たんぽぽ舎です。【TMM:No1773】
 2013年3月14日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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 ★1.初めてデモの誘導係を手伝って-3月9日・10日参加体験記
 反原発行動に参加するようになって友達が増えた
 奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
 ★2.台湾で市民10万人デモ、ドイツ2万人
 世界各地で反原発活動
 (3/10朝日新聞より抜粋)
 ★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
 ◆3/19福島地検に私たちの本気を伝えよう!!福島地検前行動
 ★4.新聞・雑誌より
 ◆こちら特報部
 廃炉作業 難問が続出 東海原発98年運転終了
 当初は17年度 3年後に先送り 火災や水漏れ 経営の不安
 (3月11日東京新聞より抜粋)
 ★5.要請書 経産省前テントを撤去させないでください
 テントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる
 怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場
 経産省前テントひろば代表 淵上太郎
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 ┗■1.初めてデモの誘導係を手伝って-3月9日・10日参加体験記
 |  反原発行動に参加するようになって友達が増えた
 └──── 奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
9日は明治公園から渋谷の宮下公園まで歩いた。
 先発は福島からの人たち。私たちは2番目のブロックだった。
 この日印象的だったのは先導車のスピーカーから流れてくる女性の声。
 いつものような怒りや抗議の声ではない。穏やかな声で福島が収束していない
 事、東電も政府も責任を取らない事などを訴えていた。
 しかし大事なシュプレヒコールはしっかり繰り返していたので良かったと思う。
10日は反原連のデモの誘導係を手伝うことになり(注:主催者の反原連から、
 たんぽぽ舎は10名の誘導係を要請されているので、そのうちの1員として)、経
 産省前テント付近で待機。そこは各行列が2度通る地点だったため、その様子を
 とてもよく観察することができた。沿道から見ていると、それぞれのグループが
 ノボリ旗やプラカード、奇抜な扮装、鳴り物でアピ-ルしながら練り歩き、面白
 い。
 毎週の金曜行動の中で知り合った人が声を掛けてくれたり・・・。
 反原発行動に参加するようになって友達が増えた。
急な気温の低下で夜は厳しい寒さになったが抗議行動は続けて行くぞという気
 持ちが強くなった。
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 ┗■2.台湾で市民10万人デモ、ドイツ2万人
 |  世界各地で反原発活動
 └──── (3/10朝日新聞より抜粋)
◇市民10万人デモ 台湾
東京電力福島第一原発の事故から2年になるのに合わせ、台湾各地で9日、大
 規模な反原発活動があり、台北では市民団体主催のデモに約10万人が参加した。
 世論の高まりに伴い、原発建設の是非を問う住民投票が争点として急浮上している。
 台湾では1999年に建設が始まった第四原発(新北市)が与野党の政治対立で建設
 が一時凍結され、完成が先延ばしされて安全性に疑問が持たれている。(中略)
 第四原発には2800億台湾ドル(約9千億円)以上を投入済み。江宣樺・行政院長
 (首相)は「原発を止めたら電力料金が上がる」と弁護するが、公営企業の台湾電
 力に対しては経営努力が足りないとの批判がつきまとう。
 投票は今年後半に行われる見通しだ。デモ参加者には「原発には反対しないけ
 ど第四原発は心配」(台北・輔仁大3年の鄭馨宣さん)といった穏健な声が目立っ
 た。第四原発は6割以上が反対とする世論調査もあり、住民投票は国民党政権の
 思惑を超えた結果が出る可能性がある。
◇追悼と非核集会 韓国
(前略)
 環境保護団体などが呼びかけ、韓国各地から数千人が参加。広島・長崎の被爆
 者やその子孫らも参加し、合唱で「核兵器も、核発電所(原発)もない世界を」と
 呼びかけた。
◇事故想定し訓練 ドイツ
ドイツの反原発市民団体が9日、北西部ニーダーザクセン州のグローンデ原発
 の事故を想定した訓練を行った。「大災害が9千キロ離れたところではなく、あ
 なたの家の前で起きたと想像して」と呼びかけ、原発の即時運転停止を訴えた。
 長年、反原発デモが盛んなドイツでも実際の事故を想定した訓練は珍しい。放
 射能漏れで原発の周囲40キロが立ち入り禁止になったとの想定で、主催者による
 と約2万人が参加。原発周辺の町で、避難してきた人の車を防護服を着た人たち
 が除染したり、子どもたちがペットの犬を連れて避難したりする訓練をした。
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 ┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
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◆3/19福島地検に私たちの本気を伝えよう!!福島地検前行動
去る2月22日、福島原発告訴団は全国に呼びかけて、東京地検前行動、東電本
 社前行動、霞ヶ関でのアピールを行いました。そして東京地検に「厳正な捜査と
 起訴を求める署名」第一次署名40,265筆を提出しました。
 署名はとどまることなく増え続け、合計で10万筆を超えています。
 日本中の多くの人々が、この「原発事故の責任をただす」ことを切に望んでい
 ます。しかし、未だ強制捜査を行う気配はありません。
 更なる期待を検察に届けるために、私たちは今度は福島地検の前に立ちます。
 福島県民の怒りと悲しみを福島地検に届けましょう。ぜひご参加を!
