「シチリア島のタオルミナでテロおよびロシアに向けたG7サミットが開かれる。」
ブリュッセルにおけるNATOサミットが終了した翌日の5月26日金曜に、シチリア島のタオルミナ市でアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアおよび日本の首脳たちの参加するG7が開かれている。会合の主要なテーマはテロだと宣言されているが、専門家筋はサミットの”俎上に”は、ブリュッセルにおける会合同様にロシア問題が優越するであろうと見ている。
前日にG7の開催国であるイタリアが、テロと過激主義にたいする闘争の宣言を審議するよう持ち出した。このことについては、前日のNATO臨時サミットの席上、イタリア首相パオロ・ジェンチローニが報じている。
すなわち、「タオルミナでは、気候変動、貿易、移民、アフリカとの諸関係など全人類的支障の問題を審議することになろう。これは言葉だけのことではない。イタリアは全体利益のための立場に接近すべく賛同者たちを支援していくつもりである。さらに、われわれはテロとの闘争をより高次のレベルに引き上げるべきだ。このためにわれわれはテロと過激主義とに対する宣言を提起しているのだ。」イタリアの通信社ANSAはこう引用している。
独立グループのG7リサーチグループ専門家筋の見方では、喫緊の欧州のテロは、”7つの”諸国でのテロとの闘争の共同行動を活発化させている。このことは、この一年、諸攻撃が政治クラブのほとんどすべての諸国を脅かしたということにサミット参加者が合意できそうな統一課題になるはずだと示唆するものである。
ロシア独立新聞は、G7の総括コミュニケはドナルド・トランプの予知不能性故に最後の時点に出されるものと見ている。とはいえ、現時点では、アメリカ大統領が保護貿易主義や気候変動防衛にたいする諸問題にどういう態度で臨むかについて誰にも確信がない。
-サミット日程の全てのテーマにロシアが結びつけられている。
-G7サミットはロシア連邦にたいする制裁にかんしてのアメリカ合衆国の立場を明らかにするだろう。
-G7サミットは、言ってみればトランプが最大限でロシアが最小限である。
以下略
詳しくはhttp://classic.newsru.com/world/26may2017/g7it_print.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
〔eye4083:170527〕