「テントを守ろう 毎週火曜日 テントへのおさそい」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1710】
2012年12月30日(日)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします

                           転送歓迎
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★1.テントを守ろう 毎週火曜日 テントへのおさそい
   『テント』の前で椅子に座ってもらうだけでも力になります。
         午前10:00~午後7:00 のうちの「一定時間」
                   柳田 真(たんぽぽ舎)
                   山本礼治(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.新聞・雑誌から
  ◇安倍新内閣 名付けるなら (その2)(12/27 東京新聞「こちら特報部」
★3.テント日誌 12/26日 経産前省テント広場―472日目
   安倍内閣の成立と緊張するテント内の風景から
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┗■1.テントを守ろう 毎週火曜日 テントへのおさそい
 |   『テント』の前で椅子に座ってもらうだけでも力になります。
 |         午前10:00~午後7:00 のうちの「一定時間」
 └──── (柳田真 たんぽぽ舎 山本礼治 たんぽぽ舎ボランティア)

(1) 現状
  冬季になり座り込み人数が少なくなっています。テントでは安倍新政権にな
  ったことで緊張感が走っています。全国反原発運動のシンボルとなっている
  経産省前テントひろばを防衛するため、一人でも多くの参加を要請致します。
  暖かい服装でおいで下さい。
(2) お願い
  テントは12月29日現在、434日になり24時間体制を維持しております。上記
  の現状を御理解のうえ、数時間でも結構ですので、是非、御協力お願い致し
  ます。たんぽぽ舎は自発的割り当てとして、一週間のうち火曜日への「テン
  トを守ろう参加者」を募っています。疲れた時は、テントの中に入って休め
  ます。(第1テント:男性用 第2テント:女性用)
(3) 参加をお願いする日
  1/8(火) 1/15(火) 1/22 (火) 1/29(火)
  参加できる方はご連絡下さい。   E-mail nonukes@tanpoposya.net
                   TEL 03-3238-9035
                   FAX 03-3238-0797

★年明け1月4日(金)午後5時~7時、テントを守ろう集会 参加しよう
 主催 経産省前テントひろば(会場もテントひろばです)
 問い合わせ 070-6473-1947(テントの電話です)

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┗■2.新聞・雑誌から
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◆安倍新内閣 名付けるなら (その2)
 大田昌秀さん、北原みのりさん、宮崎学さん、森田実さん、
 辛淑玉さん、國分功一郎さん

民主党政権からの宿題は原発だけではない。元沖縄県知事の大田昌秀さん(87)
は「沖縄復帰の標語は『平和憲法下への復帰』だったが、実際は『日米安保への
復帰』。沖縄人は憲法を大事にする気持ちが強い。新内閣は『改憲内閣』になり
かねず、心配だ」と語る。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)について安倍首相は「辺野古移設に努力す
る」と言明したが、大田さんは「沖縄の怒りは頂点に達している。政府が県内移
設をごり押しすれば、行政もコントロールできない事態になる」と懸念する。
領土問題についても「沖縄の漁師は日本と中国、台湾の漁民が協定を結んで仲良
く漁をすればいいと思っている。尖閣諸島問題で武力衝突する事態になれば、ま
ず沖縄が攻撃される。武力に訴えるというのは本土の人間の発想だ」と危ぶむ。
エッセイストの北原みのりさん(42)は「戦争ごっこで遊びたい『ネトウヨ内閣』
とでも名付けたい」と話す。憲法改正や対中・韓強硬路線の発言が、ネット上で
熱狂的な支持を集める安倍首相。選挙中は東京・秋葉原で麻生副総理兼財務相と
ともに、日の丸の旗を持った群衆に歓迎された。
北原さんは安倍首相やネット上の支持者に共通するのは「脳内愛国」だという。
「領土を守るためには武力行使もありと意気込むのは、よほどの平和ボケ。本物
の血が流される戦場の現実感がないのだろう。日本が抱える自信喪失や社会のダ
メさ加減の裏返しだ」
作家の宮崎学さん(67)も安倍氏が提唱する国防軍に引っかけ「国防軍オタク内
閣」と名付けた。
「国民の生死に関わりかねない国防軍の創設は、自身の命をなげうつ覚悟があっ
てこそ主張できるテーマ。(前回の首相時に)腹痛で辞めるような人に、国民の
命を預かる覚悟があるとは思えない。せいぜい軍事オタクという程度の存在だ」
同様に「極右はしゃぎすぎ内閣」と命名したのは政治評論家の森田実さん(80)
だ。「閣僚の顔ぶれに極右が目立つ。大臣をやりたい人間がポストに就いて、隠
しもせずに喜びを爆発させている。自民党の政治家はもっと誇り高かったのに」
愛国教育を主張する下村博文氏が文部科学相になった点についても「教育の国家
統制は大間違いだ。およそモラルに欠ける政治家たちに道徳を説く資格はない」
と憤る。
女性閣僚は2人だけだが、党役員人事では政権与党として初めて女性が三役に登
用された。だが、人材育成コンサルタントの辛淑玉さん(53)は「女を使い、参
院選向けに美しく見せかけた『厚化粧内閣』。参院選で勝てば、その瞬間に化粧
ははげ落ち、タカ派の素顔をさらす」と話す。
行政改革担当相の稲田朋美氏らは「いわゆる従軍慰安婦の強制連行は事実無根」
と積極的に発言を続けている。これに対し、辛さんは「戦時下の性暴力は男性優
位の構造で起きる世界共通の現象。それを日韓問題に矮小化し、同じ女としての
痛みさえ感じない。女の皮をかぶったオヤジのようなもの」と批判した。
高崎経済大の國分功一郎准教授(38)は「教育改革に熱心な安倍さん自身、勉強
が足りない」とみて、「学力低下内閣」と命名した。
國分さんは「憲法改正を掲げるが、憲法とは『それを守る限り、国家が国民を統
治できる』という国民による国家に対する”縛り”。日銀法改正も、世界各国が
順守している中央銀行の独立性を侵すものだ」と説く。
「あるべき仕組みを『政治で無理やり変えてやろう』との発想は、物事を知らな
いから。きちんとしたブレーンを置いて勉強し直しては」

