私はかねてから「是々非々主義」を貫いているつもりです。見方によれば、「主体的に物事に取り組もうとしない」傍観主義者と見られるかもしれませんが、これは私の昔からの性向でもう「治る」ことはないでしょう。 ですから、今話題の「
本文を読む中野@札幌の執筆一覧
市民社会と市場社会
著者: 中野@札幌中国の現在の社会の在り方に関係する2つの話をしたい。 1つ目―筆者が中国の大学で日本語教師をしていた時の話。学生の日本語作文の中に、「この〇〇には市場がない」というような言い回しをよく見かけた。そのような言い回しを使った
本文を読む護憲運動への疑問
著者: 中野@札幌我々が批判している「緊縮リベラル」(取り合えず旧オミンスの後継者たちと言っておく)を含む「進歩的知識人」は、本気で民衆に訴えかけようとしているのか疑わしい。 このグループの中には、憲法学者などを代表する所謂「護憲運動の活
本文を読む手厳しい批判だな
著者: 中野@札幌うーむ。盛田さんの批判はチョー厳しいですね。ポピュリズム=山本太郎グループ批判という形を取っていますが、「敵は本能寺にあり」で、実は「薔薇マーク運動」(およびそれを支える研究者グループ)への厳しく峻烈な批判になっています
本文を読む道化師恐るべき
著者: 中野@札幌反緊縮運動に「変なの」がもぐりこんで来た。あの桜井誠のグループの「令和八策」である。https://www.excite.co.jp/world/chinese/ 「新銀行の設立」による財政投資の拡大、社会福祉拡大による
本文を読む書評 軽部謙介『官僚たちのアベノミクス』(岩波新書 2018年)
著者: 中野@札幌書評 軽部謙介『官僚たちのアベノミクス』(岩波新書 2018年) ―人を誤読に導く小著― 書店の棚にはアベノミクス関係の書籍が汗牛充棟である。「アホノミクス」と、小気味のよい一刀両断の断罪があると思えば、関係者がライター
本文を読む再度熊王さんへ
著者: 中野@札幌交流の広場を独占しちゃってるかな? 「新選組」―「薔薇マーク運動」―松尾氏の見解をすべてMMTをバックにしているというのは誤解でしょう。MMTはこの三者を支える理論のあくまで1つにすぎません。(私自身もまだその中身を正
本文を読む熊王さんへ
著者: 中野@札幌「私は、「れいわ新選組」との政党名を拒否します。 山本氏と志を一つにされる方々には、「維新」等という政党名と同等のように時代錯誤と思えるからです。 他の民主主義に相応しい政党名に改名されることを期待したいと
本文を読むマスコミの世論操作
著者: 中野@札幌「ちきゅう座」の読者にとっては、例の秋篠宮家の結婚問題などは、それに関心を持つこと自体がバカバカしく非知性的だと感じるか、「秋篠宮家非難の裏返しとしての現天皇家礼賛」という、現代日本人の「右傾化」を反映する憂慮すべき現象
本文を読むありがとうございます
著者: 中野@札幌さっそくのリプライありがとうございます。 「今後は、実質的な資金が急減することにより、人々の行動が変わらざるを得なくなるのではないか?」とも考えている次第です。 -ということは、現時点では「反緊縮運動」は肯定できるもので
本文を読む本間宗究氏へ
著者: 中野@札幌中野@札幌です。 欧米左派の「反緊縮運動」(日本では「薔薇マーク運動」に代表される)に対する、本間宗究氏の見解をぜひお聞きしたいのですが。 本間氏の言われることを見る限り、本間氏はこうした運動に批判的だと思われるのですが
本文を読む雍正の『大義覚迷録』
著者: 中野@札幌ナントカ・カントカ教」を国体とする某開発独裁大国では、今その国体に違反する思想を取り締まる「国体明徴運動」が流行っているらしい。 しかし、ただ弾圧するだけじゃ芸がなさすぎる。実はもっと巧妙な方法があったのだ。それは300
本文を読む課税の対象の差別化について
著者: 中野@札幌熊王さん。「薔薇マーク」事務局にこんなメールを出しました。 かねてから「奢侈財高率・生活必要財低率」というアイデアはどうかなと考えていましたが、あまりこの種の議論を聞かないので、「このアイデアはあまり意味のないものだ」と
本文を読む熊王さんありがとうございます
著者: 中野@札幌中野@札幌です。すぐに反応があるというのは本当にうれしいものです。 「国会でこんなやり取りがあったらな」と想像しています。 議員:乗数理論によると限界消費性向が投資の効果を高めるとなっていますが、消費税10%というのはこ
本文を読む「薔薇マークキャンペーン」について
著者: 中野@札幌以前、この「ちきゅう座」で松尾匡氏の『この経済政策が民主主義を救う』(大月書店、2016年)を紹介したことがある。旧民主党の「経済政策オンチ」、「事実上の新自由主義礼賛」に腹が立っていたころだったから、この本の主張する「
本文を読む書評『歴代天皇総覧』
著者: 中野@札幌書評 笠原英彦『歴代天皇総覧』(中公新書2001年初版、2018年1月29版) 札幌の書店で『歴代天皇総覧』(中公新書2001年初版、2018年1月29版)という本を見かけた。普通なら手に取りもしない類の本
本文を読むハイデッガーについて
著者: 中野@札幌今、南京大学の張一兵氏の『ハイデッガーへ帰れ』の翻訳をしているところです。門外漢が難解をもって知られる、ハイデッガー研究の書籍を翻訳するなど笑止千万な行為ですね。でも、まあ率直に言うと、「人神(毛さん)の肖像画が印刷され
本文を読む廣松版『ド・イデ』の学術的貢献
著者: 中野@札幌最近、札幌の書店でこんな本を見つけた。大村泉編著『唯物史観と「ドイツ・イデオロギー」』 社会評論社2008年)である。『ド・イデ』を巡る国内外の論文を集めたものである。「廣松渉のエンゲルス主導説批判」、「中国での廣松版『
本文を読む書評 長島功『マルクス「資本論」の哲学』(社会評論社 2018年)
著者: 中野@札幌本書は「疎外論と物象化論」の関連・差異についての論文集である。「その類の本ならば巷にありふれている」と誰しも思うだろう。しかし、本書はそうした書物の中で異彩を放っている。なぜか。 通常「疎外論と物象化論」については、A「
本文を読む「マルクス生誕200年シンポジウム」の感想2
著者: 中野@札幌「マルクス生誕200年シンポジウム」の感想2です。 まず。お詫びを。前回の「マルクス生誕200年シンポジウム」の感想ですが、訂正があります(大西さん御本人から指摘がありました)。 1、「利潤率低落化傾向」は、『資本論』が
本文を読む「マルクス生誕200年シンポジウム」に参加して
著者: 中野@札幌まずは私事で恐縮ですが、18年住み慣れた中国を離れ、札幌で余生を過ごすことになりました。というわけで、中野@貴州から中野@札幌へペンネーム変更です。 さて、先日21日。私の参加した分科会は「マルクスの経済学と哲学、どう捉
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