「『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』<連載-3> 国会議員の質問に、原発推進の町長は・・・」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1638】
2012年11月3日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

転送歓迎
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★1.10月31日の朝日・朝刊「ニュースがわからん!福島の子らの
甲状腺検査をしているね」を読んで感じたこと、怒り。(冨塚元夫)
★2.<連載-3>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
国会議員の質問に、原発推進の町長は・・・(斉間満 南海日日新聞社)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇11月17日(土)18:30開演、鎌倉生涯学習センターホール
映画『祝の島』鎌倉上映会とトークの夕べ
★4.<テント日誌10/29(月)―経産省前テントひろば415日目>
ぼんぼりが照らす温かな光 その優しさに包まれ
今日も原子力ムラの中心に存在する( F記 )
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11/10(土)「再稼働阻止全国ネットワーク結成集会」にご参加を!
13時から「分散会」 18時から「全体会・結成集会」
主催:再稼働阻止全国ネットワーク準備会
※12時半から受付開始(たんぽぽ舎-ダイナミックビル5階)
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┗■1.10月31日の朝日・朝刊「ニュースがわからん!福島の子らの
│  甲状腺検査をしているね」を読んで感じたこと、怒り。
└────(冨塚元夫 たんぽぽ舎ボランティア)

“8万人の結果がまとまり、99%は2検査の必要なかった”とありますが、
そのような断定的コメントはどこの発表でしょうか、わかりません。福島県立医
科大学の副学長が2次検査をしないように、甲状腺の医師に通達を出して問題に
なりました。福島県の父兄の抗議を受けて撤回したと聞いています。
“4割の子に小さなしこりや袋状ののう胞が見つかったが、専門家は「事故と
は関係ない。小さなしこりは珍しいものではない」という”とありますが、この
ように言う専門家よりも、しこりやのう胞がおさないこどもに見つかるのは珍し
い、という専門家がおおいと思います。“大きくなければ甲状腺の働きに影響は
なく、自然に消えることもある”とは一方的な言い方です。
ある小児科医によれば、子供のしこりやのう胞は珍しいから、統計的に正確で
はないが、がんになる確率が20%くらいあるそうです。消えることもありますが、
それだけ言うのは全く間違っています。36万人が検査の対象なのにまだ8万人
しか検査していないのは問題だと思いますが、その点なにも触れていません。
県立医大副学長も認めているように、チェルノブイリ事故が起こるまでは、小
児がんは100万人に一人の割合でした。すでに8万人に一人見つかりました。
良性の細胞も何か月かたてば悪性になることもあるので、健康診断は半年ごとに
行うようにというのは常識です。ましてや子供は成長が早いのですから、最低半
年ごとに検査する必要があると思います。
最後の記事では、“治療成績はよく、子どもの場合、30年後の生存率は9割
以上だ”とありますが、どこでいつ調べたデータでしょうか。
まったく「わからんニュース」です。
チェルノブイリでは甲状腺がんの子供の多くは、別の場所の移転したがんで死
亡しています。彼らを勘定に入れたのでしょうか。それにしても、死ななければ
それでいいような書き方ですが、首に手術の傷跡を残して(チェルノブイリ・リ
ングというそうです)一生ホルモン剤を飲み続けなければならない子供とその親
の気持ちを考えた書き方とは思えません。
この執筆者には子供の人権や人道主義という概念はないのでしょうか?

