「『つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム』がスタート」など-地震と原発事故情報
- 2012年 11月 15日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1652】
2012年11月15日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.『つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム』がスタート
大電力消費地でできること 一緒に考えませんか?
第1回『あさこはうす』と大間原発の今!(伊藤晴夫)
★2.「汚染された自治体―問われる地域社会」に参加して
11月13日スペースたんぽぽ講演会(冨塚元夫)
★3.『地震衝撃波』の存在が無視されている
鉄筋鉄骨コンクリート造りの建築物に甚大な被害(武田信弘 鹿児島)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇11月22日(木)、スペースたんぽぽ
大間原発おおまちがい・講座『あさこはうす』と大間原発の今!
◇12月1日(土)18:45から、船橋市、
『福島の今後を考えるシンポジウム―今、私たちに何ができるか―』
★5.新聞・雑誌から(週刊ポスト11/23号)
◇[追及スクープ]偽りの原発再稼働を糾す
大飯原発「活断層ボーリング」は100メートルずらされていた、原子力規制
庁は「(活断層が見つかっても)停止させる法律がない」と言い放った!
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◎来週19日(月)19時から[18時半開場]、参加費800円、スペースたんぽぽ
【加圧水型軽水炉(PWR)の弱点について -炉心水位計がない- ほか】
講師 海老沢徹さん(京大原子炉実験所OB(熊取6人組のお一人))
※東電はBWRを、関電はPWRを基本設計として採用、大飯原発、泊原発はPWR。
次の再稼働が狙われている原発の最大の焦点=「PWR型」。
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┗■1.『つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム』がスタート
│ 大電力消費地でできること 一緒に考えませんか?
│ 第1回『あさこはうす』と大間原発の今!
└────(伊藤晴夫 たんぽぽ舎会員)
たんぽぽ舎ボランティアで活動するなかから生まれたチームです。
まだまだよちよち歩きで人材不足ですが、下記講座を企画しました。
ぜひご参加ください。あわせて、東京圏にお住まいでチームの活動を
共に作り、手伝って頂ける方の連絡を待ちます。
★大間原発おおまちがい・講座
『あさこはうす』と大間原発の今!=小笠原厚子さんをお迎えして=
【お話し】
小笠原厚子さん 『あさこはうす』発展プロジェクト
山崎久隆さん 『フルMOX原発の行方』
日時 11月22日(木) 18:30開場/19:00開演
会場 スペースたんぽぽ(東京都千代田区三崎町2-6-2)
費用 800円
主催・問合せ つくるな大間・あさこはうす応援 東京チーム
メール tukurunaoma_ah@yahoo.co.jp
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┗■2.「汚染された自治体―問われる地域社会」に参加して
│ 11月13日スペースたんぽぽ講演会
└────(冨塚元夫 たんぽぽ舎ボランティア)
講師は門間ひで子さん(羽村市議)と布施哲也さん(反原発自治体議員・市
民連盟)でした。門間さんは福島県川俣町山木屋地区の出身です。この地区は
川俣町のほかの地区より空間放射線量が高く、計画的避難区域に指定されてい
ます。この地区の除染は国の責任で、実際は大成建設が行っています。田畑の
除染したところを視察されたのですが、ショベルカーで取った土はビニール
シートをかけておいてあるだけで、ここは仮の仮置き場と言われているそうで
す。除染後近くの山からセシウムが下りてきて、また線量は上がるようです。
山木屋地区にはまだ住民は戻っておらず、今後も戻れないだろうと思っている
そうです。
門間さんは放射性物質への不安を感じている川俣町の子供たちに西多摩地区
の緑豊かな環境と野外遊びを提供し、心と体をリフレッシュしてもらおうと
「ふくしま子どもわくわくプロジェクト」を立ち上げて、8月に一回目の「あ
きる野市・小宮ふるさと自然体験学校」を行いました。2回目は11月22日から
25日に行います。10年間は続けたいと思っているそうです。子供を預かるのは
重い責任が伴いますから、知人がいる川俣町の子どもに限っています。幸いあ
