バフチンの云う如くドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』は究極の対話文学であろう。吉本隆明にとってドストエフスキーは手に余る存在だった。ドストエフスキーにあって吉本に徹底的に欠けていたものは何であったか。吉本隆明の致命
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ドストエフスキーと橋川文三
著者: 川端秀夫橋川文三の『日本浪曼批判序説』の中にはこういう一節があります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 私が保田のものにいかれた時期は正に私の未成年期であり、文字どおりドストエフスキーの『未成年』と、保田の「ウ
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