ちきゅう村の思想(その1)《それぞれの地獄と人間臨終図巻的良心の行方についての粗描》1.憲法と論理学 2.オールジャパン「平和と共生」について
- 2015年 6月 18日
- 交流の広場
- 武田明
新たな序説としての構想・草稿的
わかりやすさを求めて。
6月18日(木)
(まだ、個と村(集落)段階の思想。バルザック都市と幻滅を語る段階には至らない。)
現在進行形(わかりやすく、「目に見えるように」「出来るだけ短い言葉で」と考えていますが、時事的に、刻まねばならない問題点が山積し過ぎている為に、草稿のままに素朴に、表明していくしか手はないのだろうか?)
総がかり実行委員会(行動予定)
http://sogakari.com/?page_id=67
毎日、安保法制と憲法問題で、「朝まで生テレビ」状態。
「朝まで生テレビ」は、発火点であるべく期待されているのか?「終着点」としての総まとめとして期待されるべきか。
メディアの可能性について、明確に、有効性を探らねばならない。
しかし、長寿番組特有の「どこから切っても金太郎あめ」的なサザエさんと同じ毒にも薬にもならない期待されないながらも「平均的視聴率」に支えられている平面を作り出している。
本来、賢明な人々は、テレビや巨大メディアに何ら期待もせずに、離れていったのだ。
一人一人の賢明な人々のその判断は正しい。
しかし、それは、やはり、「経済学はロビンソン物語を好む」(世界の大思想18『資本論』P69から)でしかないのだ。
一般性や大衆性に対して、はからずとも
植草一秀先生とちきゅう座族?醍醐聰先生の意見が図らずも一致していた。
憲法破壊の安倍政権打倒する百万人集会が必要
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-5357.html
「テレビは革命を伝えないだろう」
http://chikyuza.net/archives/53919
香港の数千人のデモは伝えても自国の2万5千人の国会包囲行動は隅っこで扱うNHK
http://chikyuza.net/archives/53916
賢明な人々が、経済学的ロビンソン物語に閉じこもる若しくは、幽閉、収容所に押し込められるのではなくそれこそ、政治的中枢に位置をして、リードする社会である事が、まさに、哲人政治=民主主義政治(愚衆政治ソクラテスの毒杯を痛烈反省から開始したるプラトン哲学)として理想とされたわけであるのだけれども、そもそも人間の本質や欲望、本能の分析から開始しなくてはならない「資本主義と欲望」の問題を科学的に問う事からも具体的に展開しなくては先に進まない問題であるのだけれども、一気に出来ようもないのだから分解して語るしかないだろう。
1.憲法と論理学(法哲学について)
安保法制問題について
この問題は、極めて興味深い。既に、サルトルに倣って、「哲学は科学の影である」から出発しているのだから、スピノザ的必然性の中で、現象を資本主義を推し量ろうとする試みが、『資本論』体系にまで一貫している立場が、『論理学』であり続けてるのだから、再び、「経済学的ロビンソン物語」批判=経済学批判を語る前に、「憲法」と「論理学」その厳格な関係を仕上げていく必要もあろうからだ。
そのあり方に対して、最も有効な言明をしていると思われるのは、木村草太准教授ではないだろうか?
具体的には、15日(月曜日)の「報道ステーション」から、
岩上安身 @iwakamiyasumi · 6月16日
木村草太首都大学東京大学院准教授のインタビュー終了。明晰なお話でした。今度の法案が9条だけでなく憲法の他の条項にも明白に違反し、法の支配それ自体を脅かす無法者国家への一歩であることがよくわかりました。合憲とか言ってる3人、大丈夫か?ーhttps://www.facebook.com/takaot51/posts/10206933787924688 …
憲法学者に聞いた~安保法制に関するアンケート調査の最終結果
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/info/enquete/index.html
ある意味、この15日16日の二日間にて、完膚なきまでに、新三要件=集団的自衛権問題についての違憲証明をしていたのではないだろうか?
