4人揃ったビートルズ(1967年撮影):(時計回りで左から)ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スター [ Public Domain ]
ビートルズはお好き?
今やビートルズは、単なるポピュラーなロックバンドというステイタスをとっくに通り越して、歴史に残る偉大なアーティスト、レジェンドとしての地位を確立していることに疑いはないだろう。
そのビートルズが、11月2日、”最後のビートルズの曲 ”といわれる、AIの技術を利用して制作された “Now and Then” をリリースして、英国をはじめアメリカ、ヨーロッパと世界各地でホットな話題になっている。
” Now and Then ” は、ジョン・レノンが1977年頃、ニューヨークの自宅でカセットテープに録音した作品で、1995年2月、「ビートルズ・アンソロジー・プロジェクト」の一環として、ポール、ジョージ、リンゴの3人によって初めて制作されたのだが、レノンがテープに録音したヴォーカルがピアノの音に混じって明確に聞き取れず、それを調整するような技術もなかったため、未完成のままで終わっていた。話によると、ジョージ・ハリソン氏は、そのとき出来上がった録音を聞いて、”これはクソゴミだ (fucking rubbish)“と何度も言ったとのこと。とにかくお気に召さなかったようだ。
しかし2022年、思いがけないブレークスルーがあった。 ビートルズのドキュメンタリー『ザ・ビートルズ: Get Back』の制作に関わったピーター・ジャクソン監督と彼のチームが開発したソフトウェアー・システムによって、ジョン・レノンのヴォーカルとピアノ演奏の部分を分離することができるようになったのだ。 その結果、ジョン・レノンのオリジナル・レコーディングを基に、AIの力を借りて、4人のビートルズ全員が参加寄与しての “Now and Then ”が完成したのだった。
”Now and Then” に興味のある方は下のリンクをクリックしていただければ、オフィシャル のビデオミュージックをごらんになることができる:
https://www.youtube.com/watch?v=Opxhh9Oh3rg
オフィシャル・オーディオへのリンク:
https://www.youtube.com/watch?v=AW55J2zE3N4
歌詞:“Now And Then”
(One, two, three)
I know it’s true
It’s all because of you
And, if I make it through
It’s all because of you
And, now and then
If we must start again
Well, we will know for sure
That I will love you
Now and then
I miss you
Oh, now and then
I want you to be there for me
Always to return to me
I know it’s true
It’s all because of you
And, if you go away
I know you’ll never stay
Now and then
I miss you
Oh, now and then
I want you to be there for me
I know it’s true
It’s all because of you
And, if I make it through
It’s all because of you
(Good one)
以上
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔culture1255:231126〕