「戦争をなくす法律と、原発をなくす方法の共通性」など-地震と原発事故情報
- 2012年 9月 20日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故情報
たんぽぽ舎です。【TMM:No1581】
2012年9月20日(木) 地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.戦争をなくす法律と、原発をなくす方法の共通性
原発必要論者は真っ先に福島第一原発の収束作業に行って。(山崎久隆)
★2.東京電力・柏崎刈羽原発ツアーに参加しよう
来年の東電再稼働を阻止するためにも必須ツアー!(小川治)
★3.新聞・雑誌から(東京新聞から)
◇原発ゼロ ズルズル後退 「エネ環境戦略」参考文書どまり 閣議決定せず
◇原発ゼロ、あきらめない。原子力規制委員会のビル前で抗議する人たち
◇復興予算、核融合研究に42億円流用
◇「原発ゼロはうそつき」「増税ひとすじ」民主演説に聴衆ヤジ
◇『安全神話に安住』保安院長
◇首相に民主議員が任命見送り要望
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◆あす21日(金)
18:00~20:00 大飯原発再稼働に反対する首相官邸前抗議
場所 首相官邸前および永田町・霞が関一帯、呼びかけ:首都圏反原発連合
注意事項など→ http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1192
18:15~19:45 再稼働反対、規制委員会人事反対を訴える
場所 首相官邸「裏」、呼びかけ:梶野、木村(連絡先:080-5062-4196)
注意事項など→ http://2011shinsai.info/node/2815
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┗■1.戦争をなくす法律と、原発をなくす方法の共通性
│ 原発必要論者は真っ先に福島第一原発の収束作業に行って。
└────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
東京新聞のコラム欄<筆洗>(9月16日)の引用から
───────(引用ここから)───────
『二十世紀の初めごろ、デンマークの陸軍大将が、こんな法律があれば、戦争
をなくせると考えて起草した法案がある。題して「戦争絶滅受合(うけあい)
法案」▼戦争の開始から十時間以内に、敵の砲火が飛ぶ最前線に一兵卒を送り
込む。順序はまず国家元首、次にその親族の男性、三番目は総理、国務大臣、
各省の次官、そして国会議員(戦争に反対した議員を除く)、戦争に反対しな
かった宗教界の指導者…▼妻や娘は従軍看護師として招集し、最前線の野戦病
院で働く。権力を持つ者から犠牲になるなら、自らは安全地帯にいてナショナ
リズムをあおる政治家は姿を消すだろう。』
───────(引用ここまで)───────
これはもちろん、今の領土問題を巡る中国のことを指している。
最後に『小さな無人島の領有をめぐって、戦争を始めるほど、両国の政府も国
民も愚かではない。』と結んでいることからもそれは分かる。
今の原発問題にもこれが言えるだろう。原発が必要だという政治家は、真っ
先に福島第一原発の中に入って、がれきの片付けをしたらどうか。放射能が飛
び交う最前線に行って収束作業という名の「命を削る労働」を経験してなお、
同じ主張ができるのか。もちろんその時は、政治家でも無く元首相でも無い一
人の作業員として労働することが条件だ。
原発が必要だとしている産業界も、これまで原発を通じて莫大な利益を上げ
てきたので、それを手放したくない。それが原発推進の理由であり、そもそも
エネルギー問題ではない。エネルギー問題というならば、原発に変わる電源を
開発して同じ程度のコストで供給する技術を広めれば良い。そしてそれは既に
いくらもあるのだから。
結局、既得権益を守りたいから、国民を原発の脅威にさらしたままで良いと
している。ならば、その最前線に経団連会長企業である住友化学の役員達が最
初に向かったらどうか。
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┗■2.東京電力・柏崎刈羽原発ツアーに参加しよう
│ 来年の東電再稼働を阻止するためにも必須ツアー!
