— ノーニュークス・アジアフォーラムの30年」
報告:佐藤大介(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局)
チラシPDF→
https://nonukesasiaforum.org/japan/wp-content/uploads/2024/01/02290302.pdf
★ 2月29日(木)
18:00〜20:00 (17:30開場)
会場:「スペースたんぽぽ」 予約必要
東京都千代田区神田三崎3-1-1高橋セーフビル1F
参加費:800円 連絡先:03-3238-9035
★ 3月 2日(土)
14:30〜16:30 (14:00開場)
大阪市立総合生涯学習センター・第4研修室(大阪駅前第2ビル5F)
参加費:800円 連絡先:080-6174-8358
1月13日の台湾総統選挙で、脱原発を掲げる民進党の頼清徳が勝利しました。立法院
(国会)では民進党が過半数を失いましたが、台湾の人々は必ず、来年5月に「原発
ゼロ」「アジア初の脱原発」を実現するでしょう。
日立・東芝が原子炉を輸出し、ほぼ完成した第四原発は、人々の長年にわたるたたか
いと、福島原発事故以後の大規模なデモ・道路占拠、公民(国民)投票によって、稼
働を阻止しました。
第一原発2基と第二原発2基は、40年の寿命を延長せず、2018〜23年に停止しました。
第三原発1号機は今年7月、2号機は来年5月に、40年の寿命で停止します。
韓国の原発暴走は日本とよく似ています。コリ2号機など10基の原発の寿命を延長
し、各原発敷地内に使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を建設し、新規の原発を建設し、
原発輸出を進めようとしています。
フィリピン、インドネシア、タイ、インド、トルコなどアジア各地の人びとは、国際
的に連携する原発推進勢力と闘ってきました。それは民主主義を求める闘いでもあり
ます。
昨年9月に韓国で開催された第20回ノーニュークス・アジアフォーラムで大きな話題
となった台湾や韓国の状況を中心に、アジア各国についても報告します。みなさん、
ぜひご参加ください。
●「非核のアジアを夢見て」(日本語訳)
https://nonukesasiaforum.org/japan/archives/2937
台湾の40年間の反原発運動の歴史をまとめた『海島核事』(王俊偉ほか著、春山出
版、2023年12月) 461〜469ページ
「台湾は日本に植民地化された歴史があり、文化的にも地理的にも近いため、日本は
台湾の反原発運動にとって最も重要な同盟国となっている。1895年に日本軍が塩寮の
海岸に上陸し、50年にわたる植民地支配が始まったこと、そして日本製の原子炉2基
も塩寮の海岸から台湾に上陸したことを知った後、交流のために台湾を訪れた多くの
日本人は、貢寮の住民に深々と頭を下げ、「申し訳ありません、これは第二の植民地
化です」と言った」
「台湾の反原発運動に最も熱心に反応した日本人は、山口県の瀬戸内海に浮かぶ小さ
な離島・祝島の住民だろう。2006年、呉文通と崔スーシンが祝島を訪れ、ドキュメン
タリー映画『こんにちは貢寮』を上映した。原発問題に関心を持つ台湾の学生、陳炯
霖が通訳した。貢寮の漁師たちが漁船を走らせ、海で闘う映像を見て、祝島の住民た
ちは「ここと同じだ!」と叫んだ」
「非核アジアフォーラムは、台湾を支援する最も重要な国際反原発ネットワークであ
り、現在まで台湾ではフォーラムが6回開催されている」
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ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局
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