(1)
(2)
しかし、これだけでは十分でない。
自民党は、圧倒的多数派であり、独占しているからであり、憲法学者や賢明なる他分野の学識者が、こぞって、これは、「憲法破壊行為」であるとしたとしても、「経済学はロビンソン物語を好む」の域を出ないのであり、権威対権威の段階であり、アカデミックな段階に留まる説明、証明にしかなっていない問題があり、政治学的力学、民主主義的大衆への説明責任に届かない、
政治家の大部分が、フォーラム4やオールジャパン「平和と共生」を理解しつつも、辿り着けず実践的になれないでいる問題と同じ位相を持っているのだ。
フォーラム4(解説動画30分と公式ページ)
https://www.youtube.com/watch?v=A28lGK-mcDM
[オールジャパン:平和と共生]サイト
ひとつづつ考え方を整理していかなくてはわかりづらいので、まずは、木村草太准教授の15日は、憲法内の違憲性を語り、そして、16日、岩上安身氏のインターネットIWJにて、国際法との関連について、更に、「何故、自民党政治家に憲法学者の論理が、通じないのか=平行線」になっているのかについての言及をなしていた。
岩上安身氏のツイッターにて、文字お越しもあるので、参照頂きたい。
更に、僕が、ここから疑問に思うのは、ここまで、せっぱつまってから何故、1000人委員会も憲法学者も声をあげ出しているのか?と言う事であるわけです。
あまりに遅すぎるのであり、特定秘密保護法の時にも更に、昨年、12月の策略的解散と総選挙において、何故、1000人委員会、更に、憲法学者諸氏が、現在の危機を政治学的に、予見できず、各個論としての戦争法案、立憲主義破壊の段階にて、重い腰を上げているのか?
これこそが、遅すぎる故に、国民、大衆は、白けている事に気が付かねばならない、根本を正しながら、反転していかねばならないのだ。
「戦争法案問題、憲法破壊にまで、到達してしまった」のだ。
それは、個々の人々の救済たる311問題、原発問題、更には、格差、「派遣法問題」などなど本来は、教育破壊、人格破壊が、進み、放置してきた最終段階が、この「日米安保法制」問題であり、遅すぎる最終的段階に来てからの抵抗である故に、国民的虚無主義(ニヒリズム)、ヘイトスピーチの蔓延、荒廃の「原因」ではなく、「結果」としてのファシズム法制であり、
「憲法」と言う狭い学者の議論ではなく、「政治学」の論理学、更には、「経済学はロビンソン物語を好む」=経済学批判の両義性は、同じ問題意識であり、この本当の浸食=ファシズム法制の絶望としての戦いである危機感が伝え切れずにいるジレンマは、今に始まったものではない事、それ故に、
「憲法」<「政治学」<「経済学」<「歴史学」
の論理学体系としての「ちきゅう座」読本として、繰り返しの「伝達」=「テキスト」化こそが、その打開であり、あらゆる意味で、「経済学はロビンソン物語を好む」にならない社会主義技術者立国としての連帯と独立のそれに到達する目標を明確にすべきと言う考えになるわけです。
サルトル的狭き、理性は、カミュ、そして、構造主義者=文化人類学によって、限界を持って来ていた。
「憲法」論理学においても、幾ら、整合性を問いても、自民党にも安倍内閣にも、ヘイトスピーチ的世相には、通じない理由に迫らねばならない、「人間本質論」「資本主義本質論」「本能論」としての前提を考察せねばならない。
(付録:サルトル
http://revolutio.exblog.jp/21882461/ )
2.オールジャパン「平和と共生」とフォーラム4について
さて、「安保法制」「憲法破壊」問題は、最終防衛ラインである。
ここを突破されては失われた30年は、50年、100年の悲劇となるだけでしかない。死守せねばならないのは、当然であるのだが、日本の政党と民主主義を機能させていかねばならない。
何故、フォーラム4に政治家は、到達できないのか?
また、オールジャパン「平和と共生」へ到達できないのか?
理屈はわかっていても、辿り着けていない「哲人政治」的理想と乖離する「資本主義」について更に、言及していかねばならないだろう。
《負の遺産、ちきゅう座論敵を考える》まだまだ草稿状態です。
その後の橋下徹氏について
http://revolutio.exblog.jp/21882344/
『絶歌』について
http://revolutio.exblog.jp/21880588/
それぞれの地獄とちきゅうの関係と歴史と個人(帝国の独占=資本主義へ徹底的に決着をつけよう!)①
http://revolutio.exblog.jp/21877525/
今週は、NHKスペシャル 戦後70年ニッポンの肖像 今月のテーマ「外交」を見る予定です。
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