[デスクメモ] 衣の袖から鎧(よろい)がちらつく政権である。「保守」という
単語が被されがちだが違和感がある。保守とは冒険主義の対極にある。安全も廃
棄物処理の展望もない原発を動かし、人を国家という幻想に縛りつける。それは
冒険主義にほかならない。こんな言葉のすり替えからも衣の下が透けてくる。
(牧)

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┗■3.テント日誌 12/26日 経産前省テント広場―472日目
 |  安倍内閣の成立と緊張するテント内の風景から
 └──── (M/O)

 12月24日はクリスマスイブであったが、テントではささやかな忘年会が開かれ
ていた。テントに出入りする年配の人が差し入れてくれた鴨やキジの鍋がメイン
の会というところか。クリスマスケイキもあってイブらしいところもあったが話
は自然にテントの今後をめぐっての議論になった。誰のこころにも安倍内閣の成
立とともにテントをめぐる権力との関係が変わるだろうという意識があって自然
にその議論になる。心的にいえば緊張感も含めてテントの初期段階に戻っている
といえるのだろうか。
 考えて見ればテントが脱原発運動の形態、あるいは表現として未知の領域に踏
み込んだことは明らかだが、これがどのように展開していくから手探りですすん
できた。これは首都圏反原連が主催する首相官邸前行動の場合も同じなのだと思
う。この手探り状態の中で権力側との緊張感がますだろうという予想のもとで人
々の心的緊張感も高まっているのだ。こうした中で私たちはどういう原則という
か考え方の大きな枠組みを持ってきたのだろうか。これは人によっては微妙に違
うかもしれないが、権力との関係でいえば非暴力抵抗という線でいこうというこ
とがある。具体的なイメージは権力側の出方にもよるが、これは誰もが認めてき
た原則である。また、もう一つ権力に対する抵抗の形態をめぐってこちら側が分
裂することを避けようということだ。これは権力と対峙する運動が抱えてきた病
であり、これに陥ることは避けようということだ。これももう一つの原則である。
 テントも大きな脱原発運動の流れの中にあるが、この中で繋がっていくこと運
動者の意識や価値観で運動の内部分裂を引き起こしていくことを避けることを自
覚してきた。このことはテントの運動をどのように見ているかといことになるが
、こうした二つの原則が守られれば何が来ても大丈夫である。
 26日の午前中にインドネシアでのコトバンジャン・ダム被害者住民裁判の高裁
での判決があり、原告団のみなさんがテントを訪れた。このダムは日本政府・東
京電力(東電設計)・JICAなどがODAで作ったダムである。これはスマト
ラ島中部に出来たものだが、「希望の村」と言われるほど実り豊かなコトバンジ
ャン地域がダムに沈められ約5000世帯・23000人が農地を奪われ,強制移住先で悲
惨な生活を余儀なくされている。この住民たちの提訴した裁判である。彼等との
話に中でインドナシアでは現在4基の原発建設がすすめられようとしているとい
うこと明らかにされた。インドネシアが天然ガスの資源が豊富であり、原発建設
の必要はないらしい。しかし、この天然ガスを日本などに輸出し、国内は原発で
まかなう構想らしい。ここに日本の原発輸出が絡むことは想像にかたくない。コ
トバンジャン・ダムで生起したことが原発で起こればということも考えられるわ
けだ。また、インドネシアは地震国である。こんなところに原発を輸出してどう
するのだと思う。地震国日本での原発の教訓をこそ伝えて欲しいところだ。あら
ためて原発輸出の動きに注目したいところだ。
 年末年始という光景が近づいている。テントでも12月28日からそれがはじ
まる。12月28日は今年最後の首相官邸前行動がある。テント前では16時か
ら17時まで一年をふりかえるあおぞら放送があり、17時からは吉岡史郎君を
はじめとする4名の追悼会がある。年末年始の企画としては12月31日にテン
ト前紅白歌合戦、1月1日(元旦)は経産省テント元旦マラソン《11時スター
ト・14時終了》、終了後には甘酒や豚汁のふるまいもある。1月2日は15時
~17時の川柳句会、1月3日には13時から19時まで「Afutaer3・
11~霞ヶ関の中心で愛を叫ぶ」というコンサアートがある。1月4日には餅つ
き大会も開かれる。年末年始はテントに足を運んでほしい。それがテントを守る
最良の行為である。

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