きる野市、檜原村の協力を得ることができました。また渋谷区の協力で同区の
檜原自然の家を宿泊地として使用できます。さらにうれしいことに渋谷区の職
員組合が協力してくれます。広くボタンティアを募集していますが、ボラン
ティアは登録制で、主催者の指示のもとにやってほしいそうです。西多摩地区
以外でも、全国各地で子どもの保養の取り組みが行われています。集団疎開が
実現しない現状ではきわめて重要な取り組みと思います。門間さんは子供と家
族の気持ちを考えて「保養」という言葉は使わず「わくわくプロジェクト」と
名付けました。ほかでは「移動教室」というネーミングもあるようです。
(以上)
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┗■3.『地震衝撃波』の存在が無視されている
│ 鉄筋鉄骨コンクリート造りの建築物に甚大な被害
└────(武田信弘 鹿児島)
大阪市大の専門家グループ等により、地震衝撃波というべきものが存在し、
特に鉄筋鉄骨コンクリート造りの建築物に甚大な被害を与えることが指摘され
ている。そのことが詳しく書かれた論文の一つが、大阪市立大学工学部紀要・
震災特別号(1997年1月)掲載の「直下型地震による建造物の衝撃的破壊の特徴
について」那谷晴一郎である。
そこで西宮市立西宮高校特別教室棟(鉄筋コンクリート5階建て)の被害が取
り上げられている。池を埋め立てた軟らかい地盤とそうではない堅い地盤の上
にまたがって建てられていて、基本的に、堅い地盤の上の1階柱のみが粉々に
粉砕されたという被害だ。西宮高校の被害写真が神戸大学付属図書館震災文庫
に掲載されている。
従来安全とされてきた堅い地盤でかえって地震衝撃波の被害は大きくなる傾
向があり、岩盤上に建築されている原発は特に危険性が大きい。また、地震衝
撃波は従来地震の揺れとして感知されてきたものとは異なり、普通の意味の揺
れを伴わず、衝撃的な破壊が起こるものである。現行の地震計では記録されず、
そのため、耐震設計でも無視されている。もし、原子炉が地震衝撃波に直撃さ
れたら、制御棒が作動する前に圧力容器や付属の配管などが破壊され、福島
第一原発事故をはるかに上回る事故に至るだろう。
「土木学会誌」の1995年11月号阪神・淡路大震災特集 第8回 震災フォーラム
第1回『地震動』の「見逃されている衝撃的地震動」という記事で、次のよう
な記述がされている。
「今回の阪神・淡路大震災の直下型地震においては、衝撃的地震動が見逃され
ている。すなわち、地震動の初期の衝撃的P波の値が地震計で観測されていな
いということである。もし、計測できたとすると、その加速度の値は50万ガル
すなわち500G程度で、波動の周期は1/1000~1/10000秒程度と推定される。
その根拠は鋼管柱の座屈の被害の破壊形態が建設現場で見られる『杭打ちの座
屈現象』と類似していることによる。すなわち、杭打ちにおける測定加速度は
500G程度であるからである。また、周期は鋼管やコンクリートの柱の座屈の
幅50cm程度より、1/1000~1/10000秒程度と推定される。この衝撃的地震動の
存在は以下の被害状況からの推定となる。
鋼製柱、コンクリート柱に圧縮・引張の破壊形態が見られる。幅も狭い。
杭の全周にわたって均等に、きれいに壊れている。破壊スピードが非常に速い
ことが、脆性的破壊から言える。海上の船が粗密波P波により、エンジントラ
ブルを起こしている。家具等が飛んでいる。」
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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆『福島の今後を考えるシンポジウム―今、私たちに何ができるか―』
今、最もホットな二人の女性の講演会が「野田の地元」船橋で実現。
日時 12月1日(土)午後6時45分から
場所 船橋市 きららホール(フェイスビル6階)
講演1:満田夏花さん(FoEジャパン理事、福島ぽかぽかプロジェクト)
「放射能汚染と避難の権利」
講演2:武藤類子さん(福島原発告訴団長)「福島県民のおかれている現状
と原発事故の責任追及」
参加費 無料
主催 パルシステム千葉
お申込み メール:palchiba-hp@pal.or.jp
お名前、参加人数、連絡先を明記下さい。
パルシステム千葉組合員は注文書からでも申込みできます。
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┗■5.新聞・雑誌から
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◆[追及スクープ]偽りの原発再稼働を糾す
大飯原発「活断層ボーリング」は100メートルずらされていた
原子力規制庁は
「(活断層が見つかっても)停止させる法律がない」と言い放った!