3月19日(火)
 10:00   集合 森合町緑地ふれあいパーク
 10:30  署名提出 福島地方検察庁
 11:30~  記者会見・集会 アオウゼ視聴覚室
※福島地検周辺は放射線量が比較的高いため、子どもさんや若い方、妊婦さんな
 どのご参加はご遠慮ください
福島原発告訴団  その他の予定
 ・3月13日(水)10:30~東京地検に上申書・署名提出 11:00~記者会見
 ・3月25日(月)~3月29日(金)12:00~13:00 福島地検前  連続アピール行動
 福島地検前でランチタイムに「激励」行動を行います。
 ・4月27日(土)福島原発告訴団総会と全国交流会 郡山労働福祉会館
 総会の後に全国交流会(リレートーク等)を行います。
 福島原発告訴団・関東事務局
 http://dainiji-fukusimagenpatsu-kokusodan.blogspot.jp/
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 ┗■4.新聞・雑誌より
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◆こちら特報部
 廃炉作業 難問が続出 東海原発98年運転終了
 当初は17年度 3年後に先送り 火災や水漏れ 経営の不安
原発の再稼働も、新設増設も悪い冗談にしか聞こえない。福島第一原発の事故
 機に加えて、活断層の存在が確定的になった敦賀原発2号機(福井県)など、廃炉
 はもはや現在形の話だ。しかし、その道すじは険しい。商業用原発では国内初の
 廃炉作業に取り組んでいる東海原発(茨城県)でも、難航を強いられている。小型
 の東海原発にして、この始末。政府に本当の危機が見えているとは思えない。
 (荒井六貴)
 「福島第一原発の廃炉作業とは違う。原子炉などの解体は遠隔操作でやり、作
 業員が足りないこともない。スケジュール通りにいっている」東海原発の廃炉に
 あたっている日本原子力発電(原電)の広報担当者はそう言い切る。
 しかし、疑問は尽きない。廃炉作業は2001年に始まった。当初計画では作業の
 完了は十七年度だったのが、最近になって、三年後の二十年度に先送りされた。
 (後略)     (3月11日東京新聞より抜粋)
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 ┗■5.要請書 経産省前テントを撤去させないでください
 |  テントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる
 |  怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場
 └──── 経産省前テントひろば代表 淵上太郎
衆議院議長 伊吹文明 殿
 参議院議長 平田健二 殿
平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震にともなって引き起こされた東京
 電力福島第一原子力発電所の事故は未曾有の大事故となり、周辺住民をはじめ多
 くの国民に甚大且つ深刻な被害をもたらしました。
 この事故は直接には大地震と津波によるものとは言え、そうした自然の威力を
 過小に評価し、経済と利便性ということから原発建設を40年にわたって推進して
 きた電力事業者とその安全を確保すべき国の責任は測りがたいほど大きなものが
 あります。電力事業者や国は繰り返し「原発は安全でる」と主張し、立地自治体
 等には法外な経済的援助を施すことで、原発の安全性に関する素朴な疑問や反対
 意見を封殺してきた歴史があります。しかし東京電力福島第一の原発事故は、原
 発は決して安全ではないことを事実をもって証明するものでした。
現在においてさえ福島第一原子力発電所の事故そのもについての十分な検証は
 なされていないばかりか、既成の原発の多くにおいてもともとその疑いがあった
 にもかかわらず危険な「活断層」の上に建てられていることなどが、すこしずつ
 暴露されつつあるという状況です。この状況のもとで民主党政権は、原事故の影
 響と定期点検で全ての原発が停止した直後、関西電力大飯原発の3、4号機を経
 済と利便性を理由に再稼働させました。その後今日まで他の原発は再稼働してい
 ませんが、新たに出来た安倍内閣は「(原発0)は0ベースで見直す」「規制委
 員会が安全としたものは再稼働させる」と明言しています。自公政権の時代に安
 全性を無視して54基もの原発をつくり、国民のたった26%の支持による政権交代
 をよいことに、原発再稼働、新規原発の建設、原発の輸出等を積極的に推進する
 とは、盗っ人猛々しいという他はありません。
他方で原子力規制委員会は年7月までに新たな安全基準をつくるとされていま
 すが、その素案は福島原発事故を起こした安全基準との根本的な差異はないまま、
 その基準に則っての安全宣言を行おうとしています。
 こうした流れは、福島第一の事故を少しでも深刻に受け取るとすれば、到底受
 け入れられることではありません。
もとより経産省前テントひろばは、我が国の原子力発電所及びその推進につい
 て根本的に問い直し、経済的事由による安易な原発再稼働に反対してつくられた
 ものです。経産省の管理する空き地にテントが立っているのは、原発推進の中心
 的省庁としての経産及び旧原子力安全・保安院に対するささやかな抗議、それも
 緊急避難的な抗議の意志を示すものです。
またテントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる怒
 りを背景にした民主主義的行為の1つの場でもあります。民主主義は国民の一人
 一人が様々なところで声を挙げる、行動を起こすというところから始めることが
 最も大事なことでさえあります。相当に形骸化しているとは言え国会の両院も我
 が国民主主義の場でありますが、民主主義は国会の両院だけに、またその選挙に
 おける投票行動だけに留めておいてよいわけではありません。
 テントに関して経産省は違法テントだと言い、右翼勢力の一部は「撤去できな
 いなら我々が」などと嫌がらせが行われていますが、私たちは福島第一の大事故
 という緊急時において、決して違法だとは思っていません。
福島第一の大事故を受けて深い反省をしつつ、我が国の民主主義を育てていく
 ためにも「経産省前のテント」を撤去させないでください。
 民主主義的な国会と両院議員の名誉にかけて「テント撤去」に荷担することは
 絶対に止めて下さい。
平成25年3月10日 福島第一原発事故後まる2年経過した日に
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