直前のご案内となり恐縮ですが、本日31日夕方、軍事費の中身を検証する
集会が行われます。私もコメントする予定です。
以前、民主党政権の時代に「市民版事業仕分け」と題して、同じ富士見区
民館で軍事費の削減を求める集会を企画したことがあります。米国製兵器
の「爆買い」など、膨張する軍事費の問題は、まだ市民がきちんと取り組
めていない分野です。残念ながら予算は成立してしまいましたが、軍事費
の解明は重要だと思います。ご関心のある方はぜひご参加ください。
【関連資料】
呼びかけ3団体が3月3日の防衛省申し入れの際に提出した要請書
http://kosugihara.exblog.jp/22661800/
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許すな!大軍拡
―防衛費を読み解く―
3・31学習集会
2016年度予算案(注:3月29日に成立)では、防衛関係費は、全体で前
年度比1.5%増の5兆541億円が計上されています。辺野古新基地建設には、
1707億円が計上されています。また、在日米軍駐留経費の日本側負担(思
いやり予算)は、1月22日に締結された新協定に基づき、2016~20年度の
5年間の総額で9465億円、11~15年度の総額を133億円上回ることになっ
ています。自衛隊自体の増強を進めるための予算は、前年比+0.8%(+386
億円)となる4兆8,607億円、計上されています。その焦点は、「南西地域」
での自衛隊の増強です。奄美・宮古への警備隊配備に195億円、与那国に
沿岸警備隊施設を作るために55億円などです。1隻1734億円の護衛艦など、
高額の装備もどんどん購入しようとしています。オスプレイも、447億円
で4機を購入します。自衛隊版海兵隊の新編(106億円)、陸上自衛隊全
体を統合的に運用するための総隊司令部の設置(92億円)、海上作戦セン
ターの設置(189億円)など、組織的な増強も図られています。しかも、
予算の硬直化を招く後年度への負担を伴うものも、2兆2875億円、10.7%
も計上されています。
私たち、基地の街で反戦平和運動を取り組んでいる者にとっては、軍拡
予算は、まさに目の前の自衛隊・米軍の増強そのものに直結します。社会
保障を維持するには消費税をさらに増税せざるを得ないといいながら、財
政を悪化・硬直化させる予算を編成することは、断じて許すわけにはいき
ません。軍需産業や武器輸出の動きとも、防衛予算は深く関わっています。
購入した装備や新編された部隊と安保関連法の成立で自衛隊がやれること
になった集団的自衛権行使などとの間にも密接な関係があります。大軍拡
予算をより詳しく多面的に分析し、その問題点を明らかにしていく必要が
あります。そうした問題意識から、防衛予算を読み解く学習会を持つこと
にしました。是非、ご参加ください。
日時:3月31日(木) 18:30開場 19:00開始
問題提起:
吉沢弘志(パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会)他
コメンテーター:杉原浩司(武器輸出反対ネットワーク)
場所:千代田区富士見区民館洋室B
(「国連・憲法問題研究会」の名で表記されています)
アクセス https://www.city.chiyoda.lg.jp/shisetsu/kuyakusho/005.html
東京都千代田区富士見1丁目6−7 JR飯田橋駅西口出口から徒歩約4分
<呼びかけ>
有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会
北部労働者法律センター気付 TEL・FAX 03-3961-0212
立川自衛隊監視テント村
東京都立川市富士見町2-12-10-504 TEL・FAX 042-525-9036
パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
TEL:090-3509-8732 FAX:047-456-5780