■短信■ 女性は地域の平和構築における変革の担い手 南米コロンビアの女性活動家のトーク

 南米コロンビアの人権擁護活動家、エリサベット・モレーノ・バルコさんのトークが4月12日(土)14:00(13:30開場)から、東京の明治大学(駿河台キャンパス)グローバルフロント2階4021教室で行われます。

 バルコさんの通称は「チャバ」。南米コロンビア・チョコ県出身。
 コロンビアで1960年代から続く内戦により、故郷を離 れざるをえなくなった避難民の1人。2016年の「コロンビア革命軍(FARC-EP)」(中南米最大の反体制武装ゲリラ組織)と政府の和平合意にもかかわらず、チョコ県は現在も紛争地帯であり、複数の武装組織による武力衝突が続いている。
 その中で、チャバは、数十年に渡ってコミュ ニティ・リーダーとして活躍。2015年から2023年まで、「サン・フアン・コミュニティ総評議会」の代表を務めた。2023年5月から、市民主体の連合組織「チョコ連帯民族間フォーラム」のコーディネーターとなる。同年、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)より「ナンセン難民賞」を授与され、国連安全保障理事会で演説。
 最近では、国家レベルでの活動においても指導的役割を担っており、民族間の和平の実現を推進する役割を委任された機関「コロンビア民族特別高等機関」にも参加。地域の女性リーダーの育成にも力を入れている。この度、第3回庭野平和賞奨励賞受賞のために来日。

★トークの主催は明治大学商学部所康弘研究室
★トークの演題は「女性たち~地域の平和構築における変革の担い手」
★通訳はジャーナリストの工藤律子さん。進行役は所康弘商学部教授
★参加費無料
★事前申し込み不要

初出:「リベラル21」2025.04.07より許可を得て転載

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