アラブの民衆革命がイスラエルに波及? そんな光景だった。9月3日、人口750万人のイスラエルで、45万人が参加するデモが行われた。イスラエル史上最大のデモである。デモ隊は「社会的公平と経済改革」を求めた。現地の有力紙「
本文を読む浅川 修史の執筆一覧
カルテルや宣伝で価値を維持するダイヤモンド。こうしたことは他にもあるのではないか
著者: 浅川 修史ダイヤモンド産業をユダヤ人が支配していることは、よく知られている。ダイヤモンド産業は金融とともにユダヤ人の伝統的な生業になっている。特に戒律を厳しく守るユダヤ教超正統派(ハシド)の人々にとって、ダイヤモンド取引とポーン
本文を読む「世界はこれから地獄を見る」リーマンショックを予想したエコノミストの見立て
著者: 浅川 修史「これから世界は地獄を見ることになる」。2008年のリーマンショックを半年前に見事に予測したあるエコノミストは話す。欧州ソブリンリスク、米国財政金融危機、そして中国のかつての黄巾の乱を思わせる「民衆反乱」と世界中に異
本文を読む「パンがなければ米を食べればいい」 原発と自然エネルギー拡大を結びつけるな
著者: 浅川 修史脱原発と自然エネルギー発電導入は分離して科学的議論を <近藤邦明(こんどうくにあき):「『環境問題』を考える」管理者> ちきゅう座 2011年8月4日の意見に全面的に賛成する。 「パンがなければケーキを食べれば
本文を読むノキアの凋落に注目 存在感ない日本勢はガラパゴス路線も破綻か
著者: 浅川 修史携帯電話端末に大きな変化が出ている。 今後を独断と偏見を恐れず占ってみる。 1 <ノキアの凋落> 最近は鳴りやんだが、一時「日本は北欧に見習え」という記事、番組が 盛んに新聞、テレビで流された。なぜ、北
本文を読む脱原発と自然エネルギー拡大を連結させるな
著者: 浅川 修史6月下旬、東京近郊で「原発事故とエネルギーシフトを考えるシンポジウム」が開催された。200人ほど収容できるホールがいっぱいになるほどの盛況だった。原発事故に関する市民の感心の高さを感じさせた。 シンポジウムは4部構成
本文を読む8月に衆議院解散か。「脱原発」「再生エネ」をスローガンに / 延命図る管直人首相。新たな不経済や利権を生む恐れ
著者: 浅川 修史内閣不信任案や民主党内の退陣要求をしのいだ管直人首相は、一時のうつ状態?を脱して意気軒昂な様子である。危機をばねにするタイプで、さすがに市民運動家出身らしいタフな政治家である。 管直人首相は政権維持のために、8月に「
本文を読むイスラエル外務省、在日大使館の人員確保に苦慮、放射能汚染が原因 ―現地有力紙が報道
著者: 浅川 修史3月中旬の東京電力福島第1原発事故後、イスラエル外務省は東京に在住するイスラエル大使館員の家族を本国に呼び戻した。その後、在日イスラエル大使館が人材不足に陥り、業務に支障が出ていると、有力紙イディオット・アハロノット
本文を読む破綻した革命のイエズス会. ユダヤ教、イスラーム教に学ぶ分権型組織
著者: 浅川 修史革命の組織論⑦ ① 日本共産党は「余命3年」? 世界で唯一生き残ったコミンテルン型政党とされる日本共産党だが、選挙では議席数を減らし続けている。党員の高齢化が進み、活力のない政党になっている。しんぶん赤旗も赤字とみられ
本文を読むシーア派イスラーム法学者の福島原発事故についての回答