再稼働後に”アリバイ再調査”---活断層か否かの学術論争がなぜ注目されて
いるかというと、その結論が大飯原発の停止や廃炉問題につながるからだ。
(中略)経産省の原発の耐震設計審査指針の手引きでは、活断層の真上に原子
炉など重要施設を建ててはならないと定めており、大飯原発も建設前の調査で
「F-6破砕帯」という断層があることはわかっていたが、関西電力の「活断
層ではない」という結論で建設が認可された経緯がある。(中略)
ところが、福島原発事故を機に各地の原発の再検証を求める声が高まると、
情勢は一変した。大飯原発が「活断層の真上にある」という疑惑が出てきたの
だ。きっかけは政府と関電が大飯原発再稼働に向けて動いていた今年6月、市
民団体が変動地形学を専門とする渡辺教授らの学者グループに断層の評価を依
頼したことだ。(中略)
大飯原発が活断層という”地震の巣”の上にあれば、渡辺教授が指摘するよう
に使用不可能だ。
政府や関電は再稼働前の調査に難色を示していたが7月5日に大飯3号機が
再稼働した後、それまで関電が「見つからない」と説明していた写真とスケッ
チ図が急に発見されて、保安院は関電に断層の再調査を指示した。批判をかわ
すために再稼働を待ってアリバイ的に再調査しようという原発マフィア側の狙
いは見え見えだった。
国会議員の調査同行を拒否---中立・公平は当然である。しかし、調査には
大きな障害が立ちはだかっていた。調査に立ち会った民主党幹事長補佐の橋本
勉・代議士は大飯原発に入って驚いた。橋本氏は渡辺教授の6月の調査にも同
行し、どこを調査すべきかを確認した人物だ。橋本氏が語る。
「関西電力が断層調査のために掘削していた場所が、6月の調査で渡辺氏と一
緒に観察した地点から大きくズレていたんです。100メートル以上離れた場所
や山の上を掘っているケースもある。あれっ、と思いました」(中略)
「・・・安全を証明したいなら指摘されたところを掘るべきなのに、関電側が
わざと見つかりにくいように離れた場所を掘削していると思えてくる」(橋本
氏)(中略)
実は事前に奇妙な圧力もかかった。調査団に同行した議員たちの事務所には、
調査前日、関電から「来ていただきたくない」という電話が入り、当日朝も、
議員団が大飯原発に到着すると、原子力規制庁の担当者が「国会議員の同行は
予定していない」と調査への同行を拒否したのだ。(中略)
「原発を停止させる法律はない」---規制庁は、「改正法は来年7月19日ま
でに施行することになっている。現在は必要な施行令や施行規則を定めている
段階で、技術基準にかかわるのですぐ施行しろといわれてできるものではない
(技術基盤課)」という。(中略)
野田政権は安全確認ができていない大飯原発を政治判断で再稼働させる一方
で、仮に何かあっても今後1年近くは法的に原発を停止できない状況にしてい
るのである。何のためか。
「資源エネルギー庁や規制庁は大飯の活断層問題は再調査で時間を稼ぎ、そ
の間に北海道電力の泊原発などを再稼働させようと動いている。万が一、大飯
をとめなければならなくなっても原発ゼロにしないためだ」(経産省官僚)
(後略)(週刊ポスト11月23日号より抜粋)
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