京行動」に倣った運動である。さすがに寒い道を、かつての農民のようにわらじばきで踏破するには無理がある。
鉱毒農民のこころと被ばく住民のこころを「フクシマ連帯キャラバン」の横断幕に結びつけ、数台のクルマで東京を目指す。いわき、水戸、東海村、旧谷中村跡・渡良瀬遊水地を歴訪し、各地で交流集会。東電、経団連、環境省などに抗議し、26日午後1時からの「代々木公園大集会」に合流する。(ルポライター)
(3月15日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
◆SPEEDI「信頼性ない」 規制委 避難に活用 弊害指摘
原子力規制委員会は16日、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)を用いた放射性物質の拡散予測について「信頼性はない」との見解で一致、原発事故時の住民避難に活用するのは弊害が多いと結論付ける文書をまとめた。
政府は自治体側からの要望を受け、自治体の裁量でSPEEDIの活用を11日に容認したが、政府自身は活用しない方針を変えていない。
規制委がSPEEDIの信頼性にあらためて否定的な見解を示したことで、自治体は難しい判断を迫られそうだ。 (後略)
(3月16日東京新聞夕刊2面より抜粋)
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