著者: 浅川 修史(革命の組織論⑥) 3月19日、東京電力福島第1原発事故が史上最大級の悲惨な事故になることを直感した筆者は、思い余って日本人のシーア派イスラーム法学者に相談した。その法学者はシーア派の4大聖地のひとつ、イランのコムで学
本文を読む福島原発事故処理に最大20兆円 日本経済研究センターが試算
著者: 浅川 修史福島原発事故処理に最大20兆円。 日本経済新聞社系のシンクタンクである日本経済研究センターが内閣府の原子力委員会で下記の試算結果を公表した。 原発の廃炉費用が7400億円から15兆円と大きな幅がある。 WEB上の
本文を読む去勢された日本 日本の衰退に米国も危機感
著者: 浅川 修史孫崎享氏のツイッターに興味深い指摘があった。鋭い指摘だと考える。 >米国の対日政策:日本を去勢したのも意のままに操り利益絞るため。去勢の結果、管理出来ず利益出ない国になれば元も子もない。米国経済界その危険に気付き始めたの
本文を読む台頭する韓国、台湾の電子機器産業 ー 「日本製」はなぜ消えたか
著者: 浅川 修史日本の電子部品企業が景況のベンチマークとして注視するのは、パナソニック、ソニー、シャープ、NEC、東芝、日立ではない。韓国のサムスン、LG電子と台湾企業である。特に台湾企業は、機動的に生産を動かすので、格別なベンチマー
本文を読む株式会社の有限責任と匿名性が資本主義にもたらす明と暗
著者: 浅川 修史「近代世界システム」の提唱者である米国の経済史家ウォーラスティンは、ヘゲモニー国家は3つしかないという。17世紀中ごろのネーデルランド、19世紀から1918年までの連合王国、1945年以降、1971年のニクソン・ショッ
本文を読む書評 吉田祐二著『天皇財閥―皇室による経済支配の構造』 最大の財閥・天皇家の海外進出における「経営判断ミス」
著者: 浅川 修史戦前の日本経済は財閥が支配していた。三井、三菱、住友、安田の4大財閥を中心に、古河、川崎、浅野、中島、日産、大倉、野村、日本窒素などの中小財閥があった。財閥は本社(持株会社)の下に傘下の企業がぶら下がる。財閥家族が本社
本文を読む中部電力が原発停止要請を受け入れ 「原発停止ドミノ」を懸念する産経報道に注目
著者: 浅川 修史5月9日、中部電力は管直人首相の浜岡原発全面停止の要請を受け入れた。 管直人首相の浜岡原発停止要請には、原発推進派、反原発派双方から批判的意見が出ている。それらを筆者なりに要点を要約すると、 1 動機が不純。政権維持
本文を読む原発のない日本が見えてきた。天然ガスの有効利用を考える
著者: 浅川 修史原子力の「平和利用」として推進されてきた原子力発電は、福島第1原発のレベル7という甚大な事故により、国民の意識が変わり、縮小・撤退の方向が見えてきた。 原子力発電が安全でクリーンで発電コストも低いという「神話」が崩壊
本文を読む「米国が発表したビンラディン殺害の経緯は信じられない」 AFP通信が現地の声を報道/オサマ・ビンラディンが死亡 残る数々の謎
著者: 浅川 修史(2011年5月3日22時32分追加掲載) 「米国が発表したビンラディン殺害の経緯は信じられない」 AFP通信が現地の声を報道 5月3日付のAFP通信はオサマ・ビンラディンが殺害されたパキスタンで現地の声として、陰謀論
本文を読む意外に強い日本の株式市場 金融緩和、復興需要を好感?
