昔のことで記憶があやふやだが、小学校の高学年から中学校のとき毎年色盲テストを受けていた。検査名を聞いていたわけではないから、色盲テストと呼んでいいのか分からない。話を進める前に検査名を確認しておかなければと、Google
本文を読む藤澤豊の執筆一覧
「ふてぇ野郎」と「不逞老人」
著者: 藤澤豊二〇二一年五月二日付けで、ちきゅう座に拙稿「調べて調べて読んでます」を掲載して頂いた。 https://chikyuza.net/archives/110770 そこで「ふてぇ」は間違いで「不逞」であることを知ったと書い
本文を読む下部構造を変える技術革新
著者: 藤澤豊二十歳で工作機械メーカに就職して、小さいながらも社会を構成する基礎単位の一員になった。七十二年、まだ官公労には力が残っていて、さかんに国民春闘がいわれていた。そんな掛け声とは裏腹な会社と社会党右派の労組の茶番のおかげで、
本文を読む法の上に白人が乗った民主主義
著者: 藤澤豊トランプが大統領は何をしようが法律によって罰せられることはないと言い放って、良心的な人たちは言うにおよばず多くの保守共和党支持者からも顰蹙をかった。ところが、カイル・リッテンハウス無罪のニュースをみると、そう思っているの
本文を読む引きずる自分に呆れる自分
著者: 藤澤豊町屋で生まれて、共同炊事場に共同トレイの木造二階建てのアパートで祖父母に育てられた。アパートの周りは似たような人たちの二階建てと零細町工場が入りくんでいた。祖母が熱心な創価学会員で、孫を一人置いてというわけにもいかなかっ
本文を読む二桁の掛け算を暗算で
著者: 藤澤豊十一月十三日付けのYahooニュースに二桁の掛け算の暗算の話があった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/5dcd57ddf49f6ce20d56a81cf38d92741a35401e
本文を読む木下都議、へんに国際人のような
著者: 藤澤豊都議会議員選挙が終わったとたん、木下都議の不始末を伝えるニュースが目につきはじめた。何があるわけでもないのにと思いながら、ついいくつか読んでしまった。どれも直に庶民感情に訴えるもので、日本らしさに誇りに近いものを感じるが
本文を読む自分(たち)のありよう
著者: 藤澤豊とるに足りない知識しかもちあわせない素人だからだろうが、哲学は学ぶ以上に自分で考えるものだと思っている。こういうと誤解をまねきかねないが、決して学ばない訳じゃない。何に事も知るということから始まると思っているから、学びは
本文を読むいいお客さんと営業努力
著者: 藤澤豊セミナーは服選びと似たところがあって、どうしても似たようなものばかりになってしまう。研究者の視点で整理したお話をお聞きできるのはありがたいが、どこかで聞いたような気がしてくることがある。話はわかるけど、だからなんなの?ど
本文を読む伸び代と縮み代
著者: 藤澤豊随分前になるが、展示会でシカゴにいったとき、日本から出張できたエライさんをお連れする日本飯屋を探したことがある。ホテルの部屋にあったイエローページをめくってみたが、看板だけの日本メシ屋も多いし、どこがいいのか見当もつかな
本文を読む翻訳したことのない翻訳屋
著者: 藤澤豊米原万里というロシア語―日本語の同時通訳者がいることを知って、『言葉を育てる』を拝読した。米原が対談という形をとりながら、同時通訳の舞台裏をあけすけに語っていた。同時通訳という魔術のようなことが、どうしてできるのかという
本文を読む社会の違いと営業の違い
著者: 藤澤豊「始まりがあれば、終りもある」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/115736 ACは、八十年代の中頃には従業員一万五千名を抱え、産業用制御機器専業ということでは、世界で最大の規模を
本文を読む始まりがあれば、終りもある
著者: 藤澤豊「二日酔いで倒れるほど飲むか?」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/115103 できるかどうかわからないところから始めれば、かたちになるまでにそれなりの時間がかかる。しばし予想だに
本文を読む石けん屋が買収された
著者: 藤澤豊「タイヤの大波」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/115285 明るさだけが取り得の絵に描いたようなテキサス人。人はいいがバタバタの営業マンあがりで、アメリカでならまだしも、日本で
本文を読むインターネットと英語の支配
著者: 藤澤豊日本語のサイトで間にあうこともあるが、あれこれ知ろうとすると、どうしても英語のサイトまでいかなければならないことが多い。Wikipediaで調べていて、文脈から意味の見当はついても、さて日本語ではなんと呼んでいるのかと他
本文を読むタイヤの大波
著者: 藤澤豊「手抜きにもほどがある」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/112969 押出機用のドライブシステムなら少なく見積もっても二千万円、大きなものになれば三千万円近くになる。標準採用に持
本文を読む二日酔いで倒れるほど飲むか?
