IPPNWドイツ支部「日本は2年後に“子供の白血病”が急増するだろう」 について

「ちきゅう座」に掲載されました記事「IPPNWドイツ支部 日本は2年後に子供の白血病が急増するだろう」についてコメントがあります。

EMI KIYOMIZU氏は原文を正確に把握されていらっしゃらない箇所があるように思われますが、それはそれとして、もっとシリアスな問題が、この記事のタイトルに含まれていると思いますので、その事についてコメントさせて戴きます。

「IPPNWドイツ支部 日本は2年後に子どもの白血病が急増するだろう」と呼ばれる記事のタイトルですが、IPPNWドイツ支部サイトに掲載されている原文「Kontaminierte Lebensmittel und neue Forschungsergebnisse (汚染食品と新しい研究結果)」には、そのような「日本は2年後に子どもの白血病が急増するだろう」という文章・論評は何処にも見当たりません。

この「日本は2年後に子供の白血病が急増するだろう」というタイトルは恐らく、訳者が原文を自分流に解釈した結論なのではないかと推察します。

懸念すべきことは、このようなタイトルは人々をミスリードしてしまい、恰もIPPNWドイツ支部が実際に、「日本において2年後には子どもの白血病が急増するであろう」と発表しているような印象を読者に与えてしまうことです。これは、IPPNWドイツ支部からの情報を誤って伝えていることにも繋がりますので、シリアスな問題だと思います。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔opinion1291:130508〕