「『0602反原発☆国会大包囲』に参加して (その2)」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1858】
2013年6月6日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「0602反原発☆国会大包囲」に参加して (その2)
原発現地からの発言:泊原発、大間原発、島根原発、福島原発、東海原発
(斎藤なぎさ たんぽぽ舎ボランティア)
★2.島村英紀さんの「やさしい地震と原発の話」連載シリーズ<1>
(※出典『長州新聞』2013年2月22日、25日号)(地震学 島村英紀)
≪1万人が死んだ安政江戸地震は隅田川で発生したがそこに活断層はない!≫
≪原発は、活断層だけを警戒していればいいのだろうか?≫
★3.都議会、知事の所信表明演説から。
東電改革の推進というなら、福島原発事故についても何か言ってよ
~オリンピック推進だけが都知事の仕事じゃないでしょ~(アツミマサズミ)
★4.読者からのイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
◇日弁連主催 第56回人権擁護大会プレシンポジウム
「福島原発事故被害の補償・救済はこれでよいか?」
6月8日(土)13:30~、弁護士会館2階講堂「クレオC」
◇緊急勉強会「モンゴルを襲う核のゴミ
モンゴル核廃棄物処分場問題は終わっていない」
7月6日(土)午後2時~、サクラファミリア(大阪)
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※6月9日(日)13時~18時 於・スペースたんぽぽ。10年ぶり?たんぽぽ舎バザー。
【バザー&のんびりカフェ】「いつも忙しい毎日だけど、今日はゆったり
のんびり、本でも選んでお茶して帰ろうか」1000円で書籍4冊+1ドリンク。
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┗■1.「0602反原発☆国会大包囲」に参加して (その2)
│原発現地からの発言:泊原発、大間原発、島根原発、福島原発、東海原発
└────(斎藤なぎさ たんぽぽ舎ボランティア)

1.佐藤英行さん(泊)岩内原発問題研究 岩内町町議の報告。
–3月9日、岩内で予定されていた集会は猛吹雪で中止になった。車が動か
なくなり、逃げ切れずに亡くなる人もいる。そのような所で防災計画など作
れるわけがない。しかし国は再稼働しようと原発に燃料を装てんしている。
2.中道雅史さん(大間原発)大間原発反対現地集会実行委員会事務局長の報告。
–プルトニウムを燃やすためだけのフルMOX大間原発は核燃サイクルに口実
を与える。8月に完成予定の陸奥中間貯蔵施設に柏崎刈羽原発から溜まった
使用済み核燃料が運ばれるが、それは刈羽原発を再稼働するためである。先
月、数名で刈羽の集会に参加して訴えた。遠くの2つの核施設があるところ
がつながったと思う。全国、全世界とつながっていこう。
3.近藤容人さん(柏崎刈羽)刈羽村村会議員の報告。
–原発事故が起これば新潟県民全員が死んでしまう。再稼働するなら100年
かかろうが事故の原因を確認してからにしろ。避難計画を作れと言うがふざ
けるな。雪が50センチも積もるのに、格納容器が壊れたら避難などできない。
必ず正しい者が勝つ!
4.山内雅一(六ヶ所/大間原発)八戸PEACE LANDの報告。
–青森には六ヶ所村、東通、陸奥、大間と核施設が色々ある。原発は人の絆、
心と心を断ち切る。原子力ムラに打ち勝つには僕らがつながることしかない。
6月15日・16日のフェスティバル「大MAGROCK」に是非きてください。
5.山崎泰子さん(島根)金曜日実行委員会の報告。
–島根原発は唯一、県庁所在地にある。県庁は原発から9キロ、自宅は原発
から7.5キロの地点にある。2つの活断層がある。電気は余っている。毎週金
曜日には県庁に集まり、先日44回目になりました(ここで拍手が起こる。)
島根弁でシュプレヒコール。
6.佐藤かずよしさん(福島)いわき市議の報告。
–あれから福島は被曝後に入りました。汚染された大地と空気の中で暮らし
ている。小児甲状腺がんは100万人に1人か2人が普通だが福島では3万8000人
のうち10人いる。福島の人たちは分断され、声をあげる者が村八分になる。
福島原発告訴団を支援してください。9月に請願を提出するので手を貸して
ください。
7.安藤栄作さん(福島)彫刻家の報告。
–海沿いに住んでいたが津波で家を流された。関西に家族と避難。警官たち
に言いたい。一番僕らのことを見ていてくれたのは警官。警官の中には原発
に反対している人もいると思う。心の中で脱原発を一緒に唱えて。
8.小川仙月さん(東海)東海村村議の相沢一正さんのピンチヒッター。
–東海原発を止めることは他の原発を止める突破口になる。福井は半分近く
が原発に依存しているが、東海は商業用なので9分の1、10分の1しか依存し
ておらず、原発のない街を作るのに手の届くところにある。村上村長は次期
選挙に立候補をまだ表明していない。村上村長に立候補するように便りを出
すなど応援して欲しい。チェルノブイリ原発事故後ベラルーシに行ったが
(ベラルーシの子供たちの写真を掲げ)この子供たちは全員亡くなりました。

