やすい・ゆたかの執筆一覧

単元単位制導入に関するQ&A―大学講義のあいまに(8)

著者: やすい・ゆたか

 ある大学の教職倫理学の授業で単元単位制についての「ちきゅう座」記事を紹介したところ、以下のような質問がコメント用紙に書かれて応答したので、「ちきゅう座」の読者にも一応参考にしていただけたらと思う。     単元単位制導

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「単元単位制」導入論はユニークではない―大学講義のあいまに(7)

著者: やすい・ゆたか

 大学生に「ちきゅう座」での「単元単位制導入」論議を紹介したところ、中には大学でのややこしい受講登録の悩みを反映して、「自身の向き・不向きや得手・不得手を把握した上で自身の方向性を自己決定するのは小学生には無理」ではない

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義務教育論と単元単位制導入についてー宇井さんの再反論に応えるー

著者: やすい・ゆたか

 宇井宙さんの再反論を早速いただき、議論が弁証法的に発展しつつあるので、非常に喜んでおります。  まず宇井さんは、単元単位制の義務教育への導入に限って反対だということらしい。義務教育をやすいはどう考えるかということだが、

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学年制を廃止し単位制にせよ―大学講義のあいまに(6)

著者: やすい・ゆたか

 大阪市の橋下市長が小中学校にも留年制をということだが、私は学年制そのものを再検討すべきだと思う。もう大量生産時代ではないのだから、すべての科目で一斉に進級という必要はない。各科目、到達目標に達したら次の段階に進むという

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霊は見えるか?―大学講義のあいまに(5)

著者: やすい・ゆたか

「教職哲学」のカントの存在すると考えられるが、認識できないものが属する可想界の話で、不滅の霊魂というのも可想界に属するという説明に対して、コメントでこういう質問があった。  「霊が認識できないのは感覚されないからだという

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国家の破綻をどう克服するか―大学講義のあいまに(4)

著者: やすい・ゆたか

教職哲学のコメントに次のように応答しておきました。 問 ヘーゲルの国家論に関連してですが、国家が調整しても、貧困が増大しているという問題がありますが、これはどうとらえればいいのでしょうか? 答 20世紀後半は福祉国家がか

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ロマン主義の真実 ―大学講義のあいまに(3)

著者: やすい・ゆたか

パッションで断絶を乗り越えようとするロマン主義についてシェリング哲学との関連で講義で説明しているだが、理解しがたいというコメントがあった。 シェリングは、スピノザ的汎神論に共鳴しており、木の中にも絶対者を直観しようとする

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