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┗■2.『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』<連載-3>
│ 国会議員の質問に、原発推進の町長は・・・
└──── (斉間満 南海日日新聞社)

●全く根拠のなかった弁明

山下所長らの詭弁に追い討ちをかけたのは七月一五日に開かれた伊方町の定例
町議会での福田伊方町長の答弁だった。
議員の質問に答えて「原発は設計上、航空機の落下を想定したものではない。
が、耐震性や放射能遮蔽を考え頑丈な構造に建てられ、相当程度の耐力は有して
いる」と述べた。
つまり、原発は地震などは予想して造られているが、上空からの落下物を想定
して建てられたものではないと言い切ったのである。この町長の答弁は、山下所
長ら四国電力がくりかえし弁明している「原発は飛行機が墜落しても大丈夫だ」
という言葉が何の根拠もないものであることを指摘する結果になった。
町長に就任して一〇年、福田町長は一貫して原発推進を行い、反対住民や不安
を述べる住民の声にはいっさい耳を貸そうとしなかったばかりか、今回の墜落事
故直後の記者会見でも「特に原発とは結びつけて考えたくはない」と言ってはば
からなかっただけに、町議会での「原発は設計上、航空機の落下を想定したもの
ではない」との発言は、事実の重さに耐えかね真実を述べたと言えそうだ。
これより先の七月一二日、ヘリ墜落現場と伊方原発を視察した日本社会党の国
会議員調査団は、記者会見の席上、四国電力に村して「ヘリ墜落に原発がどれだ
け耐えうるか、実験をしたわけでもないのに、原発に墜落しても大丈夫だ、と安
全宣言したことは妥当ではない」と”抗議”を申し入れたことを明らかにした。
また、調査団に村して山下所長が「ヘリが原発周辺を飛ぶことは知っていた。
飛んではいけないことも知っていたが、抗議はいっさいしなかった」と、語って
いたことを公表し、山下所長は事故直後の記者会見で、自ら述べた「上空は飛行
機は飛んでおらず……」との言葉が真っ赤なウソであったことをバクロした。
そればかりではなく、万一の事故が起これば地球的規模での被害をあたえかね
ない「危険物」を、外障から守ることも考えずに管理・運転していたこともあら
わにした。

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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆映画『祝の島』鎌倉上映会とトークの夕べ
日時 2012年11月17日(土) 18:15開場、18:30開演
会場 鎌倉生涯学習センターホール(JR鎌倉駅から徒歩2分)
チケット1000円

☆上映会後、監督の纐纈あやさんと映画ナレーション担当の女優・斉藤とも
子さんのスペシャルトーク。
斉藤とも子さんは、原爆をテーマとした舞台「父と暮らせば」への出演を
きっかけに被爆者の方がたとの交流を経て『きのこ雲の下から、明日へ』
を上梓。
※2012年シチリア環境映画祭ドキュメンタリー部門 最優秀賞受賞作品。
問合せ 080-5544-5937(田中)

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┗■4.<テント日誌10/29(月)―経産省前テントひろば415日目>
|  ぼんぼりが照らす温かな光 その優しさに包まれ
|  今日も原子力ムラの中心に存在する
└──── (F記)

10月29日(月) 晴
東電管内全停止218日目 大飯原発再稼働開始(怒)から119日目

今日も晴れ渡る寒い朝を迎えました。昨日は要らぬ来訪者のためテントの備品
が壊され、特に外に飾った今や夜の象徴となった「ぼんぼり」は無残にバラバラ
にされてしまいました。それを直しながら、この冬はこれらに対しての一層の備
えをしなくてはとの思いに駆られます。まずは皆様のご支援を賜りたくお願い申
し上げます。「今度来た時は火を掛けてお前らを殺したる」と言い残したことは
決して無視できないことと留め置かなくてはなりません。
27日土曜日は福生で行われた、「横田基地もいらない!沖縄とともに声を上げ
よう 10・27市民交流集会」に参加。ここでは孫崎享氏の講演があり、最近
出版された「戦後史の正体」から主に日米関係の欺瞞を判りやすい語り口で語ら
れ、参加者に尖閣問題や、ポツダム宣言受諾の意味と日米講和条約締結がその後
の日本に何をもたらしたかをお話下さいました。
以前孫崎氏にお会いした際に是非テントにいらして頂きたいと話しておりまし
たが、「あおぞら放送」出演と共にテントひろばにいらして頂く依頼に快諾を頂
きましたので、詳細が決まりましたらお知らせ致しますのでご期待下さい。
28日大阪からいらしていたYさんとは12月のIAEA郡山来日に対する抗議行
動について少しだけ話しましたが、大阪からも支援するとの言葉に意を強くした
次第です。この行動はテントひろばとしてとともに、僕個人としても昨年からの
懸案であって、是非成功させたいと思いが募ります。
これらについても詳細が決まり次第お知らせします。

