たんぽぽ舎です。【TMM:No3718】
2019年8月6日(火)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.私と“たんぽぽ舎”
イーゴリー・コスティン写真展を1年で274回開催
「たんぽぽ舎30周年」によせて
豊﨑博光(フォトジャーナリスト)
★2.福島第一原発事故から8年4カ月“福島の今”
棄民政策と「放射能安全神話」の普及に励む
政府・東電への抗議を強めよう! (下)
汚染土壌再利用の問題
福島第一原発事故を終わったことにさせてはならない
中村泰子(たんぽぽ舎会員)
★3.溶融核燃料を原発敷地内で
金属容器に封入する「乾式」保管へ…
メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆8/25(日)脱原発・市川市民の会第28回集中学習会
「東電福島第一原発事故から8年『見えない化』される被害」
講師:満田夏花さん
★5.新聞より3つ
◆「ドイツの姿勢見習って」
在独ジャーナリストが「原発全廃」で講演(和歌山県田辺市で)
(8月5日16:55配信「紀伊民報」より抜粋)
◆原発賠償 「潜在的被害ある」日弁連、延長必要性周知へ
賠償請求権の時効期間を10年から20年に再延長
(8月5日河北新報より抜粋)
◆「契約」は義務だが「受信料支払い」は義務ではない
「受信料支払い拒否」世帯 続出必至 放送法に「抜け穴」露呈
(8月2日発行「日刊ゲンダイ」5面より抜粋)
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※明日です! 8/7(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日 時:8月7日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分
共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
2.「第71回東電本店合同抗議」
福島第二原発の廃炉に4100億円も必要
柏崎刈羽原発の安全対策費に1.2兆円も必要
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:8月7日(水)18:30より19:45
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体
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※8/21(水)全国一斉抗議行動第1波にご参加を!
原発は危険!「特重」ない原発はもっと危険!
「特重できていない原発」はすぐ止めろ!
日 時:8月21日(水)
12時より13時…原子力規制委員会前(港区)
(地下鉄六本木一丁目駅より)
15時より16時…九州電力東京支社前(千代田区)
(JR有楽町駅日比谷口すぐ前)
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
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┗■1.私と“たんぽぽ舎”
| イーゴリー・コスティン写真展を1年で274回開催
| 「たんぽぽ舎30周年」によせて
└──── 豊﨑博光(フォトジャーナリスト)
◎ 初めてたんぽぽ舎を訪れたのは、1990年9月に藤田祐幸さん(故人)
を団長とする市民による「チェルノブイリ事故市民調査団」として爆発
事故をおこしたチェルノブイリ原発やウクライナとベラルーシの放射能
汚染地帯の取材したあとだったと思う。
◎ 翌1991年、藤田さんと共に、事故をおこしたチェルノブイリ原発の
原子炉近くでの除染作業や、放射能汚染地域の住民の避難や暮らしなど
の写真をとったウクライナの写真家イーゴリー・コスティンの写真展を
1年間各地で開催した時、その事務局をたんぽぽ舎におかせていた
だいた。
写真展の展示スケジュールもお願いしていたが、ある時、展示をダブ
ルブッキングしていたことがわかった。
藤田さんと私は、開催地の長野県茅野市の展示会の最終日に現場に
むかい、終了直後にすべてを回収し、東京に戻り、プロ用写真専門の
写真屋で大急ぎで複製を作ってもらった。コスティンとの写真使用契約
では複製は作らないとしていたが……。
◎ たんぽぽ舎にはまた、私が撮った核実験場とその被ばく者、ウラン
採掘と原発事故の被ばく者などの写真の巡回展示もしていただき大変
お世話になった。
私の記憶では、たんぽぽ舎が現在の場所におちつくまで三崎町界隈を
1回移転したと思う。
◎ 最初に訪れた時のたんぽぽ舎は、部屋の一部を市民運動や労働組合
の人びとなどの会合場所として提供し、一方で“寺子屋”と称して
原発、エネルギーや環境問題などについてのさまざまな専門家をよんで
勉強会を開いていた。
その間に、原発、エネルギーや環境問題に関する情報と資料を収集
し、それらをまとめて印刷、配布を行っていた。
チェルノブイリ原発事故後は食品の放射能測定をはじめ、忙しい毎日
だったと思う。
◎ 私にとってはお茶の水や神保町にでかけた時に気軽に立ちよる場所
で、忙しく切り盛りする鈴木さんといつも笑顔の小山さんに出会うと、
ホッとした。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
※《事故情報編集部》より
豊﨑博光氏の文章は、「たんぽぽ舎30周年によせて」のメッセージ
として7番目となります。
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┗■2.福島第一原発事故から8年4カ月“福島の今”
| 棄民政策と「放射能安全神話」の普及に励む
| 政府・東電への抗議を強めよう! (下)
| 汚染土壌再利用の問題
| 福島第一原発事故を終わったことにさせてはならない
└──── 中村泰子(たんぽぽ舎会員)
◎汚染土壌再利用の問題
政府は、フレコンバックの中の汚染土を取り出して、全国の公共事業
の盛り土や農地、公園造成などに再利用する方針を決めた。
そうすれば、最終処分場は作らなくて済む。密閉すれば大丈夫という
が、何百年も誰が管理するのか。放射性物質の全国への拡散にほかなら
ない。いったんこれを認めたら、電力資本は、事故を起こしても福島の
前例にならって対処することになる。
◎運動の課題と要求
講座の後半は、國分さんの講演を受けて、質疑応答とこれらの問題に
どう取り組むかについて意見交換した。
以下、主な内容を挙げる。
・加害者東電が被害者を査定し、和解拒否や賠償打ち切りなどを行う
一方で、日本原電の東海第二原発再稼働のために資金支援を行うことは
