24-25年の冬も、おおかた終わった。 教会系支援が厚いクリスマスの時期が過ぎ、年末年始 は炊出し三昧で公園で過ごし、それが終われば大寒波の中、手足を凍らせながら街を歩き、西口地下広場火災の 献花式も終わり、そうこうす
本文を読む笠井和明の執筆一覧
いつもの冬
著者: 笠井和明今年も猛暑日炸裂の日々であった。路上となると、とても暑くて居られない。 そんな中、30周年と銘打った8月の「夏まつり・慰霊祭」も終わり、「ああ、そうなんだ、30年もやってるんかい」と、多くの仲間はあまり感慨もなく「そ
本文を読む溶けて、消えてけ ~連絡会の30年~
著者: 笠井和明30年目の夏である。 走り続けることを目的にしたわけではない。 当初立てた目標やら、方針やらが、大風呂敷か故に、なかなか、それらが達成されず、結果、収集がつかず、長い道のりになっただけである。 しかも、路上の運動は
本文を読む夏 に なると
著者: 笠井和明「高田馬場駅」から、西武新宿線で「拝島駅」へ。 所要時間は45分程度。「拝島駅」の中にあるそば屋にて昼食。 「拝島駅」からJR八高線にて「小宮駅」まで。本数は少ないが一駅なので、所要は10分程度。 この地は父が生
本文を読むいつものように冬
著者: 笠井和明ずっと一人で頑張っていた。 困っていることに気が付いた 相談できて、よかった。 これは、新宿福祉事務所に貼られている、相談を促すためのポスターのキャッチコピーである。 聞けば、外注には出さず、職員が
本文を読む夏 物語 TOKYO 新宿 2022
著者: 笠井和明冬場とは違い、春から夏にかけては、だいぶ気は楽である。 とりわけ梅雨が明ければ、どこでも気楽に眠れる気候なので、「生命」をめぐる緊張感、「生活」をめぐる切迫感が、冬場とはまるで違う。それは空気でも分かる。路上を歩いて
本文を読む冬 物語 新宿 2021~2022
著者: 笠井和明冬の日の東京都心., とあるターミナル駅。そこへ毎朝通うわけではないのだが、時折、その再開発され続けているきらびやかな駅を通る。その、工事中のフェンスの片隅に丁度良いスペースがあり、そこに路上のおじさんが寝ていたり、
本文を読む新宿の、越年越冬~あれから29年目の冬
著者: 笠井和明古い「寄せ場」の山谷から、「越年越冬広域パトロール」で回り歩き、野宿者問題の深刻さが消化がなされぬまま、まもなく強行された東京都による「強制排除」(1994年2月17日)と、それとのたたかいが始まった1993-1994
本文を読むオリ・パラの夏
著者: 笠井和明かつて、高田馬場日雇労働出張所が建っていた場所は、今や労働者が集まる姿はなく、戦後直後に建てられた掘っ立て小屋のような事務所も建て替えられ、東京労働局の、何をしているだか良く分からんお役人のための立派なビルになっている
本文を読む緊迫の春
著者: 笠井和明桜も咲き、穏やかな日が多くなったというのに今年も、怯えながらの春のようである。 年末にかけ、「第3派」のピークを迎え、年明けには新宿など繁華街の「夜の街」をターゲットに「緊急事態宣言」が発令され、それが延長、再延長と、ま
本文を読むマスクの冬
著者: 笠井和明本当であれば、この夏場に東京オリンピックが開催され、観光客も東京に押し寄せ、なんだかんだと人混みだらけとなる東京であったが、思わぬ「コロナ禍」の中、「緊急事態宣言」「入国制限」「営業自粛」「外出自粛」となり、今年前半は
本文を読む冬から冬/新宿連絡会ニュース
著者: 笠井和明こんな自分にでも少しは社会の役には立つかも知れぬと、我々は長いことやって来たが、それでも目の前の現実はあまり変わることなく、暗澹たる思いのまま、ただ、その時代、その時代に立ち尽くすだけである。 社会が悪い、政治が悪い、
本文を読む平成最後の冬も終わり…
著者: 笠井和明今から25年前、1994年の2月17日、新宿駅から都庁へと続く4号街路で、東京都と特別区による初の「路上生活者対策」が、「強制排除」として行われた。 時は鈴木都政末期。有楽町から西新宿への都庁移転は彼の功績であるが、
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