著者: 藤澤豊「Corporate Marketing」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/114753 二―ブッシュのおかげで、市場開拓とクレーム処理にあけくれる毎日からは想像もつかない世界をか
本文を読む「ニンジャ」じゃなくて「ニャンジャ」だった
著者: 藤澤豊言葉は社会の変化に応じて、ときには変化を牽引するかのように日々変っていく。それはまるでダーウィンが進化論でといた生物の進化の社会文化版のような感さえある。日常生活で頻繁に使われていた言葉の中には使われなくなって久しいもの
本文を読むCorporate Marketing
著者: 藤澤豊「客製談合からみえたもの」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/113861 ドライブシステムの市場開拓に走り回っていたら、製鉄インダストリーセールスの日本担当者にされてしまった。そこ
本文を読む見た目、遂に脚まで
著者: 藤澤豊日本IBMのOBがアメリカの画像処理システム屋の日本支社に社長として招かれた。腐ってもIBM、コネもありそうだし、アメリカ企業の仕事の仕方もわかっているから雇われたのだと思っていたが、どうもおかしい。典型的な五時から男で
本文を読むこれもコミュニティ
著者: 藤澤豊Die Welt(ドイツの日刊紙)が八月一〇日付けで、節操のないアメリカの典型を揶揄するかのようなニュースを伝えてきた。表題以下たった三行の記事で言葉はいらない、観れば分かると言わんばかりのビデオニュースで、そこにはドイ
本文を読むデジタル腕時計にして気がついた
著者: 藤澤豊四十代のなかごろから、時計を買い替えると仕事が変るというジンクスのようなものがあった。一度目は気にも留めなかったが、二度目は買い替えた直後に仕事の話が舞い込んできたこともあって、気になりだした。どう考えても関係などあるわ
本文を読むどうも、お疲れさま、思います
著者: 藤澤豊高専を卒業して入社した工作機械メーカで、思想問題から四年目には技術研究所から輸出専門の子会社に左遷された。子会社は海外営業業務を別会社にしたところで、総勢四十名ほどの小さな所帯だった。そこにアシスタントの女性も含めて十五
本文を読む分かっちゃいるけどやめれねぇ
著者: 藤澤豊二十代の中頃ニューヨークに左遷されて、半地下の日本的にいえば四畳半のような狭い部屋に住んでいた。独り暮らしで出張も多かったから、べーコンや卵を焼いたりすることはあっても、料理という料理なんか考えたこともなかった。それでも
本文を読む客製談合からみえたもの
著者: 藤澤豊「踏んだり蹴ったり」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/113406 石けん屋が買収されたから、ちょっと行って話をつけてこいというのにもまいったが、ゼロ円でもいいから注文書をもらうま
本文を読むベーカリーなんだからベークにしちゃえば
著者: 藤澤豊パンは買ってくるもので、まさか自分で焼くなど考えたこともなかった。それが、六年ほど前に娘がパン焼き器を買ってきたことから始まった。爾来、毎週のように焼き続けている。包丁をもつのが怖くて料理などできやしないが、パンなら焼け
本文を読むイタリアの靴、中国の靴
著者: 藤澤豊古希もすぎて改めて振り返ってみれば、ジャパン・アズ・ナンバーワンなどと言われた時代を走り抜けてきただけの、絵に描いたような俗物だったとしか思えない。 七十二(昭和四十七)年に高専を卒業して就職したら、伝統的な製造業だから
本文を読む踏んだり蹴ったり
著者: 藤澤豊「手抜きにもほどがある」の続きです。 https://chikyuza.net/archives/112969 「ああ、藤澤さん」 久しぶりに聞くちょっと鼻にかかった明るい声に身が引けた。 ロアノークまで飛んでいって、な
本文を読むついに朝日新聞も止めた
著者: 藤澤豊海外に駐在にでていて中断したこともあったが、結婚してからは引っ越しても、すぐ最寄り販売店にお願いして購読を継続していた。かれこれ三十五年、他紙には目もくれない固い購読者だった。購者としては固かったが、読者としてはせいぜい
本文を読むジョン万次郎の墓を見て
著者: 藤澤豊引っ越してきたとき、周りに何があるのかとGoogle Mapをみていて気がついた。すぐそこに雑司ヶ谷霊園がある。田無で育ったこともあって、墓地といえば多磨霊園で、雑司ヶ谷霊園なんか聞いたこともなかった。でも雑司ヶ谷霊園、
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