1930年代から日本が戦争へと突き進む中で、新聞やラジオはどのような役割を果たし
たのでしょうか。新聞各社と日本放送協会は軍部の宣伝機関と化し、国民を戦争へと
駆り立てました。『再び戦争のためにペン、カメラ、マイクを取らない』という反省
のもとにスタートした戦後ジャーナリズムも、いままた岐路を迎えています。日本版
NSC、秘密保護法、集団的自衛権容認閣議決定など戦争が出来る国への転換が危惧さ
れるなか、6月の国会では、集団的自衛権の行使容認に伴う安全保障関連法案をめぐ
り激しい論戦が予想されています。しかし、メディアは全体として、このような問題
に対して委縮してしまっていて1930年代と同じ状況になっているという批判も強く
なっています。アジア太平洋戦争の時期、日本の新聞などのマスメディアが政府の圧
力もしくは自発的協力で「国策報道機関」と化していった過程を考えながら、今日の
メディアに問われている課題についてともに考えましょう。
日 時◇6月13日(土)13時30分~16時30分
資料代◇1000円(学生・明治学院大学教職員:無料)
場 所◇明治学院大学2号館・2101教室
基調講演:塚本三夫氏(中央大学名誉教授)
「メディアは侵略戦争にどう協力したか
ー15年戦争から現代を照射するー」(仮題)
パネル討論「戦争前夜とメディア」
パネリスト:新崎盛吾氏(新聞労連委員長・MIC議長)
岩崎貞明氏(民放労連書記次長・放送レポート編集長)
吉田典裕氏(出版労連副委員長、教科書対策部事務局長)
コーディネーター:吉原 功 (明治学院大学名誉教授・JCJ代表委員)
主催:日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)〒113-0033 東京都文京区本郷4-37-18い
ろは本郷ビル2階
TEL:03-3816-2988 FAX:03-3816-2993
主催:日本ジャーナリスト会議(JCJ) 〒101-0051千代田区神田神保町1-18-1
千石屋ビル402号
Tel.03-3291-6475 Fax.03-3291-6478
協賛:明治学院大学国際平和研究所
チラシに地図があります。