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┗■2.島村英紀さんの「やさしい地震と原発の話」連載シリーズ<1>
└────(地震学 島村英紀)
(※出典『長州新聞』2013年2月22日、25日号。著者の了承を得て掲載。)

≪1万人が死んだ安政江戸地震は隅田川で発生したがそこに活断層はない!≫
≪原発は、活断層だけを警戒していればいいのだろうか?≫

原子力規制委員会(以下、規制委員会)が2012年9月に発足した。その後現
在までに、規制委員会の専門家調査団は各地の原発(原子力発電所)敷地内の
活断層調査を行っている。
福井県の敦賀原発は直下に活断層があると判断し、再稼働を認められないと
の見解を示した。また青森県の東通原発の敷地内にも活断層がある可能性が高
いとの報告書案を示した。福井県の大飯原発も調査を行い、調査団の意見は割
れたものの、活断層だと判断する委員もいることが報じられている。この調査
団は地球科学者から構成されていて、規制委員会の地震学者の委員一人と、お
もに変動地形学を専攻する学者たちである。
当初は規制委員会が原発推進派の人事で固められたという批判があって、手
続き上、本来は必要な国会の同意も得られないまま発足した。しかし、民主党
から自民党に政権が変わったあとは、規制委員会の行方をもっと危惧している
向きも多い。
それだけに「脱原発」や「危ない原発の停止」など、いままでの日本の原発
路線に対して規制委員会がどこまで変更してくれるのかに期待する向きもあり、
他方、再稼働のための路線を敷いているのにすぎないという見方もあって、注
目が集まっている。
ここでは、規制委員会が行っている活断層調査と、それと密接に関係する、
それぞれの場所での将来の大地震の想定について、科学的な視点からの論評を
行う。
規制委員会がなにを目指しているのか、という政治的な評価には、あえて踏
み込まない。つまり科学的な問題点だけでも、十分に大きなものが残っている
ことを明らかにしたいのである。
地震は地震断層が起こす。その地震断層には地下深くにあるものも、浅いも
のもある。このうち「地震を起こした地震断層が地表に顔を出しているもの」
を活断層というのである。
つまりたとえ同じ大きさの地震を起こした地震断層があっても、それが地表
に見えなければ活断層ではない。また、首都圏の多くの場所のように、たとえ
ば関東ローム層という厚い土が表面にあるところでは、その下の岩のなかに地
震断層があって地震を起こしても、そこには活断層はないことになっている。
たとえば1855年に安政江戸地震があり、日本の内陸で起きた地震としては最
大の死者数、約1万人を生んでしまった。
しかし、この地震は震源(地震断層)が明らかに隅田川の河口にあったのだ
が、そこには活断層はない。<次号につづく>

