「『安全基準』はまちがった表現、『規制基準』が正確な表現」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1790】
2013年3月28日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

転送歓迎
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★1.「安全基準」はまちがった表現、「規制基準」が正確な表現
「安全」宣伝にごまかされない 言葉にもっと敏感になろう
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.メールマガジン読者からのイベント案内(問い合わせは主催者へ)
◆3/31公開学習会のご案内
「内部被ばく」こうすれば防げる
~放射能を22年間測り続けた女性市議からのアドバイス~
★3.新聞・雑誌より2つ
◆「原発新基準対策5年猶予撤回を」 市民団体、規制委に要望
(3月27日東京新聞より抜粋)
◆損保 地震保険、大幅値上げへ  (3月27日朝日新聞より)
★4.テント日誌3/24日(日)経産省前テントひろば561日目
~桜が満開となったこの日、日比谷野音では「原発被災者と
支援者の集い」が行われ、テントへは有難く無い訪問者が~
(Toku-san)
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※3/29第48回首相官邸前抗議行動
日時:3月29日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
関西電力大飯原発再稼働反対の抗議を始めてから、一年が経ちます。
今週は初心に戻り首相官邸前に集合!(今週のみ国会前ステージは設置しません。
来週はまた国会前ステージが復帰します。)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
17:20に1~5班にわかれて官邸前へ出発。20:20テント前にて総括集会。
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┗■1.「安全基準」はまちがった表現、「規制基準」が正確な表現
|  「安全」宣伝にごまかされない 言葉にもっと敏感になろう
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

○3月28日の東京新聞報道。「安全基準」やめて、「規制基準」に-読者の指摘
で原子力規制委(田中委員長)
○もともと原子力規制委員会-原子力規制庁の発足の時に、名称について、原子
力ムラ(実は原子力利権共有帝国)は、安全庁-安全委員会の単語を使いたかった。
持てる権力を使って色々働きかけたと思われるが、本来の趣旨に反するので、最
後は規制庁-原子力規制委員会という名称に決まった。この経緯からいけば、原
子力規制委(田中委員長)がこの間「安全基準」という単語を使っていた、又はほ
っといたということ自体がおかしい。

○国民のパブコメが3000件あろうと5000件あろうとムシする規制委。それが匿名
の男性読者の指摘で田中委員長がすぐ、27日「安全基準」をやめて、「規制基準」
に変えるといった。この急変の理由は何だろうか?柳田が推測するに、「安全基
準」と言って、近い将来に原発事故が発生したら(残念ながら、その可能性あり)、
規制委が責められる。故に自分の保身も含めて「規制基準」と変えたのではない
かと思う。「安全基準」よりは「規制基準」の方がより正確な単語で、それはそ
れでいいのだが…。

○なお、私たちは、この2ヶ月ほど安全基準でなく、規制基準という単語をなる
べく使用してきた。今後、電力会社、規制委、政府の使う単語にもっと敏感にあ
りたい。反原発運動の前進のために。

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┗■2.メールマガジン読者からのイベント案内(問い合わせは主催者へ)
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◆3/31公開学習会のご案内

牛久市など茨城県南部では、3・11原発事故での放射能汚染による健康被害
を心配する、小さな子どもを育てている母親などが、自治体などに対策を求めて
運動を進めています。
そのような中、牛久市では次の公開学習会が開催されます。参加をお待ちしてお
ります。
環境学習同好会 公開学習会
「内部被ばく」こうすれば防げる
~放射能を22年間測り続けた女性市議からのアドバイス~

講 師:漢人明子(小金井市議会議員)
日 時:2013年3月31日(日)PM1:30~4:00
参加費:無料
場 所:茨城県牛久市中央生涯学習センター
主 催:環境学習同好会
共 催:原発いらない牛久の会・生活クラブ生協茨城牛久支部委員会・常総生活
協同組合
協 賛:脱原発ネットワーク茨城
問い合わせ:080-5193-5218 藤田茂輝(たんぽぽ舎会員)

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┗■3.新聞・雑誌より2つ
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◆「原発新基準対策5年猶予撤回を」 市民団体、規制委に要望

原子力規制委員会が原発の新規制基準導入に向け、一部の対策に5年の猶予期
間を設ける基本方針を示したことに対し、「原子力規制を監視する市民の会」が
26日、撤回を求める要請書を規制委事務局に提出した。
要請書では「安全のためには何でもするのが規制委の出発点だったはずが、安
全よりも電力会社の都合を優先した」と批判。「地震も津波もテロも猶予期間を
待ってくれない」と指摘した。
井野博満東京大名誉教授は同日、都内での会見で「猶予する理由の明確な説明
がない。できることは全てする姿勢が大切だ」と強調。元原発設計技術者の後藤
政志氏も「猶予期間に事故が起こらない前提に立っている。事故があれば最悪の
事態になりかねない」と訴えた。(後略)  (3月27日東京新聞より抜粋)

