J・M・クッツェーは1940年に南アフリカのケープタウンで、オランダ系白人(アフリカーナ)の父とイギリス人の母の間に生まれた。少年時代をケープタウンと内陸の町ヴスターで、ハイスクールと大学時代をケープタウンで過ごす。こ
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21世紀ノーベル文学賞作品を読む(4―上) J・M・クッツェー(2003年度受賞者)の『少年時代』(みすず書房、くぼた のぞみ:訳)――人の意表をつく物語作家
著者: 横田 喬南アフリカ出身の作家J・M・クッツェー(1940~)は2003年、ノーベル文学賞を受けた。受賞理由は「アウトサイダーが巻き込まれていく様を無数の手法を用いながら、意表をついた物語によって描いたこと」。その著書『少年時代
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