日時と場所:7月6日(土)午後2時〜5時、本郷会館洋室A(地下鉄「本郷3丁目」駅より徒歩5分) 講演者:小笠原晋也さん(精神分析家・東京精神分析クリニック) コメンテーター:高橋順一(早稲田大学名誉教授) 演題:「Ab-
本文を読む高橋順一の執筆一覧
反戦シンポジウム
著者: 高橋順一メフィスト ―― ドイツ的心情と悪魔
著者: 高橋順一クラウス・マンの小説『メフィスト』の主人公ヘンドリック・ヘーフゲンのモデルは、ナチス時代にプロイセン国立劇場の監督を務めた俳優グスタフ・グリュントゲンスである。1981年に制作されたイシュトヴァーン・サボー監督の映画「メ
本文を読むリヒャルト・ヴァーグナー 楽劇『ニーベルングの指環(Der Ring des Nieberungen)』について
著者: 高橋順一1.作品概要(アドルノ『ヴァーグナー試論』高橋訳 作品社 2012のために高橋が作成したもの) 【タイトル】 序夜と三日のための舞台祝典劇『ニーベルングの指環』(Ein Bühnenfestspiel für drei
本文を読む「書評」 西角純志著『相模原障害者殺傷事件―裁判の記録・被告との対話・関係者の証言』(明石書店) 21世紀の「暴力批判論」のための道標
著者: 高橋順一1.アウシュヴィッツを訪ねて かつてアウシュヴィッツを訪ねたとき忘れることの出来ない体験をしたことがある。アウシュヴィッツ強制収容所は第一収容所とビルケナウ第二収容所とに分かれているが、第二収容所の一番端の方に、もとは収
本文を読む補論Ⅱ アドルノのヘーゲル論
著者: 高橋順一*これは早稲田大学教授・高橋順一氏の3月10日の最終講義を編集したものです。そのために準備された論文『転回点―「三・一一以後」の世界と<市民社会の弁証法>の行方 ―』が下敷きになっています。今回のこの論文はもともと198
本文を読むテオドーア・W・アドルノ『ヴァーグナー試論』より「ファンタスマゴリー」
著者: 高橋順一*これは早稲田大学教授・高橋順一氏の3月10日の最終講義を編集し、許可を得て掲載したものです。そのために準備された論文『転回点―「三・一一以後」の世界と<市民社会の弁証法>の行方 ―』が下敷きになっています。 講義の総タ
本文を読む今あらためてマルクスを問い直すことの意味
著者: 高橋順一*これは早稲田大学教授・高橋順一氏の3月10日の最終講義を編集し、許可を得て掲載したものです。そのために準備された論文『転回点―「三・一一以後」の世界と<市民社会の弁証法>の行方 ―』が下敷きになっています。(編集部)
本文を読む7/6(土)哲学思想カフェ:吉本隆明『共同幻想論』の理論的諸問題 講師:三上治・高橋順一・山本哲士
著者:哲学思想カフェ 演 題:吉本隆明『共同幻想論』の理論的諸問題 講 師:三上治・高橋順一・山本哲士 月 日:7月6日(土曜日) 時 間:午後2時(14時)~午後7時(19時) Ⅰ[各30分 報告]14時~15時30分 三上
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第6回
著者: 高橋順一ホッブズの「契約」概念を通して前近代的な共同体社会に代わる「社会」が誕生したわけですが、この過程には「法」的な次元と同時に、「経済」的な次元が深く関わっています。近代という人類史の特殊な歴史段階に固有な「社会」の生成とい
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第5回
著者: 高橋順一いうまでもありませんが、「コミュニズム」という言葉のもとになっているのは「コミューン」、つまり共同体です。したがって「コミュニズム」の問題を考える上で前提になるのは共同体の問題です。そして問題はこの共同体という存在が人間
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第4回
著者: 高橋順一「抑圧されたものの回帰」としての贈与と返礼への志向が、具体的には反所有・平等への志向として歴史のなかに繰り返し現れてくることは、「コミュニズム」とは何かを考える上でたいへん重要な契機となります。人類史は、一方で富の拡大と
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第3回
著者: 高橋順一贈与と返礼の連環は別段特別なものではありませんし理想化されるべきものでもありません。それはときには暴力の応酬というかたちを取ることさえあります。しかしそこには国家の発生以降の政治的・社会的暴力のあり方とは決定的な違いがあ
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第2回
著者: 高橋順一今人類の生存基盤である社会が、近代世界システムの作り上げた「社会」もろとも解体・崩壊しかねない危機的状況にある中で、その危機からの脱却の道として「コミュニズム」が求められていることについて第1回で言及しました。ではここで
本文を読む危機から「コミュニズム」へ
著者: 高橋順一1. 3月26日にドイツへやってきてから早くも半年がたとうとしています。もっと早く原稿をお送りするつもりだったのですが、当地ライプツィヒでの一人暮らしは細々した用事やら雑用が思いのほか多くいつのまにか時間が過ぎてしまいま
本文を読むドイツに出張中の高橋順一教授からの短信
著者: 合澤 清1年間のドイツへの研究出張中(ライプチッヒ大学)の高橋順一先生からメールが届きました。それによりますと、本日(9月8日)高橋先生は60歳の還暦を迎えられたようです。 また、最近のドイツの気温は朝夕6℃位に冷え込んで、すで
本文を読むベンヤミンのメッセージ ―― 希望の倫理へ
著者: 高橋順一今年三月、社会評論社から『ヴァルター・ベンヤミン解読』を上梓しました。一九八四年から二〇〇七年にわたって折に触れて書いてきたベンヤミンに関わる文章を集めて作った本です、ぼくのベンヤミンの読み方はかなり偏った問題意識に基づ
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