- 2020年9月26日(土)午後1時30分~4時30分
- ZOOMによるオンライン方式で実施します。
参加方法
(1)どなたも参加できます。参加費500円(あと払い)
(2)前日(9月25日)までに、
■氏名
■オンライン参加する際のメール・アドレス
を書いて、矢沢 yazawa@msg.biglobe.ne.jp 宛に、メールをください。
(3)9月26日 午前10時頃までに「ミーティングへの招待」のURL[ネット上のアドレスを示す文字列]を送信します。それをクリックして「ミーティングに参加する」をクリックすれば、自動的につながります。
(4)ZOOM接続が初めての方は、事前に接続予行することをおすすめします。矢沢まで、連絡ください。接続予行の日時をお知らせします。
- 講師 河村哲二(法政大学経済学部教授)
- テーマ:「アメリカ戦時経済とパックス・アメリカーナの確立」
主旨:戦後「パックス・アメリカーナ段階」の全盛期のアメリカの資本蓄積体制(資本蓄積の構造とメカニズム)の形成と確立にとって、第二次大戦期の戦時経済システムとそのもとでアメリカ経済に生じた制度・組織変化が、非常に重要な意義を持つ。
本報告では、第二次大戦の戦時経済下のアメリカ経済の制度・組織変化の概要を確認し、「持続的成長」現象として現れた戦後パックス・アメリカーナ全盛期の資本蓄積体制の形成と確立との関係を論じる。
そうした議論を通じて、この間の現代資本主義の特徴である「グローバル資本主義」の展開とその変容が、なぜ、「パックス・アメリカーナ段階」の「変質局面」として解明されるのか、明らかにする。
- 参考文献
★主な参考文献:河村哲二著『現代アメリカ経済』(有斐閣、2003年)、第1章~第3章(本報告の基本内容の概要が理解できる)
★その他の参考文献
(1)アメリカ戦時経済論:
河村哲二著『パックス・アメリカーナの形成―アメリカ「戦時経済システム」の分析』 東洋経済新報社、1995年)。
河村哲二著『第二次大戦期アメリカ戦時経済の研究―「戦時経済システム」の形成と「大不況」からの脱却過程』御茶の水書房、1998年)
(2)戦時経済システムと制度・組織変化の詳細:
河村哲二「アメリカ:戦時経済と戦後企業体制の形成」 『社会経済史学』第60巻第1号、1994年4・5月, 41-80頁。
河村哲二「アメリカ経済の戦後再転換(1945-1949)――戦後経済システムへの移行」 土地制度史学会『土地制度史學』別冊、土地制度史學会第63回記念大会報告集、1999年9月, 81-92頁)。
河村哲二「企業社会の権力――戦時労使関係にみるその『制度化』」(古矢旬・山田史郎編著『権力と暴力』ミネルヴァ書房、2007年、第八章、177-203頁)
(3)「段階論」の理論的整理
河村哲二著「グローバル資本主義と段階論―グローバル金融危機・経済危機の解明の理論と方法(Ⅰ)・(Ⅱ・完)」『経済志林』第87巻1・2合併号、2019年9月、51-86頁・87-147頁。
- 問合せ・連絡先 矢沢 yazawa@msg.biglobe.ne. jp 携帯090-6035-4686
【10月以降の世界資本主義フォーラムの予定】
■10月31日(土)オンライン方式 矢沢国光「資本主義国家の成立(2) 「東方問題」と第一次大戦」
■11月21日(土)従来方式(本郷会館予定) 矢吹晋「習近平政権のこれから」