いつもながら霞ヶ関の月曜日は静かな時間が流れます。午後から先日「あおぞ
ら放送」でショパンの「革命」を弾いて下さったIさん、そしてそのお友達と小
沢一郎・国民の生活が第一定例会見に行きました。新しく入ったばかりの党本部
は手狭に思いましたが、身の丈にあった感じのそこには新たな小沢氏の決意をう
かがわせるものでした。
今日ぜひとも参加したかったのは、先に行われた「国民の生活が第一」結党記
念パーティーに参加した折、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」
の佐藤幸子代表他皆さんが、何としてもドイツ視察を終えた小沢氏と直接話をす
る場を設けて頂くようにと働きかけをしたのです。しかし残念ながらそれが出来
ず、他の議員にはお話できたものの、僕としてそのお手伝いを果たせなかったの
が残念で、どうしてもそのことだけは伝えたいとの思いからでした。
ここでも残念ながら挙手をしたにも関わらず、指名を受けることができません
でした。余談ですが日頃から風体怪しき僕ですので、挙手の際も小沢氏は僕を見
ては怪訝な顔をしていたのが僕的には非常に笑えることではありました。
しかし東幹事長の会見後の質問時間に指名を受け(実は司会だったのが以前お
話していた木村タケツカ氏だったことが幸いした?)、その事を質問致しました。
東幹事長からは「前向きに検討する」との言葉を頂いたので、早速、福島の皆
さんに連絡を取りましたが、実際に実行されるまでは僕の役目と思っています。
その時の模様はIWJ6チャンネルで見ることが出来ます。
東幹事長の会見の模様は http://www.ustream.tv/recorded/26516557
3分30秒くらいから私の発言があります。
小沢代表の会見は http://www.ustream.tv/recorded/26516557
5分5秒ほどから始まります。
小沢氏にその申し入れをすることに対しては賛否があるとは思います。しかし
一党一派に偏らず広く政治の場に「福島の声」を届けることは必要不可欠のこと
と思いますし、これからも他党にもアプローチして行こうと考えます。とにかく
これは実現させたく思います。
会見を終えてテントに戻ると先にお話した某団体対策について皆で意見を交わ
しました。さらに12月の行動についても話し合いが行われ、これについても成功
を期する気持ちを新たにしました。
昨日壊された「ぼんぼり」を点灯し、霞ヶ関に立つ小さくもか弱く見えるテン
トテントひろばは原子力ムラに対する存在として、帰路に着く官僚達にアピール
をしています。夜になって更に寒さが伝わってきますが、そのか弱く光るぼんぼ
りは心の中を温かくします。テントひろば自体もそんな誰にでも温かさを伝える
存在として、二回目を迎えるこの冬の霞ヶ関を照らし続けていきます。どうぞ皆
さんもお立ち寄り頂くことを強く祈念しながら帰路につきました。( F記 )

今週の11月2日の金曜日にも「あおぞら放送・テントひろばから~」は中継さ
れます。詳細は未定ですが、是非ともこちらにもお出で下さい。脱原発について
ご意見のある方も当日出演のチャンスがあるかもしれません。また何らかのお手
伝いをしたいという方も募集しておりますので、一度お立ち寄り下さってその模
様をご覧頂ければ望外の幸せでございます。
「あおぞら放送・テントひろばから~」 http://www.ustream.tv/channel/tentcolor

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【編集部より】
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