◆損保 地震保険、大幅値上げへ

地震保険料が来年7月から大幅に値上げされそうだ。損害保険各社でつくる団
体が最大30パーセントの値上げを発表した。東日本大震災で保険金支払いがかさ
み、財源不足になったため。地震の危険度に応じた地域区分も見直す。
(3月27日朝日新聞より)

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┗■4.テント日誌3/24日(日)経産省前テントひろば561日目
|  ~桜が満開となったこの日、日比谷野音では「原発被災者と
|  支援者の集い」が行われ、テントへは有難く無い訪問者が~
└──── (Toku-san)

この日の東京は、花曇り。前日までとは違い少し肌寒く感じるくらいの陽気で
ある。天気予報では、夜には一部で雨が降るという。先週の金曜日の夜に規制庁
の抗議へ行った際に赤坂一丁目~六本木一丁目に続く桜並木は、満開を迎えてお
り、多くの人達が、写真を撮影していたが、満開の桜の見ごろも今日までのよう
だ。

14時からの「原発被災者と支援者の集い」のデモに間に合うように新橋へ向か
っていると、テントのスタッフのTさんから連絡が入った。右翼団体の街宣車が
テントへやって来て、拡声器を使って、テントへ罵声を浴びせて行ったという事
だった。日比谷野音に行く前にテントに寄って確認したところ、以前テントに来
た事がある全国組織の右翼団体の街宣車が7台くらいテントへやってきて、内2台
が歩道に乗り上げ、テントの前まで車をつけたということだった。完全に道交法
違反。それだけでなく、たいへん危険な行為である。警察は断固同じ様な行為を
許さないで欲しい。

デモの出発時間が迫って来たので、テントにいらした方に後をお願いし、トラ
メガとジャンべ(アフリカの太鼓)を持って、日比谷野音に向かった。途中、集
会に参加されて、テントへ向かう方とすれ違ったのだが、デモは中止になって、
代わりに参加者との質疑応答が行われる事になったという事だった。デモに不慣
れな方達が多いと思って、盛り上げるために準備してきたので、ちょっと残念。
野音の中に入ると、ちょうど、集会は休憩中だったが、参加者の方は、会場の前
半分くらいにいらっしゃる程度、わざわざ福島から被災者の方が大型バスが2台
でいらしたにも関わらず、東京側で参加した支援者の数が少ないのは非常に残念
である。
休憩が終わってからも福島からいらした様々な立場から被災者の方達の話が続
いた。「まだ、事故が終息していない中、安易に戻そうという政府の対応は無責
任だ。政治家が住めばいい。」「保証金をもらって酒を飲んだり、パチンコばか
りしていると言うが、仮設に引きこもって鬱になるくらいなら、酒を飲んだり、
パチンコをしたりした方がいい。」
原発事故により、被害を受け、生活の糧、生きがいを奪われた方の切実な声で
ある。集会が終わり、野音で一緒になったAさんと一緒に野音の裏に停めてあっ
た福島の方達が乗ったバスをお見送りした。わざわざ東京まで訴えにいらして、
集会後どこにも寄らず、バスでトンボ帰りである。見送りの人数はその場にいた
数人程度しかいなかったが、もっと多くの人数で見送り、勇気づけてあげたかっ
た。6月に原発被災者の方が参加される集会とデモが開催されるという事なので、
テントとして、全面的にバックアップ出来ればと思う。

見送りを済ませ、西幸門から外に出て、日比谷公園を後にテントの方へ向かお
うとしたところ、テントと反対側の東電方面から、デモ隊のシュプレヒコールが
聞こえて来た。よく見ると、内幸町の交差点の先に日章旗をたくさん掲げたデモ
隊の姿が見えた。そう言えば、この日は、日比谷公園をゴールとした右系の「日
教組」を批判するデモが予定されていた。急いで、テントへ戻ると、テントのス
タッフの方にも状況が伝わっていて、テントの外に出していたパイプ椅子を片付
けられていた。本当に歓迎出来ないお客さんが多い一日だ。テントに来ていない
スタッフの方に状況を連絡し、デモ後に集会が行われている日比谷公園の中幸門
まで引き返してみた。集会は、その場で解散したようで、まとまってテントへ来
る可能性は低そうだったので、テントへ戻ると、デモに参加たと思われるテント
によく来る男性が来て、いつもの通りトラメガを使って罵声を浴びせ、帰って行
ったという事だった。その後、暫く警戒体制をひいていたが、テントへ嫌がらせ
に訪れる可能性が少なかくなったので、宿泊当番の準備をするために一度帰宅す
る事にした。日比谷野音で開催されるに参加した後、当番まで時間があるので、
千鳥ヶ淵の通り抜けに行ってみようと思っていたが、残念ながら、行けなくなっ
てしまった。泊まり番の時に時間を作って、外務省前の桜並木と日比谷公園の桜
を見に行こうと思う。

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