HOWS文化講座「藤田嗣治の戦争画をどう見るか」ご案内

HOWS文化講座のご案内です。

 

◆藤田嗣治の戦争画をどう見るか

報告=笹木繁男(美術ドキュメンタリスト)

『ドキュメント戦後美術の断面』を題材に

◇5月30日㈯ 13時~16時30分

◇会 場:本郷文化フォーラムホール

(本郷3丁目徒歩3分)

文京区本郷3-38-10さかえビル2階小川町企画  内本郷文化フォーラムワーカーズスクール

E-mail:hows@dream.ocn.ne.jp

◇資料代:1500円(学生1000円)

 

藤田嗣治(1886 ~ 1968)の戦争画をどうみるか

 

戦争画とはいったいどういうものなのでしょうか?

日清・日露両戦争と先の15年戦争をふりかえって、それぞれの時代相での戦争と画家との関係を、画像をみながら考えます。

わたしたちの生活のなかで、なにげなく登場する画壇の巨匠たちが、じつは多くの戦争画の制作にかかわってきたことはあまり知られていません。

今回は、浅井忠、黒田清輝から、安田靫彦、横山大観など、日本美術を牽引してきた教科書でおなじみの画家たちをはじめ、エコール・ド・パリの画家として知られるレオナルド・フジタこと藤田嗣治に焦点をあわせて、美術ドキュメンタリストの笹木繁男さんにお話をしていただきます。

卓越した豊富な知識と、綿密な資料調査を要とした笹木さんの仕事は、戦後70年を美術の分野で考えるとき、それは美術におさまらない壮大な思想史だということを気づかせます。その視点から得られる認識は美術に対する「もう一つの目」ともいえるでしょう。どうかふるって御参加ください。