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┗■3.都議会、知事の所信表明演説から。
│ 東電改革の推進というなら、福島原発事故についても何か言ってよ
│ ・・・オリンピック推進だけが都知事の仕事じゃないでしょ・・・
└────(アツミマサズミ たんぽぽ舎ボランティア)

東京電力の株主総会を前に、東電の大株主である都知事の猪瀬氏が第二回都
議会定例会知事所信表明でどういった発言をするか、期待していたけどがっか
り。所信表明の中身の多くが2020年東京オリンピック招致なのはご愛敬
(ただし知事本人による立候補都市批判発言についての発言ナシ。遺憾の意く
らい示せばいいのに)としても、東京電力の改革の推進の中で福島原発事故と
東京電力の対応について一言もふれていないのは問題では。
環境・エネルギー戦略の中で東京電力改革にふれること自体、地球温暖化防
止のために原発推進という福島原発事故以前の「原発ルネッサンス」を思い出
させて、個人的に面白くない。
東電改革の推進として常時バックアップの拡大を実現させ、老朽化した火力
発電所のリプレースを進めさせることを働きかけてきたことを言っているけど、
喫緊の課題はなんといっても福島原発事故による被災者の救済でしょう。東京
都だって東日本大震災の被災者を東京武道館や赤坂プリンスホテルなどで受け
入れたではありませんか。
また、所信表明の中で世界中から人を呼び寄せるとも言っているけど、その
大きな支障の一つは福島原発事故でしょう。福島原発事故は様々な所に影響を
与えているのだから、なかったことにしようとしてもダメだと思いますけど。
東電株主総会では大電力消費地の代表として、被災者救済や柏崎刈羽原発の
再稼働問題について、ガツンと言ってくださいね。

2013年第2回都議会所信表明の全文は下記にて
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/HATSUGEN/30n63100.htm

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┗■4.読者からのイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆日弁連主催 第56回人権擁護大会プレシンポジウム
「福島原発事故被害の補償・救済はこれでよいか?」

日時 6月8日(土)13時30分~16時30分(13時受付開始)
場所 弁護士会館2階講堂「クレオC」(「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
参加費無料、申し込み不要(ただし定員100名)
詳細 http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2013/130608.html
【第1部】基調報告と問題提起
1.基調報告 テーマ:「福島原発事故の損害賠償の法理をどう考えるか」
淡路剛久氏(日本環境会議理事長、立教大学名誉教授)
2.問題提起
除本理史氏(日本環境会議常務理事、大阪市立大学教授)
小海範亮氏(弁護士、第二東京弁護士会所属)
【第2部】パネルディスカッション
テーマ:
「福島原発事故被害の補償・救済をめぐる現状・問題点・今後の課題」
主催 日本弁護士連合会
問い合わせ先 日本弁護士連合会 人権部人権第二課
TEL 03-3580-9509 FAX 03-3580-2896

◆緊急勉強会「モンゴルを襲う核のゴミ
モンゴル核廃棄物処分場問題は終わっていない」

原発に反対でも賛成でも核燃料と廃棄物の問題は喫緊の課題です。
モンゴルの核問題について知り 一緒に考えましょう。
モンゴルからの生の声を聞き、わたしたち自身の問題としてモンゴルの核を
考える勉強会にご参加下さい。どなたでも自由にご参加いただけます。

日時 7月6日(土)午後2時~6時
会場 サクラファミリア(カトリック大阪大司教区センター)
大阪市北区豊崎3-12-8 地下鉄中津から徒歩2分、阪急梅田から徒歩4分
登壇予定者:アリオンボルドさん(モンゴル国環境団体ゴロムト代表)、
今岡良子さん(大阪大学准教授)、芝山豊さん(清泉女学院大学教授)ほか
参加費:資料代実費
主催 モンゴル核問研究会・モンゴル研究会
※要・参加申し込み モンゴル核問題研究会 mongolnuke@yahoo.co.jp
※詳細なプログラムは6月25日以降モンゴル研究会のWEBサイト
http://mongolkenkyukai.jp/news.htmlに掲載予定です。

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【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字
以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容を
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