◆ 国会や霞が関一帯の銀杏は冬の間に無残な裸木にされていた。痛々しい気分で眺めていたがいつの間にか深緑の葉を茂らせている。その生命力に感嘆すると同時に、いつもの親近感もわいてくる。緑の若葉は僕らに新鮮な気持ちと若々しい
本文を読む三上治の執筆一覧
1月27日講演会「トランプの登場とアメリカの行方」
著者: 三上治「トランプの登場とアメリカの行方」―1月27日(金)6時より講演会と討論会 ●日時 : 1月27日(金) 午後6時~(開場6時) ●場所 : 連合会館(神田駿河台3-2-11)201号 (TEL.3253-1771) ●
本文を読む2/19吉本隆明の未収録講演集を読み続ける。第8回目
著者: 三上治吉本さんの全集が刊行されていますが、同時に<未収録の講演集>も出ています。こちらは全12巻ですが、これを頭(第1巻)から読み続けています。早いものでもう8回目に入ります。今回(2月19日)と次回(3月18日)はシモーヌ・
本文を読む【案内】今年のアソシエの講座…6月19日から始まります
著者: 三上治今年どもアソシエの講座を予定しています。第三金曜日の午後7時からという予定を組んでいたのですが、5月15日(金)は休講で、6月19日(金)から始めさせていただこうとおもいます。 テキストは吉本隆明の<未収録講演集>
本文を読む講演とシンポジウム「小沢一郎ならどうするーこれからの日本の政治と外交―」の案内状
著者: 三上 治政権交代し政権の座についた民主党への政治的攻撃は凄まじい限りのものでした。鳩山由紀夫の普天間基地移設についてアメリカの政権、それに通じた日本の官僚、メディアなどが結託して孤立に追い込んで行く様をまざまざと思い出すことがで
本文を読む3月21日 『共同幻想論』はどう読まれてきたか第10目の案内
著者: 三上治「共同幻想論と今」と題した講座の続きが昨年の5月17日(金)から始まりました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座で(10回)の予定で進めてきましたが、今回でこのシリーズの最終回です。この間は『共同幻想論』と三島由
本文を読む『共同幻想論』はどう読まれてきたか
著者: 三上治「共同幻想論と今」と題した講座の続きが5月17日(金)から始まりました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座を来年3月まで(9回)の予定で行います。吉本がなくなった後、改めて評価が高くなる一方で、批判も強くなってい
本文を読む7/6(土)哲学思想カフェ:吉本隆明『共同幻想論』の理論的諸問題 講師:三上治・高橋順一・山本哲士
著者:哲学思想カフェ 演 題:吉本隆明『共同幻想論』の理論的諸問題 講 師:三上治・高橋順一・山本哲士 月 日:7月6日(土曜日) 時 間:午後2時(14時)~午後7時(19時) Ⅰ[各30分 報告]14時~15時30分 三上
本文を読む小沢一郎政治裁判はまだ現在の政治的事件である(一)
著者: 三上 治「政治資金規正法違反」の容疑に問われた小沢一郎の裁判は政治裁判だった。このことはその後の選挙で自民党が圧勝するや、きれいさっぱりと忘れ去られたような扱いを受けていることによくあらわれている。政治的利用価値が終わったとして
本文を読む『流砂』6号の発行のお知らせと購読のお願い
著者: 三上治『流砂』6号を発刊いたします。今回も、また吉本隆明追悼特集号です。この雑誌が1960年代の思想的な発言の場を確保するという趣旨もあり、吉本隆明の存在はそれにふさわしいですから、この企画は形はともあれ今後も続けられていくと
本文を読む9月21日(金)は『共同幻想と今』の14回目です
著者: 三上治昨年の5月20日(金)に吉本隆明の『共同幻想論』をテキストにした「共同幻想論と今」がスタートしました。テキストは角川書店の文庫本を使っています。 その間に吉本隆明が亡くなられ、僕が編集代表の一人である『流砂』でも5号を吉
本文を読む「日米地位協定を問う」伊達判決53周年シンポに参加を
著者: 三上治■ 段々と不透明で混迷の度を深めていく日本の政治状況である。消費税増税という迷路にはまりこんだ民主党首脳部。他方で誰の目にも明らかな東日本大震災の復興の遅れ。そして愚かな原発再稼働の画策。おおい、永田町よ、君たちは日本を
本文を読む三上治の論評「イラク戦争を忘れられた戦争にしてはならない」
著者: 三上 治「幾時代かがありまして 茶色戦争がありました」(中原中也)。朝日新聞の国際面にイラク戦争終結後のアメリカのことが載っていた。イラクに派兵されていた兵士たちは既に本土に帰還したが、彼らは「国民の英雄」として歓迎される様相は
本文を読む変わり映えのしない民主党政権だが危機は深まっている
著者: 三上治しばらく中断していた論評であるが、再開する意欲が乏しかったわけではない。論評してみたいこともあったけれど、霞ヶ関界隈でやっている運動(経産省前テントのこと)の方に心身が取られていて踏み出しにくかったというのが正直のとこ
本文を読む転形期の日本(その十六)~(その二十)
