Let’s Join Hands 1月31日 添付2点 米日中戦争のリアル & 種子島から
- 2023年 2月 1日
- 評論・紹介・意見
- 江口千春
台湾有事の光景は、米軍は、日本の基地を自由に使って台湾周辺を爆撃、本土への攻撃はしないから、米国本土は安全?
最低限?日本の基地と周辺は、中国の攻撃対象になるのではないでしょうか。
-<米研究所が描いた「台湾有事」のリアル 「ピュロスの勝利」とは?>をPDFにて紹介させていただきます。
「基本シナリオ」では、自衛隊の参戦が前提とされています。開戦当初の日本の立場は「日本が中立を維持しつつ、嘉手納、岩国、横田、三沢を含む在日米軍基地からの米軍の戦闘参加を認める」と想定。これにより、「日本に駐留していた米軍機が台湾周辺の中国軍艦艇を攻撃でき、アラスカやハワイから来援する米爆撃機を護衛できる」としています。ただ、これに対して、中国も動きます。日本を射程に収める弾道ミサイルや地上発射型巡航ミサイルを多数保有する中国ロケット軍が、「日本の空軍基地に壊滅的な攻撃を仕掛けうる」とし、そうした中国の対日攻撃により、自衛隊が米中衝突に自動的に参戦する姿を描いています。
今回のシナリオでは、米軍が中国の内陸部を攻撃するケースを除外しているのが特徴です。内陸部への攻撃は、核戦争にエスカレートするなど、「重大なリスクを伴う」と指摘しています。もし、日米が中国本土を攻撃すれば、全面戦争となり、より悲惨な結末を招くことは想像に難くありません。しかも、上記の被害予想は、わずか「約1カ月間」の戦闘によるものです。
「この防衛には、高い代償を伴う。米国と同盟国(日本)は、数十隻の艦艇と数百機の航空機、数千人の隊員を失う」などと、被害は甚大だと強調しています。「嘉手納基地に米軍の追加部隊が着陸する際、滑走路の両脇には日米の機体の残骸が並び、軍の病院に収容された負傷者は数百人にのぼり、多数の死者に対応するため仮設墓地も作られるだろう。
日米で連携して中国の台湾侵攻を防いでも、日本の損害は米国の比ではありません。(台湾がウクライナのようになる?米国の狙いは一部達成?日本と中国は泥沼の戦争になる光景を想像しました)
日本として、中国が武力で台湾侵攻を試みたり、台湾有事を起こさせない「戦略」を、あらゆる手段を駆使してどう組み立てるか。
◎種子島 馬毛島の声 聞いてください <おたより紹介 一部略にて やすこさんから>
政府の防衛費増加などの、流れにものすごく危機感を感じています。種子島の隣の馬毛島での自衛隊基地建設が始まったことを知りました。こんな大きなことなのに、テレビや新聞では、本当に小さくしか報道されませんね。NHKにも、もっと放送してほしいと電話をしました。今年は、新聞にも投書をしようと思っていますが300字に考えをまとめることが、なかなか難しいです…
以下が、馬毛島の基地建設について思うことを書いたものです。動画もあるので、観て下さい。
【知らなかった馬毛島の基地建設 2023.01.15】
工事が始まったと書いてあるから、テレビをつけてニュースをチェックしたけれど、テレビでの扱いは一つもないんです。
ネットで調べてみたけれど、良くわからない。ただ、国が違法にもあたるような強引な形で、島の工事を開始している事だけは理解できて、ものすごく衝撃を受けました。こんな重大なことをテレビでも新聞でも、やっていないなんて!
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馬毛島は種子島のすぐ横の無人島です。種子島は影響凄いと思います。屋久島は20kmしか離れてないので騒音の影響があります。魚や鳥、クジラなんか屋久島と種子島の間通るから通らなくなるかもですね。渡り鳥のコースって世界的にかなり変わってきてます。詳しく知りたい場合は知ってる人が映像作ってるので見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=2WEN3x19aws
高見くんに教えてもらったYouTubeを観ました。そうしたら、島の美しさや自然の豊かさ、基地建設の流れもわかってきました。
地域住民説明会の様子を見て、涙が流れてきました。反対派が多数だけど賛成派もいる中で、男子高校生が、
「経済的な豊かさを求めるのなら、種子島以外にも都会に行けばいくらでもある。でも、この種子島の豊かさは、自然だったり、人の温かさだったり、ここにしかない物で失ったらかえってこないんです。」という話をしていました。それに対して、防衛省の官僚の方は、
「日本の防衛は、すごく大切なんです。その日本の防衛のために理解して欲しい。」と言っていて、それにも衝撃を受けました。
その後、それに対して、「戦時中、日本はお国のためと言って、戦争をして沢山の死者を出しました。そして、戦争に負けて、日本は戦争をしない国になりました。でも、この高校生の発言に、防衛が大切だから、お国の為に理解して欲しいというのは、お国の為に我慢していた戦時中と同じなのではないか?」というような発言をした女性がいました。もう涙が溢れて止まりませんでした。
また、東京から豊かな自然を求めて移住してきたという男性も、「アメリカ軍基地が作られるならば自分は移住を決意しただろうか?」とも話していました。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion12783:230201〕
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