岩田昌征の執筆一覧

「表現の自由」は「表現の自由」によって犯される?!

著者: 岩田昌征

『シャーリー・エブド』誌風刺画家大量殺人に抗議する「私はシャーリー」200万人市民デモ開始の直前、フランス大統領フランソワ・オランドは言い放った。「今日パリは世界の首都である。」ドイツ首相、イギリス首相、トルコ首相、EU

本文を読む

ロシア内「プーチン=ヒトラー」論とアメリカの「反ナチズム」反対外交

著者: 岩田昌征

ロシアは、権力者と呼ぶにふさわしい真性の権力者を生み、同時にまた、批判者と呼ぶにふさわしい批判者を生む。 去年の4月、知人のロシア語第一人者が手紙をくれて、ロシアの主要紙『ヴェードモスチ』(2014年3月1日)に国立モス

本文を読む

ロシア「解体!」とプーチン「裁判!」――染谷武彦氏の書評を読んで――

著者: 岩田昌征

「評論・紹介・意見」欄において染谷武彦が塩原著『ウクライナ・ゲート』を評する一文の中で、「ネオコンの究極目標はロシア連邦を解体に導き、プーチン大統領を第2のミロシェビッチとばかりに、ウクライナ戦犯として国際法廷に立たせる

本文を読む

大瀧教授のケインズ経済学とユーゴスラヴィア社会主義

著者: 岩田昌征

最近、紀伊国屋書店で大変に面白い一書を発見した。大瀧雅之著『動学的一般均衡のマクロ経済学 有効需要と貨幣の理論』(東京大学出版会 2005年)である。マルクス派ではない主流派現代経済学、中国流に言えば、「西方経済学」の今

本文を読む

塩沢由典著『リカード貿易問題の最終解決』の知的貢献

著者: 岩田昌征

研究者なら誰しも停年退職の時に、自分の代表的新著を公刊したいものだ。そんな幸福を享受出来る者は、残念ながら数少ない。塩沢由典は、そんな少数者のひとりだ。 今年の3月末、塩沢由典著『リカード貿易問題の最終解決 国際価値論の

本文を読む

ウクライナ・クリミア問題:アメリカの博愛(攻)とロシアの友愛(守)

著者: 岩田昌征

ミロスラフ・ラザンスキなるセルビアの国際問題・軍事問題の専門家がいる。ベオグラードの『ポリティカ』紙に何回となくウクライナ・クリミア紛争に関して解説記事を書いている。特に「ヤルタ、ヤルタ」(2014年3月10日)と「クリ

本文を読む