【緊急集会】 軍産複合化する日本と私たちの暮らし(4月9日@川崎)

著者: 杉原浩司 : 武器輸出反対ネットワーク
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昨日4月1日で武器輸出三原則が撤廃されて丸2年になりました。1日午後、
武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)は、防衛装備庁を呼んでの議員レク
チャー(協力:阿部知子衆院議員事務所)を行いました。詳細は改めてご
報告します。

来たる4月9日、武器生産を行う企業が集中する川崎で、「軍産複合体」の
形成を止めようという緊急集会が行なわれます。私もお話します。事前申
込制、先着順でそれほど大きな会場ではありませんので、お早めに申し込
みください。

※以下の緊急署名、反響を呼んで現在、署名者数が9,000人に迫る勢いです。
まだの方はぜひご署名ください。そして、どんどん広めてください!

<緊急署名(第1次集約:4月10日)>
売るな、潜水艦
― 私たちは、日本が「死の商人国家」になる姿を見たくない。
【署名はこちらから】
https://goo.gl/8rMSBE

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【緊急集会】 軍産複合化する日本と私たちの暮らし

軍事力で日本社会の安全保障は守れるのか?
9条があっても、戦争や武器輸出が可能!?
改憲は、なぜ、「緊急事態条項」からなのか?
選挙を前に、安倍政権のねらいを、徹底分析!!

2014年に、十分な国会審議も無いまま、武器輸出三原則が撤廃されまし
た。経団連は経済成長の重要な役割を武器輸出に求める発言を繰り返し、
安倍首相のトップセールスで、日本はオーストラリアに潜水艦を売ろうと
しています。これまで「戦争協力につながる研究はしない」としてきた日
本学術会議の現会長が学長をする大学が、防衛省の戦後初の軍事に関する
研究公募に採用されました。
こうした官、民、学による軍産複合化が進み、「戦争をする国、戦争で
儲ける国」になることは、現行の憲法のもとで許されるのでしょうか?
次の選挙の後、私たちは「戦争をしない」と定めた今の平和憲法を変える
選択をしてしまうのでしょうか? 特定秘密保護法、安保関連法などの新
しい法律とともに、こうした動きは、私たち市民の暮らしをどう変えてい
くのでしょう?

川崎市には、武器生産の生産額トップ10企業の多くが立地します。川崎
市は、沖縄・厚木・横須賀など基地のある自治体と同じように、テロや、
ミサイル攻撃の標的になる可能性があります。また、市民の生活の一部が、
武器を作る企業の税金で支えられています。
川崎市という自治体に暮らす私たちは、身近になってきた「戦争」につ
いて、当事者性を強く持っているという現実があります。これまで、あま
り気にならなかったことかもしれませんが、一度、立ち止まって考えてみ
ましょう。

<Part1> 山田朗さん(明治大学文学部教授)
戦争準備体制の構築:ガイドラインの実現としての自衛隊装備の増強について

<Part2> 杉原浩司さん(武器輸出反対ネットワーク[NAJAT]代表)
武器輸出の現状と市民の抵抗ネットワーク運動

<Part3> 意見交換&質疑応答

日時:2016年4月9日(土) 18:00~20:40 (開場 17:45)
定員:60名(申込み・先着順)
【申し込み先】 kawasakisecrecybill@gmail.com 070-5586-8592
資料代:500円
場所:川崎市高津市民館 第1音楽室
(駅とペデストリアンデッキで直結しているノクティ2の11階)
JR南武線武蔵溝ノ口駅北口または東急溝の口駅東口から徒歩2分。
☎ 044-814-7603

<山田朗(やまだあきら)さん 明治大学文学部教授>
1956年生まれ。明治大学文学部教授(専攻:日本近現代史・天皇制論・軍
事史)、平和教育登戸研究所資料館館長。現代の軍拡問題については、イ
ラク派兵差し止め訴訟において札幌地裁、名古屋高裁(2008年4月違憲判
決が下され確定判決となった)、岡山地裁での原告側証人をつとめ、自衛
隊のイラク派遣が他国が遂行する戦争への加担するものであること、現代
の軍備拡張が国際的な緊張を高めるものに他ならないことを証言した。
(主な著書に、『護憲派のための軍事入門』(花伝社、2005年)、『日本
は過去とどう向き合ってきたか』高文研、2013年)、『兵士たちの戦場』
(岩波書店、2015年)、『軍事立国への野望?安倍政権の思想的系譜と支
持母体の思惑?』(かもがわ出版、2015年、共著)などがある。

<杉原浩司(すぎはらこうじ)さん NAJAT代表>
武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)代表。1980年代半ばより市民運動に
参加。PKO法反対、故・小田実さんら阪神・淡路大震災被災者による住宅
再建への公的支援を求める「市民=議員立法」、「ミサイル防衛」反対運
動などに関わる。この間、原発、秘密保護法、集団的自衛権、武器輸出な
どへの反対運動を展開。昨年夏の戦争法案審議の際には、集団的自衛権問
題研究会ニュースレビュー編集長として、国会審議ダイジェストを発信。
『宇宙開発戦争―〈ミサイル防衛〉と〈宇宙ビジネス〉の最前線』(ヘレ
ン・カルディコット他著、作品社、2009年)に「日本語版解説」を執筆。
発売中の『世界』別冊「2015年安保から2016年選挙へ」に「国会を市民の
手に取り戻す~「戦後最長国会」審議の内実」を寄稿している。

主催:秘密保護法を考える川崎市民の会
http://secrecy-bill-kawasaki.jimdo.com
共催:武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)、高津9条の会
賛同:川崎医療生活協同組合、安倍政権にNO!東京・地域ネットワーク、
ミナカナ川崎
(交渉中)地域の複数の九条の会、地域の戦争法を許さない共同行動など