小林雅博の執筆一覧

仄暗い闇の底から ―柿木伸之著『ヴァルター・ベンヤミン―闇を歩く批評』書評―

著者: 小林雅博

本書は、『ベンヤミンの言語哲学』(岩波書店、二〇一四年)につづく柿木伸之氏の二冊目の著書である。本書の狙いはつぎの一文に要約されている。「批評の言葉を生きたベンヤミンの思考の足跡―それは書のかたちで刻まれている―を、彼の

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