└────(小川治 たんぽぽ舎ボランティア)
東京電力は、総合特別事業計画にあるように来年(2013年)4月に柏崎刈羽原
発の7基ある原発の順次再稼働を目論んでいます。2007年7月16日の新
潟県中越沖地震で深刻な打撃を受けた柏崎刈羽原発ですが、特に2、3、4号
機は5年以上も定期検査中で一度も稼働していません。5年かかって修理が終
わらなかった原発を動かすということです。(5年以上かかって修理完了した
から再稼働って説得力なさすぎ)
つまり柏崎刈羽原発を再稼働させないと東京電力は赤字(=電気料金値上
げ)必至なわけです。まさに金のために地雷原でブレイクダンスを踊るという
ことです。ただし踊るのは私達で金は東京電力のものです。(東電社員のボー
ナスのために被曝するのはまっぴら)ならばこそ再稼働など断じて阻止しなけ
ればなりません。それには戦略が必要です。
戦略を練るためには知識・情報、そして人との繋がりが重要です。
その為にも柏崎刈羽原発ツアーに参加し、地元議員さんの説明、地元の方た
ちとの交流、柏崎刈羽原発見学を通じて、柏崎刈羽原発再稼働阻止のための戦
略と運動の担い手となって欲しいのです。あるいは生の情報、あなたの想いを
周囲に伝えて欲しいのです。もちろん私も参加します。
参考までに 東京電力柏崎刈羽原発ホームページ
http://www.tepco.co.jp/nu/kk-np/ 不適合の公表をご覧あれ
◎東京電力の原発再稼働を許さない東電柏崎刈羽原発ツアー
日程 2012年10月6日(土)~7日(日)
集合場所・時間 10月6日(土)朝8:00集合、8:30出発、スバルビル横
(最寄り駅:JR新宿駅)、10月7日(日)夕方、新宿着予定、費用17,000円
★9月20日現在申込み26名(定員43名)、17名の余裕があります。
★申込み方法など http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1285
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┗■3.新聞・雑誌から
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◇原発ゼロ ズルズル後退、「エネ環境戦略」参考文書どまり、閣議決定せず
(9月19日 東京新聞)
政府は十九日、今夏の国民的議論などを踏まえて決め、2030年代に原発
ゼロを目指すことなどを盛り込んだ「革新的エネルギー・環境戦略」事態の閣
議決定を見送った。今後の環境・エネルギー詮索については「原発の関係自治
体や国際社会との議論を続ける」など短い文書による対応方針だけを閣議決定
した。内閣府は、新戦略自体は「参考文書になる」と説明している。
◇原発ゼロ、あきらめない。原子力規制委員会のビル前で抗議する人たち
閣議決定見送り、失望と怒り「話にならず/がかにしてる/声を上げ続ける」
(9月20日 東京新聞)
政府の「原発ゼロ」は看板倒れか。新たなエネルギー・安協戦略の閣議決定
が十九日に見送られ、政府の後退姿勢があらわになった。脱原発を求めて首相
官邸前で毎週金曜の抗議活動に参加してきた人々は、失望や怒りの声を上げた。
それでも原発に頼らない社会に向け、自分たちができることを考え続けている。
(中略)
十九日に発足した原子力規制委員会が入居する東京都港区六本木のビル周辺
や首相官邸前では、市民団体など約五十人が「福島を繰り返す気か」と書かれ
た横断幕を掲げ、シュプレヒコールを繰り返した。
参加者たちは、規制委の田中俊一委員長が原発を推進した「原子力ムラ」の
住人だったと批判。「規制委人事反対、再稼働反対」などと叫んでいた。
◇復興予算が原子力ムラに使われた
核融合研究に42億円流用(9月16日 東京新聞より)
政府の2012年度予算の復興特別会計のうち、高速増殖原型炉「もんじゅ
」などを運営する独立行政法人・日本原子力研究開発機構(原子力機構)の核
融合エネルギー研究費に42億円が計上されていたことが分かった。文部科学
省は13年度予算の復興特別会計でも、48億円の研究費を概算要求している。
東日本大震災の被災地復興のため、国民に新たな負担を求めた復興予算が復興
とは直接関係ない「原子力ムラ」の事業に使われた。(中根政人)
◇「原発ゼロはうそつき」「増税ひとすじ」
民主演説に聴衆ヤジ(9月19日 東京新聞より)
民主党代表選の各候補は十九日、JR新宿駅で初の街頭演説を行った。代表選
で唯一の街頭演説。原発ゼロを後退させる閣議決定の日と重なったこともあり、
聴衆からは激しいヤジが飛んだ。
(中略)野田佳彦首相は原発に関し「過去に原子力行政を推進したのは、どこ
の政権か。自公政権ではないか」と自民、公明両党を攻撃。二〇三〇年代に原
発ゼロを目指すことを盛り込んだエネルギー・環境戦略に触れ「政府として原
発ゼロ社会を目指すと決めた」と理解を求めた。
だが、聴衆は「うそつき民主党」「増税ひとすじ」といったプラカードを掲
げ「帰れ」などと怒号を飛ばした。もっともきついヤジを浴びた首相の演説中
は「原発ゼロ」コールが続いた。鹿野道彦前農相と赤松広隆元農相も「民主党
は原発ゼロを目指すと決めた」と強調したが「だったら閣議決定しろ」という
声も上がった。(後略)
◇『安全神話に安住』保安院長 (9月19日 東京新聞より)
十九日付で廃止される経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長が十八
日、会見し、「原発の安全神話に安住していた。新しい規制を実現させるとい
う意志、粘り強さが欠けていた」と保安院の問題を振り返った。
深野院長は「各事故調で、専門知識がある人材の不足、危機管理の準備不足
が指摘された。努力が足りなかった」と述べた。
また保安院の情報発信については「時期に応じて、理解しやすい形で説明す
ることができなかった」と反省を口にした。
保安院は二〇〇一年一月に設置。深野院長は設立準備に当たり、発足後は企
画調整課長を務めた。
◇首相に民主議員が任命見送り要望 (9月19日 東京新聞より)
民主党の中川治衆院議員らは十八日、官邸を訪れ、原子力規制委員会の委員
長と委員を十九日に任命しないよう求める野田佳彦首相宛ての要望書を提出し
た。要望書は、鳩山由紀夫元首相や山田正彦元農相ら衆参両院の二十七議員の
連名。「一方的に強行すれば、党はさらに重大な危機に直面するのではないか
と危惧する」としている。
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