著者: 三上治転形期の日本(その十六) 子供ころにはカルタ遊びをしたものだ。カルタ遊びというともう少しやくざぽいイメージもある。鶴田浩二の『赤と黒のブルース』が思い浮かぶ。カルタ遊びでなくいくつかのキーワードを挙げながら情勢分析の
本文を読む転形期の日本(その十)~(その十五)
著者: 三上治転形期の日本(その十) 冷戦構造解体後の地域紛争の時代を経て「9・11」事件を契機とする反テロ戦争があった。この中で世界の護衛官と称していたアメリカの政治的(軍事的)役割は変わりつつある。アメリカの力《支配力》の衰退
本文を読む転形期の日本(その六)~(その九)
著者: 三上治転形期の日本(その六) 大震災や原発震災の復旧や復興も何処まで進展しているのか曖昧なままに年越しになりそうである。沖縄で暴言をはいた防衛局長の更迭と連鎖した防衛大臣の辞任問題が解決しないまま政府はアクセス評価書の提出だ
本文を読む12月16日(金)は『共同幻想と今』の7回目です
著者: 三上治5月20日(金)から吉本隆明の『共同幻想論』をテキストにした「共同幻想論と今」がスタートしました。6回目が11月18日(金)に開かれました。テキストは角川書店の文庫本を使っています。序のところは吉本の共同幻想という根本
本文を読む転形期の日本(その一)~(その五)
著者: 三上治転形期の日本(その一) 12月5日 僕の住所の近くで年末になると「世田谷ボロ市」がある。12月15日・16
本文を読む日本の政治・経済・文化の転換とTPP(壱)
著者: 三上治以前にあるところで「日本の文化にとって原発はどのような存在であるか」と題した文を送らせてもらった。恥ずかしながらこの文ではあの文脈では新嘗祭の替わりが文化の日と受け取られるようになっていたが、これは僕がうかつにも戦前の
本文を読むTPP参加交渉と日本の政治経済の今後
著者: 三上治アメリカではオバマ大統領の再選問題が重要な政治的主題となりつつある。「チエンジ」という流行語まで生み出したオバマ大統領の誕生であったが何が変わったというのだろうか(?)これが偽らざる評価である。同じことは政権交代で誕生
本文を読む円高問題の根本的解決は何処に存在するのか
著者: 三上治依然として世界経済はリーマンショック以来の危機を脱してはいない。欧州に飛び火した金融危機は政府の債務問題や国債を抱えた金融機関の危機としてある。アメリカ政府はリーマンショックに際して大量の資金を導入によって金融機関や大
本文を読むおかしいと言えば、こちらの裁判もそうだね(二)(三)
著者: 三上治(二) 10月17日 立花隆が「週刊現代」で小沢一郎の悪口を書いている。「小沢一郎よ、お前はすでに終わっている」という表題の文章で小沢一郎の裁判批判を反批判しているのである。例によってカネにまつわるうわさ話を真実のよ
本文を読む世界の経済的危機と日常生活の危機 《その参》
著者: 三上治10月7日 アメリカではウォール街に対する若者たちの行動が全米に拡大している様相が伝えられる。アメリカ経済は脱出路なき袋小路に追い詰められている。この根本にあるのは第二次産業経済後への産業経済構造の転換の失敗であ
本文を読むおかしいと言えば、こちらの裁判もそうだね
著者:10月7日 三上 治 世の中には悪役の良く似合う俳優がいる。子供のころは本当にその俳優が出てくると憎らしくてたまらなく思ったものだ。田舎の夏の順回映画ではスクリーンに向かってヤジが飛び、口笛が鳴らされた。小沢一郎はその
本文を読むやはりおかしいよね、この裁判は
著者: 三上治10月4日 はじめから結論は出ていればそれを理屈づけることはどうにでもできる。日常的によく見られることだ。そうなるんじゃないかと予想していた。いくらか手の込んだ演出《検事側の証拠不採用》をしただけに余計に後味も悪
本文を読む世界の経済的危機と日常生活の危機 《その弐》
著者: 三上治10月4日 ギリシャの財政破綻によるユーロの危機は依然として続いており、これはユーロに対する円高として現象している。アメリカの経済的な危機も去ったわけではなく、その現象はいろいろ現れている。ウォール街占拠に繰り出した人
本文を読む世界の経済的危機と日常生活の危機 《その壱》
著者: 三上治今年の台風は変だ。変だと言っても上手く説明がつかないのだが、従来の台風とはどこかが違う。台風は日常を超える自然の動きで被害をもたらすにせよ、どこか人々を興奮させる所がある。台風の後の落ち葉の中をさまよい、水たまりに
本文を読む9月16日(金)は『共同幻想と今』の4回目です
著者:三上 治 5月20日(金)から吉本隆明の『共同幻想論』をテキストにした「共同幻想論と今」がスタートしました。今3回目を終えて4回目9月16日(金)に開かれます。テキストは角川書店の文庫本を使っています。序のところ
本文を読む9・11日を契機したアメリカの戦争と日本の選択
著者: 三上治アメリカの二つの戦争について多くの論評が出ているが、現在でも続いているこの歴史的な愚行を日本の選択の問題と関係させて明瞭に論評しているものには残念ながら出会わなかった。日本では3月11日の大震災があり人々の意識や視線が
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