許されない。東電への抗議を強めよう。毎月第1水曜日(18時30分より)
の東電本店抗議行動に参加しよう。
・政府に対し、被ばくによる健康被害を補償する被ばく者手帳の交付を
要求しよう。
・東電には、未来世代の被害も含め100年賠償を要求しよう。
・東電は、原発事故避難等により発生した固定資産税の二重払い分を
負担するよう要求しよう。
・汚染土壌、フレコンバッグなど放射能汚染ゴミは、発生源の東電に
すべて引き取らせ、福島第二原発敷地内などで厳重に管理するよう要求
しよう。
・福島第一原発からのトリチウム・他核種混合汚染水の海洋放出を
許さず、叡知を集めて対策をとるよう要求しよう。
・政府の情報操作、世論誘導に抗し、原発事故被害者の声を聞き、広く
伝えよう。
福島第一原発事故を終わったことにさせてはならない。(了)
(「思想運動」2019-8-1号No.1043から了承を得て転載)
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┗■3.溶融核燃料を原発敷地内で
| 金属容器に封入する「乾式」保管へ…
| メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.溶融核燃料を原発敷地内で金属容器に封入する「乾式」保管へ
福島第一の2号機でデブリ取り出し
8/5(月)18:31配信「共同通信」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000120-kyodonews-soci
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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆8/25(日)脱原発・市川市民の会第28回集中学習会
「東電福島第一原発事故から8年『見えない化』される被害」
講 師:満田夏花(みつたかんな・国際環境NGO FOE Japan)
日 時:8月25日(日)14時より
会 場:市川市男女共同参画センター研修室F
主 催:脱原発市川市民の会 047-302-0014(中村)
参加費:700円
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┗■5.新聞より3つ
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◆「ドイツの姿勢見習って」
在独ジャーナリストが「原発全廃」で講演(和歌山県田辺市で)
和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で4日、ドイツ在住のジャー
ナリスト松田雅央さん(53)の講演会があった。
2022年までの原発全廃を政府が閣議決定しているドイツの姿勢につい
て「脱原発の『夢の国』ではないが、問題を真正面から見ている。その
姿勢は日本も見習ってもよいのではないか」との考えを示した。
脱原発などを掲げる住民団体が主催した。岩手県出身の松田さんは、
1995年に渡独。南西部の都市・カールスルーエを拠点に、エネルギーや
環境の問題に関する情報を発信している。(中略)
この方針決定に際し、ドイツ政府の諮問機関「倫理委員会」が「原発
は事故が起こり得る」「事故が起きると他のどのエネルギー源よりも
危険」「原子力より安全なエネルギー源はある」などとする報告書を
まとめたことも紹介。
自身も共感しているとした上で「多くのドイツ国民は(報告の内容
を)共有している。
なるほどドイツはすごい国だと思う」と語った。(後略)
(8月5日16:55配信「紀伊民報」より抜粋)
詳しくはこちらを
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000953-agara-l30
◆原発賠償 「潜在的被害ある」日弁連、延長必要性周知へ
賠償請求権の時効期間を10年から20年に再延長
東京電力福島第一原発事故の損害賠償を巡り、日弁連は賠償請求権の
時効期間を現行の10年から20年に再延長するための立法措置を国に要望
する方向で検討を始めた。
未請求の被害者が今なお多い被災地の現状を考慮した。7月27日には
東京都内で「原発賠償シンポジウム」を開き、今後も時効再延長の必要
性を広く知らせていく考えだ。(中略)
東京弁護士会の大森秀昭弁護士は「司法が東電の賠償をどう判断する
か非常に重要な時期に来ており、判決を踏まえて請求に踏み切る人も
多いだろう。そうした状況下での時効成立は認められない」と
指摘した。(後略) (8月5日河北新報より抜粋)
詳しくはこちらを
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190805_73008.html
◆「契約」は義務だが「受信料支払い」は義務ではない
「受信料支払い拒否」世帯 続出必至 放送法に「抜け穴」露呈
市民団体「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」共同代表の
醍醐聡・東大名誉教授が先月31日、東京・渋谷のNHKを直接訪問。
放送センターの一室で広報局幹部らと会い、警告文の中身などについ
ての見解を求めた。
醍醐名誉教授が問題視したのは、警告文の「受信料を支払わなくても
いいと公然と(人に)言うことは、法律違反を勧めることになります」
との一文だ。
「不払いは違法」と脅迫しているようなものだが、実は受信料につい
て定める放送法にはそんなことは書かれていない。
放送法は受信設備を設置した者は、「協会とその放送の受信について
の契約をしなければならない」と規定しているが、「受信料を払わなく
てはならない」という文言はなく、支払いについては義務付けては
いないのだ。(中略)
今後は「「法律で定められていない」と主張する支払い拒否世帯が
続出してもおかしくない。醍醐名誉教授はこう言う。
「戦後、国会で複数回にわたり受信料の義務化を放送法に盛り込む
改定案が審議されましたが、結局、成立しませんでした。受信料支払い
の義務化は、国家が持つ徴税権に等しい権力をNHKに与えてしまうこ
とになりかねない。当時の国会審議を見ると、議員らがそこに危機感を
持っていたことが分かります。(中略)
そもそも、支払い拒否は市民の権利です。それが、政権寄りの報道が
多いNHKに緊張感をもたらすことにもなるでしょう」 (後略)
(8月2日発行「日刊ゲンダイ」5面より抜粋)
詳しくはこちらを
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259660
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