AFP通信、2017年5月15日より
(要約)
5月15日、エマニュエル・マクロンが首相としてエドワー・フィリップを任命した。フィリップは46歳、共和党員で、国民議会議員兼ル・アーヴル市長で、政治姿勢としてはアラン・ジュペに近い政治家である。マクロンはこの首相任命後に、ヨーロッパ内での仏独間のさらなる関係強化のために、最初の海外訪問国となるドイツで、アンゲラ・メルケルと会談するためにベルリンに向けて出発する。
(報告者コメント)
マクロン政権が実質的に動き出した。政権運営を担う首相には中道右派の共和党員のエドワー・フィリップを任命した。フィリップはシラク政権下で首相だったアラン・ジュペに近い政治理念を持っていると言われているが、マクロン同様46歳と若く、その手腕は未知数の部分もあると思われる。この首相任命後に、マクロンは最初の海外訪問国であるドイツに向かう。フランスとドイツがEUの二大基盤であり、この関係が強くなければという政治的意図がはっきりと現れた訪問となるのは確かなことであろう。
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