歴史はおもしろいもので必要に応じて様々の役者を用意する。これは歴史という舞台が用意するのか、人が舞台の中で役者になっていくのかは分からないにしてもである。安保条約の改定には岸信介という格好の役者がいたが、彼が首相でなか
本文を読む三上治の執筆一覧
アジサイの季節になって―長めの論評(一)
著者: 三上 治初めて深夜放送を聞いたのは1960年に上京して一人暮らしを始めた時だった。 受験勉強しながら深夜放送にかじりついていたという友人もいたが僕にはその記憶はない。デモに出掛けて帰った下宿で悩ましさの匂う放送を楽しんでいた
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