著者: 浅川 修史震災、福島原発事故。サプライチェーン(部品調達網)寸断による自動車、電子機器などの減産。消費マインドの大幅な低下。首都圏直下型地震や第2の関東大震災リスク。こうした未曾有の苦境にあるはずの日本経済だが、円は下がらず、財
本文を読む国内有数の根岸製油所が操業再開。首都圏の燃料不足は改善に向かう
著者: 浅川 修史首都圏の燃料不足解消にいくらか明るさが見えてきた。3月21日のNHKニュースによれば、3月11日の大地震以来操業を停止していた、横浜市にあるJX日鉱日石エネルギーの根岸製油所(旧日本石油精製根岸製油所)が操業と出荷を再
本文を読む東京電力は空前の特別損失が予想される。国民にも電力料金値上げ、特別税の負担か
著者: 浅川 修史東京電力は福島第1原子力発電所を廃炉する意向を表明した。廃炉する原子炉(号機)がいくつになるかまだ不明だが、損傷の激しい1号機から4号機の廃炉はほぼ決まりだろう。原発事故に関連して、東京電力は2011年3月期決算で巨額
本文を読む世界30言語に翻訳された 緊急避難マニュアル(参考情報)
著者: 浅川 修史フランス政府の見解では、福島原発事故の危険度はレベル6に到達している。スリーマイル島原発事故のレベル5を超えており、チェルノブイリ原発事故のレベル7に迫っている。こうした中で、筆者に下記のメールが届いた。世界30言語
本文を読むイスラエル外務省が東京の大使館職員家族を本国に呼び戻す 「ハ・アレツ」紙報道
著者: 浅川 修史イスラエルの諜報機関モサドは米国CIA、旧ソ連KGBに比べると人員や予算は小さいが、情報収集や工作の質の高さは世界有数と評価されている。イスラエル外務省は3月14日、東京の在日イスラエル大使館に勤務する全イスラエル人職
本文を読む福島原発事故を招いた 東電の暗い体質
著者: 浅川 修史3月14日、福島原発の事故による供給力低下により、東京電力から計画停電の意向が伝えられて、鉄道が止まるなど市民生活に大きな影響が出た。福島原発事故により、日本は最大の危機を迎えている。自然災害が出発点とはいえ、東京電力
本文を読む「外国人の政治献金を禁止する」根拠を歴史から学ぶ
著者: 浅川 修史アメリカ合衆国、連合王国(UK)、ドイツなど主要先進国は政治家が外国人(外国企業を含む)から政治資金を受け取ることを法律で禁止している。日本もほぼ同様である。外国人が国内政治に影響力を及ぼすことを懸念しての規制と考える。
本文を読む原油価格を決めるNY商品先物市場 米国QE2暴走は何をもたらすか
著者: 浅川 修史1 原油は商品先物市場の金融商品、米国の金融政策で動く 原油価格が暴騰している。リーマンショック前の高値140ドルから50ドル付近に暴落した後、3月4日には104ドルに回復した。原油価格暴騰の原因として、アラブ情勢の
本文を読むリビア内戦、カダフィ大佐が反撃 NATO軍介入が想定される段階に
著者: 浅川 修史3月4日時点では、首都トリポリの陥落を防いだカダフィ大佐率いる政権側が、ベンガジなどリビア東部を占領した反政府勢力への反撃に出ていると報道されている。これまでに多数の死者が出ている。政権側には航空機、武装ヘリ、戦車があ
本文を読む知られざる歴史上の偉人 シーア派を再興した シャー・イスマイール
著者: 浅川 修史世界史に甚大な影響を与えたにもかかわらず、日本では知識人の間でもあまり知られていない偉人がいる。そのひとりとして、イランのサファヴィー朝(1501年から1736年)を建国したシャー・イスマイール・サファヴィー(1487
本文を読むチュニジア前大使の預言 「カダフィ政権は崩壊する 最後は中国にも波及」
著者: 浅川 修史緊迫するアラブ世界。リビアでは民主蜂起によって窮地に立たされた最高指導者カダフィ大佐が、ブラックアフリカン系の傭兵を使って、民衆を殺戮しているという報道がされている。戦闘機や武装ヘリコプターが無差別に民衆を攻撃している
本文を読むエジプトより独裁体制の シリアで民衆デモが起きない理由
著者: 浅川 修史かつてアラブ連合共和国という国があった。1958年にエジプトとシリアが連合した国家である。アラブ連合共和国は1961年にシリアが脱退して、事実上消えるが、エジプトは1971年までこの国名を使用した。短期間だが、アラブ
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