金 槌 流 “百 や か ん”
- 2010年 8月 15日
- 加 藤 義 郎
渋谷駅から歩いて数分のこの展示会場は、或る自動車部品メーカーのショウルームにする目的でビルの角に作られ、
会場は2面がガラス張りで外から中が見え、会場からは外の景色が見えます。
縦182cmx横136cmの黒い板に、縦3列に取り付けてみました。
左列5個は5リットル用、中列4個は8リットルと10リットルの大型やかんを金槌で叩き潰して平らにしたもの。
右列の扇形に見えるものは、やかんの蓋を横から叩き潰したもの。
上にチョンと付いているのは、つまみが弾け飛んだ後に残ったネジを叩き潰したもの。
やかんの胴と弦の間をつなぐ「L型金具」を叩いて潰したもの。取り付け板91cmx91cmに黒い布を張った。
2000年8月末から10月29日まで、東京都板橋区立美術館の企画「崇高と労働」展
写真のように91cmx182cmのベニヤ板6枚を使って展示しました。手前に幾本も垂直に立っている物は弦(取っ手)を叩き延ばしたモノです。
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